聖ヴァレンタイン
- カテゴリ:コーデ広場
- 2019/02/14 17:44:18
剣をとるうさぎ
本日はヴァレンタインデー。
つまり、聖ヴァレンタインの日、という事なんです。
でも日本はキリスト教国ではないからぴんとこないところはあると思います。
日本って、クリスマスが良い例ですが、
面白そうな事はなんでも面白そうなところ「だけ」取り入れますよね。
しかもそれが販促に使われるから、もーたいへん、です。
聖ヴァレンタインの日、とはどういう日かといいますと、
聖ヴァレンタインが殉教された日です。
キリスト教の聖人は、日本の神社と同じで、
なんらかの御利益などとそれぞれ結びついています。
あるいは、ある特定のものの守護者であるとされています。
そりゃもう色々な聖人がいて、中には、盗人の守護聖人までいるのですから驚きますね~。
……何でもありかよ(何でもありです)。
勿論なんでそうなっているかについては色々な事績が伝えられています。
これは聖人伝というもので読む事ができます。
有名なところでは『黄金伝説』、がそうかな。
さて、この聖ヴァレンタインはどんな人。
ヴァレンタインとは英語読みでして、本来は聖ヴァレンティヌス。
3世紀くらいのローマの聖職者です。
ローマですから、イタリア語ならヴァレンティーノ、になるかな。
恋人たちの守護聖人とされていまして、
その理由としてこんなお話が伝えられています。
当時ローマ軍の兵士は結婚禁止でした!
でも、昔も今も兵士はもてます。
死地に赴く兵士はやっぱりいまのうちに恋人がほしい、できれば結婚したい……。
そんな兵士と恋人を秘密のうちに結婚させてあげたのがこの人だといいます。
そして、その都度若い夫婦に、自分の庭から花を摘んで贈ったのだそうです。
でも、これが露見してしまい、聖ヴァレンティヌスはつかまって、絞首刑にされてしまうのです。
当時はローマ帝国によるキリスト教弾圧が激しい時代でした。
カソリックの話しは、もう、複雑すぎて全く持ってよくわかりませんが、カソリックの教会へ行くのは大好き。特に外国のカソリックの教会はすっごく素敵ですよね。ステンドグラスがもうもう、すごい。
でも、ものすご~い、人々の犠牲の上にあの教会があるのかと思うとなぁ~。
まだ、見てないのですが、友達が面白いから見てみてって送ってくれたカソリック教の司教がカソリックの学校の子供たちに性的虐待をしたインタビューのドキュメンタリーがあるんです。後で、見てみようかなぁと思ってます。うさぎさんもご興味あるなら、リンク貼りますよ。おっしゃってね。
カトリックの聖人とか奇蹟認定は相当厳しいそうです。
生前に聖人と認定される人は相当少ないのではないか、と思います。
マザー・テレサは列福されたニュースは聞いたと思ったけど、聖人か~。
昔むかしに生きていた人の聖人認定は、どうなんだろうな、伝承がベースだと思うんですよね~。
聖ヴァレンティヌスとされている人も、Wikipediaによると、3人いるそうです。
そのうちふたりはどちらも聖職者(片方が司祭で片方が司教)というところまで一致していて、結果的に色々な伝承が複合的に混ざり合った人格であるとか。
難しいですね~><
しかもうんと古いものは、異教の神さまを取り込んだものも多いですし……。
奇蹟の主流はやはり、病気がなおった、というものです。
目が見えるようになった、脚がまっすぐになって歩けるようになった、が一番多いですね。
原題だとどうなるのかなあ……エイズや糖尿病、腎臓病のように、治療や完治が難しいものが治りました、というようなものが出てこないかなあ。
でもそういう奇蹟が起こるには、原題は信仰心が圧倒的に足りない、と思います。
ほとんどの聖人は、殉教したという事が前提になっています。
キリスト教というのは迫害されてきた宗教ですので。
まあそれも当然で、初期のキリスト教は相当過激だったのです。
夫婦であっても夜のあれをしないとか。
夫婦なんだからそれはどうよと思うんですけどねえ(しかも在家の信者です)。
なのでどうしても、悲しい物語が多いんですよ><
そういう方の尊い犠牲の上に平和社会があるのでしょうね(^-^★☽♪
いつも ためになるお話ありがとうございます♬
そうですね~。
結婚を禁じられた恋人たちにとってはまさに救いの神だったのかもしれません。
恋愛の守護聖人となったのもむべなるかな。
ヴァレンティヌスは恋愛の神様のような人だったのですね。。