姫はどこじゃ?
- カテゴリ:日記
- 2019/02/28 00:26:09
十二単が欲しくて、毎年この時期、楽しみにしているのですが、、
ダメですね~。
私の求めてるのは、2012年の(平安)が一番近いかなぁ。
今年のも悪くはないんだけども、正装じゃないんです。
あれは袿で略装です。
ただし、この略装ができるのは身分の高い人なんですけども。
気になるのは、袴の色。
大人の女性は緋の袴(真っ赤)です。
濃紫いろの袴は濃きの袴と言って童女用です。
正装には唐衣と裳を着用しなくてはなりません。
唐衣は一番上に着る、チョッキのような、少し短い上着。
裳は薄絹でできた後ろ半分だけのヒダのスカートのような飾り(?)
冠はいりませんが、檜扇は必需品です。
着用の男性服も実は、【束帯】となっていますが、
これは【束帯】ではありません。
ナゾの服装です。
束帯用の帯をしていますが、肩が割れているので束帯ではありません。
われているので直衣でもなく、
袖に縫い目(?)がないので狩衣でもありません。
袴も、直衣の時の袴のように膨らんでいますが、引きずっているので違います。
したがって、二コタのオリジナルの【束帯】なのでしょう。
服装は、時代によって変わっていくので、お雛様の衣装も少し違いがあるようです。
2014年の十二単は江戸風着付けのお雛様のように裳のつけ方が違っていますね。
アレンジされていますが、その着付けを連想しました。
実は十二単はたった一本のひもですべての着物を押さえています。
袿は留まっていないので前がはだけていますね。
そう、裳の引腰という紐で留まっているのです。
でも、江戸風着付けは裳をひっかけたような着付けになっているのです。
服装史も面白いですよ。
裳はもともとスカートのようになっていたのが簡略化されてあのようになって行ったとか。
そして、下着としての袴もだんだんなくなって、打掛になっていきますし。
この時代の袴はズボン型ですが、女学生の袴はロングスカート型ですし。
何処でどうやって、変わっていったんだろうと少し調べたことがあります。
奥が深くて面白いです。
二コタは色のバリエーションを出したいのでしょうが、
私はキホンの決まりは押さえたいのです。←妙なこだわり
上着の色は多少違ってもいいけど、袴は緋色か濃きの袴にしてほしいです。
上着の重ねの色合いとかも、本来は季節によって、決まりがあります。
春の色、夏の色、、と違うのです。
さくらがさね。とかカキツバタ、とか色味の組み合わせによって雅な名前がついています。
私も着付け教室に行っていて、十二単の前でやめました。
そこまで専門的なことは必要ないと思い、やめましたが、行けばよかったです。
ちなみに、花嫁衣装も、舞妓も十二単も略式ではありますが、着ました。
十二単は重いですよ~。
実は国文科出身で着付けもやっていたので、結構平安時代の衣装は
こだわりがあります。
漫画も描いたりしていたので、年賀状にも十二単の絵をかいたりしてました。
描くには、ちょっと勉強しますので(^^;
これは、記憶の知識で書いたので、ちょっと心配になってググってみました。
http://costume.iz2.or.jp/
日本服装史のHPです。
図入りで詳しい説明があります。
やっぱり、この束帯は該当するものがなく【ナゾの服装】でした。(笑)
2012年のが一番正統派に近いと私は思います。
チョコさんの着用品が一番華やかです。
ここ最近のはアレンジが強くて、私には抵抗があります。(^^;
2010年、2014年のアイテムは 袴が赤でした。
今日のは、2012年の(平安)なのですが「緑」だったので 袴の色も違いました。
着付け教室へ通った時、十二単の手前で止めてしまったので実際には触れたことは無いです。
成人式の着付けは練習しましたけど、当日は美容院だったように思います (^-^;
↓ そう、その地味めのアイテムは 伝言板で見てくださいませ。
十二単だけでなく、束帯のこともお詳しいんですね♪
「ナゾの服装」に思わず笑ってしまいました( *´艸`)
すごく残念なことに、2012年の十二単は所持していませんでした~(ノω`c)
そっか一番正統派に近かったんですね~
色が地味だなぁと思って見送った覚えが・・・
服装史も奥深くて面白そうです!