小説とか無理だわ
- カテゴリ:自作小説
- 2018/12/30 23:19:26
まとまった小説を書こうなどと一念発起して数年が経つ。十章ほどに成ろうかと思われる長編を書き始めたが、第三3章で頓挫してしまった。おおよその荒筋は出来ているのだが、登場人物のドラマが描けていないからだ。事件は起きているのに主人公に心の動揺が無く、喜怒哀楽に掛けている。要するに詰まらないわけだな、それは歴史の教科書を読んでいるみたいだと言うのが原因だろう。歴史小説なのに。
他にも足らない所はあるだろう。沢山。という事で、某歴史小説家のおすすめされた「ベストセラーコード」(「売れる文章」を見きわめる驚異のアルゴリズム)なる煽り文句の書籍を注文してみた。私のもできる事が載っていれば良いのだが……
ここでもボヤいて見ました。
コメント、ありがとうございました。
頂いたご指摘、全く嫌だとは思いませんでした。
むしろ、私があの作品に対して感じていた違和感をさらっと解消されてしまって
感嘆するばかりです。
私は普段作詞・作曲を手掛ける人間なのですが、音楽に乗せる詩というのは
リズムや音の雰囲気も意識せざるを得ないのです。その全てを描けば良いわけではないし、
描くこと自体が野暮にもなりかねない。
故に、時には意図的に伝えたい情報や情景を省略しなくてはなりません。
「ミッシング・リンク」をどう扱うか、それもソングライターの能力のひとつなのです。
その癖に、あの作品は野暮を書いてしまって居たんでしょうか。
自分の創作物を見つめ直すいい機会になりました。ありがとう。
>物語の主軸は母であり、しかしながら目線はその子。
仰る通り子供の私から見た母親の物語ですね。こういうのって短いから読み返してもらえるので良いが、長編だと誰が主人公で誰の目線(視点)から場面を描いているのか分からない手法なので好まれないようです。雨宮さんにはよく考察して戴きましてありがとうございます。
繰り返しになると思いますが、もっとも写実的な文章より考えたり想像したりできる文の方が、読み手の経験や知識で補間しようとするため感情移入しやすいのではないかと考えております。愚作のリンゴ物語で母親の手に入れたものが何だったか想像できておりましたら幸いです。雨宮さんの小説を読んでみたくなりました。
ありがとうございました。
吉春さんに頂くコメントは毎度私の思考をくすぐる物で実は結構嬉しいです。
良かったら、お友達の申請を受けて下さいませんか?
真っ赤なリンゴの小話も読ませて頂きました。
リンゴをテーマとしながら、物語の主軸は母であり、しかしながら目線はその子。
一つの視点から是非を問う、或いは一つの目線からの描写を得手とする私には真似の出来ない作風。
何度も読み返してしまいました。
私もイン率はだいぶ落ちていますが、時々でもこうして言葉を交えたいです。
お互いに元気が何よりです。
私は時流に疎いですから、焦っていません。もう、年齢的に新しいものは出せない。
ブログのテーマそのもので、脳活の一環としてニコットにぶら下がっています。
クイズは苦手なのです。パズルとかクイズ物で記憶を活発にすることが必要といわれ
ますが、どちらかといえば、過去には魅力を感じません。これからの未来に目を向け
て脳活動を活性化したいのです。この意味で創作は最適のジャンルだと思っています。
本年もよろしくお願いいたします
主人公や脇役の性格については『荒船の夕陽 第三章 04. 国衆の生きる道』にてコメントさせていただいておるので割愛いたします。悩みどころは主役が当該場面で取るべき言動が、歴史の出来事と一致していないところでしょうか。全く無いわけではないですが、もうちょっと一貫性とかメリハリとかが決められずにいる、想像力が足らないのでしょう。
今『ベストセラーコード』を読んでいて、大まかな感情曲線とでも言ったら良いであろう『プロット』を作り上げました。だらだらと下がる上杉家の斜陽が『序』で、長野家の家臣団の再結成で機運が盛り上がるのが『破』となり、当主業政の急死から落城と急激に下がるのが文字通り『急』と序破急の荒筋にまとめようと思います。どうでしょう、ニシンさんも『ベストセラーコード』買ってみてはいかがでしょうか。
『夜霧の巷』を書き上げたら、この本を読んで得たことをベースにしてプロット(筋書き)を組みなおしてみると良いと思います。まだ先が長いようでしたら、ここで一旦打ち壊して初めから書き直すのも良いでしょう。私も書き直すつもりでいます。それでは良い年となりますように。