Nicotto Town


安寿の仮初めブログ


オランダのデン・ハーグにいます。


今日からドイツを出発して、
オランダとベルギーを旅していきます。

いつものように朝6時に起きて、シャワーを浴び、
朝食を食べて、コーヒーを飲む。
これで、冷蔵庫の私のスペースは、
あらかたキレイに片付きました。

次に荷作り。
といっても、前日に半分くらい荷物を作っておいたので、
あとは衣類を圧縮パックを使って、トランクに詰めていくだけ。

そして、教科書やノートや買った本などは、
トランクに入れて運ぶと重いので、
小包にして、郵便局から日本に送ってしまいます。
7キロの小包が、日本宛で約63ユーロ。
結構な値段ですが、まあ、仕方ないでしょう。

そして、ベッドのシーツを剥がして、
地下室の洗濯置き場に持ってゆき、
自分の部屋に掃除機をかけておしまい。
お世話になったホストの方に鍵を返して、
ドイツ語と日本語で御礼を言って、いざ出発です。

毎朝リスが餌を探しに庭を横切るような素敵なお家でした。
ホストの方も親切な方でした。
ここで2ヶ月間暮らしましたが、
でも、もうここに戻ってくることはないのでしょう。
そう思うと、すべてが名残惜しいです。

  サヨナラだけが人生さ…。

デュッセルドルフの中央駅へと向かい、
そこからオランダのアムステルダム行きのICE、
インター・シティー・エクスプレスに乗ります。

でも、今度の目的地は、アムステルダムではなく、
手前のユトレヒト、
そう、最近テロ事件が発生したユトレヒトで途中下車。
ここから、都市間快速のような列車に乗り換えて、
デン・ハーグに向かいます。

オランダの首都は、人口が一番多いアムステルダムではなく、
ここ、デン・ハーグで、
北海に面した60万人弱の都市です。

でも、国会議事堂や、政府の機関がありますし、
そして、国家間の紛争に対して調停を下す国際司法裁判所も、
ここハーグにあります。

その点から言うと、デン・ハーグは、
単にオランダの首都であるだけではなく、
国際社会にとっても、とても重要な都市なのです。

デン・ハーグ中央駅に到着。
中央駅で、トラムの1日券と
次の旅行先であるベルギーのブリュッセルまでのチケットを買って、
ホテルに向かいます。

ホテルは、いつものように安宿なのですが、
ゲストハウスは、同じ部屋の同居人に気をつかって、
とても疲れるので、旅の最後はシングルルームにしました。

場所は、観光にとても便利なところにあるのですが、
宿の設備は、まあ推して知るべし。
でも、1泊5000円程度で、
自分一人の空間が確保できたので良しとします。

チェックインして、宿に荷物をおいて
さっそく国際司法裁判所を見学しに行きました。

国際司法裁判所は、
オランダ語では、Vredespaleis 
英訳すると、Peace Palace
日本語訳で、平和宮。
そのビジターセンターを見学してきました。

無料でオーディオガイドを貸してくれますが、
日本語のオーディオガイドがないので、
英語のオーディオガイドを借りました。

でも、3月中は閉館時間が4時なので、
なんだか未消化な見学になってしまいました。
ビジターセンターだけなら無料なので、
明日時間があれば、もう一度見学してみましょう。

その後、北海の海岸までトラムで移動して、
スヘーフェニンゲンという海辺のリゾート地を見学。

クールハウスという高級リゾートホテルも有名ですし、
(冬なので改築工事中のようでしたが)
遠浅で広々とした浜辺から、沖に着きだしている桟橋ピアも、
誰もが一度は写真で見たことがあるのではないでしょうか。

でも、まだ3月ですから、
浜辺を歩く人影はまばらですし、
桟橋も海からの風に吹かれて、
なんとなくさびれた雰囲気が漂っています。

村上春樹の『海辺のカフカ』に出てくる、「海辺のカフカ」の絵。
その風景は、おそらくこんな海岸ではないでしょうか。

でも、こういう雰囲気が私は好きなのです。
さびれていて、廃墟のような雰囲気が漂う観光地。
映画『ベニスに死す』のような、
虚無と退廃の中に沈んでいく人々。

沖合には、この近くにあるロッテルダム港への
入港を待っているのでしょうか。
大型船が何隻か停泊しているのが見えます。

浜辺を歩き、
桟橋を一番先の、
そのまた展望台の上まで昇り、
写真を何枚も撮って、
また、戻ってきただけですが、
とても感傷的な時間を過ごせたような気がします。

デン・ハーグに滞在している間、
ここももう一度訪ねてみたいですね。

さて、明日は事前に予約しておいた、
オランダの国会議事堂の見学です。

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2019/03/30 05:22
>うとうとさん

確かにオランダ語は、ドイツ語に似ています。

ですが、英語とドイツ語が似ていても、
私のクラスメートのアメリカ人が、
ドイツ語を習わなくてならかったように、
オランダ人にドイツ語を使ってみても、オランダ人には通じません。

その点から言うと、ヨーロッパの小国において、
英語は、もはや必須条件になっています。
英語ができなければ、スーパーのレジさえできません。
だって、私のような人間が買い物にくるもの。 ☆\(ーーメ)

私の英語は、ドイツ語と同様、
コミュニケーション能力が低く、
しかも、話そうとすると、英語とドイツ語が混じってしまって、
何語を話しているのか、かえってわからなくなっている状態なのですが、
オランダ人は、とても親切で、私のためにいろいろと気を使ってくれます。

長崎の出島で、異国の文化に驚いている蘭学書生の気分です。
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2019/03/29 12:37
オランダ(ハーグ)は、ドイツ語で会話ですか?



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