ISSで女性だけの船外活動実施へ、史上初
- カテゴリ:日記
- 2019/03/17 21:20:04
宇宙ネタは誰も食いつかねぇって何回も書いてるのに、また宇宙ネタのヤツフサ
です。 (^ω^;)
それは置いといて、国際宇宙ステーションの船外活動員、つまり宇宙服を着てお外
に出るミッションクルーが、男女混合とか男性だけではなく、女性だけと言うので
日記に書いておこうと思いました。
https://www.cnn.co.jp/fringe/35134308.html
なぬなぬ?
米航空宇宙局(NASA)は16日までに、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する女性の宇宙飛行士2人が今月29日、一緒に船外活動に従事する計画を明らかにした。女性飛行士だけによる宇宙遊泳は史上初めて。
2人は、ISSの第59次長期滞在員となっているアン・マクレインさんとクリスティーナ・コックさん。米ヒューストンにあるNASAのジョンソン宇宙センターにはカナダ宇宙庁の女性の飛行統制官が詰めて2人を支援する。
NASAの女性の報道担当者はCNNに寄せた声明で、女性2人による宇宙遊泳は計3回予定されている船外活動の中の2回目。マクレインさんは3月22日に男性の飛行士と一緒の船外活動にも臨むとも説明した。
おおっ!
これって凄いのよね。
宇宙服って分厚い風船みたいなもの。
外は空気なし、中には空気が入ってる。
長細い風船を曲げて頂くとわかりますが、すごい勢いで戻ります。
曲げるのにね力が要りますし。
力を抜くと凄い勢いで元の形に。
そんな服を着て精密作業。
ねじ1本くっつけるのにも命がけ。
なにせゆっくり動いてるように見えて秒速8キロの世界です。
うっかりねじを落としてしまえば、ねじが弾丸の様に漂い、他の衛星を破壊するか
も知れません。
それでなおかつ1気圧の空気が入ってない。
つまり空気が薄い。
酸素は入っているので問題ないのですが、少しでも動きやすくするために、気圧が
エベレストの頂上位しかない。
勿論宇宙服を着て減圧するのも登山と一緒。
いきなり減圧すれば登山病(減圧症)になって最悪死亡します。
なので宇宙服を着るのにかかる時間だけで8時間。
その準備のために船内気圧を下げて体をなじませる時間か含めると1週間近い
ミッション。
なので最低8時間は宇宙服が脱げません。
8時間の着替えでトイレ? そんなの「おむつ」ですよ。
脱ぐのにも8時間掛かるんですから、宇宙ダイエットですね。
無重力って楽しそうと思う人は墜落している飛行機に乗っているのを想像していた
だければわかります。
メチャ怖いんですよ。
実際無重力の訓練では、飛行機を急降下させ無重量にする体験を何度もします。
女性でこれが出来る人って、きっと子供を産んだことがある人だろうな。
極端なG、例えば13Gが掛かった時の呼吸の仕方とかラマーズ法に近いからね。
数日前のニュースなんですけど、宇宙ネタだから書くのをやめたネタで、
米NASA局長、火星に初めて降り立つ人類は「女性」
https://www.cnn.co.jp/fringe/35134129.html
ってネタがありました。
この時すでに「NASAのアン・マクレーン宇宙飛行士とクリスティーナ・コック
宇宙飛行士が、初めて女性だけで船外活動を行う。」と書かれていたのを見逃して
ました。
現在宇宙飛行士は34%が女性の時代。
小柄で力持ちな肝っ玉かーちゃんなら、生命維持装置も無理せず済むと言うもので
す。 実際日本で有人ロケットを作らない理由として、生命維持装置の小型化って
言う壁があるんです。 人間1キログラムが消費する酸素とか水とかです。
水は飲料水を地球から持ってくるのに物凄く金を掛けてますが、酸素はどうしてる
かと言いますと・・・
まず、人間はおしっこをします。
おしっこは水です。
不純物をろ過すれば飲めるくらいに綺麗になりますが飲みたくない。
そこで太陽電池で発電した電気で電気分解。
そして宇宙船の中で酸素として使用。
水素は船内にある二酸化炭素を電気結合させて廃棄したり、再循環させます。
こう言う機械を小型で軽くしないと、1キログラム当たりの人間のお肉に酸素が
足りなくなるわけです。
だから小さくて力持ちの人がいいんですね。
余り小さいと逆に困ることもあるので、身長制限はありますけれどw
まぁ、そんな過酷な宇宙。
ある意味南極で過ごせと言われるより金がかかり辛い職場。
宇宙に女性の進出が進むと、危険な状態になった時の「つり橋効果」で何か不祥事
が起こらない様にする特殊訓練が出来上がってきた証拠でもあります。
宇宙船に分娩室はありませんし、子供が生まれたら成長期過程で低重力障害を起こ
すからです。
ロシアの宇宙飛行士が人類で初めて宇宙ステーション「ミール」に滞在した時の様
に、地球の重力で骨がボキボキに折れる体に育ってしまうでしょう。
宇宙では「男性」「女性」「宗教」「国境」を気にしていたら生き延びられない。
宇宙船が壊れて神様に祈る暇があったら、少しでも生き残るためにどんな絶望も
克服し0.1%でも生きる可能性を出さないといけません。
そこには「男」とか「女」とか「好き」とか「嫌い」とか言う以前に、生命を拒む
宇宙があるのですから、神様の好き嫌い、国家間の争いなんて言ってる場合では
ないのですから・・・
ラマーズ法じゃなくてもいいのね (*´ω`*)
宇宙飛行士は大変な職業だと思います。
何せ仕事ですから、秒単位でスケジュールがあるんだとか。
この実験で使う器具を2つ用意するのは15秒とかそんな感じで。
それを目指す人は宇宙が大好きと言う場聞こえは良いです。
でも実際は「宇宙ヲタク」なんですw
毎回ヤツフサさんの記事読んで思いますが、宇宙飛行士ほんと大変な職業ですね…
そしてそれを目指そうなんて、相当宇宙大好きな人の集まりなんだろうなーと思います(*´ω`*)
小さい頃はヤツフサも宇宙飛行士になりたかったですよ (*´ω`*)
多分日本では少なくても、海外のちびっこでは「なりたい職業」の上位にランクしているのではないでしょうか?
その為競争率もメチャ高いですね (^ω^;)
ロシアだと100億円だったかで宇宙に連れて行ってもらえる旅行があるらしいです。
宇宙飛行士ではなく宇宙旅行者と言う肩書で、ISSにも入れるらしいですよ。
でもとても高いんです (; ・`д・´)