Nicotto Town


安寿の仮初めブログ


デュッセルドルフの桜はもう満開


今週の授業が終わりました。
来週は、最初の三日間だけ授業があり、
それで3月の授業はおしまい。
そして、私は日本に帰らなければなりません。
帰る前に、オランダとベルギーを旅行するけど… ☆\(ーーメ)

さて、デュッセルドルフは、
日本企業が多く進出している結果、
日本人コミュニティが形成されています。
駅前の脇から旧市街に向かって伸びるインマーマン通りは、
日本のラーメン屋、焼き鳥屋など、日本料理店が並び、
日本の本を扱う書店や、
日本の食材を扱うスーパーマーケットを
至る所に見かけます。

デュッセルドルフは、
ライン川東側が市街の中心地ですが、
対岸のオーバーカッセルやニーダーカッセルは、
静かな高級住宅街で、
そこには数多くの日本人が住んでいます。

ですから、オーバーカッセルやニーダーカッセルには、
日本人学校があり、日本庭園が広がるお寺があり、
日本人が多く住んでいるからでしょうか、
桜の木を多く見かけます。

東京では今週、桜の開花宣言が出たようですが、
ここデュッセルドルフでは、
先週の日曜日の時点で、ソメイヨシノが3分咲き。
現在は、もう満開です。

でも、悲しいかな、
日本のように桜並木になっているところがほとんどないので、
たった一本で満開になっていたりします。

日本では木蓮が咲いた後、
ソメイヨシノが咲いたように思うのですが、
ここではソメイヨシノと木蓮が同時に満開を迎えています。
日本より緯度が高くても、それだけ暖かいのですね。

面白いことに、ドイツの冬は、南の方が寒いのです。
北の方は、北海に近いため、
日本の日本海側と同じように、
冬場は、どんよりとした雲が低く垂れ込めていることが多いのですが、
しかし、海に近いせいか、それほど気温が下がりません。

それに対して、ドイツの南は、
スイスに面しているため、高地で、
しかも、大陸の内陸部に当たりますから、
冷え込むようなのです。

デュッセルドルフの気温は、
10℃~20℃の間ですが、
南のミュンヘンは、10℃以下のことが多いです。

北海道で言うと、
雪がたくさん降る小樽より
旭川の方が寒いのと同じような感じなのでしょう。

カーニバル以降の悪天候も、ようやく収まって、
この三日間は、とても良い天気でした。
朧月夜も綺麗でした。
明日のお彼岸には、デュッセルドルフのお寺でも、
法要が行われるようです。

でも、私は、7年ぶりに、
ヴッパタールのモノレールに乗りに行こうかと思います。

今回、デュッセルドルフに拠点を構えて、ルール地方を歩き回ったのは、
ヴィム・ベンダース監督『都会のアリス』が大好きだからですし、
その作品の中で最も重要となる都市は、ヴッパタール。
そのヴッパタールの街の上空を走るモノレールだからです。
ううう~、鉄子の血が騒ぎます。 ☆\(ーーメ)

いわゆる「聖地巡礼」というものを、
もう一度体験してこようと思っています。




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