サンタクロースと殺人
- カテゴリ:コーデ広場
- 2018/12/08 08:00:04
サンタのお手伝い
クリスマスは本来、楽しい季節ですよね。
ところが英米では、クリスマス、特にサンタクロースと殺人を結びつけたミステリがたくさんあります。
たぶん、クリスマス特集などを組む時に雑誌に書き下ろすのでしょうね、
短篇が多いです。
そのような短篇のアンソロジーも数多く出ています。
日本では確か、アシモフ編のものがあったと思います~。
勿論、長編のミステリもあります。
シャーロット・マクラウドという女性のミステリ作家(故人)が、
「シャンディ教授シリーズ」という楽しいミステリを出しておりまして、
その1巻がまさにクリスマスからでした。
舞台はバクラヴァ農業大学という田舎の大学と、大学町です。
シャンディ教授は、大きな蕪(ターニップ)研究の権威とされています。
もう初老で、ちょっと禿げていますw
独身で、クリスマスへの理解がない教授は、
あまりに教員宿舎の他の家(の奥さん)から、
クリスマスイルミネーションに参加して、と言われるのに嫌気がさしていて、
ついにその年、わざとうるさくて派手なイルミネーションを注文し、
家の屋根にどでかいサンタクロースのそりを乗せ、
それがうるさくぴかぴか光ったり音を出したりするようにして
自分はさっさと旅行に出てしまいます!
ところが、忘れ物をとりに帰ると、
リビングに死体があったのですー!
小さな大学町なので警察もひとりしかいません。
学長からは「おまえが解決しろ!」と雷を落とされ、
やむなくシャンディ教授は犯人を捜すことに~。
ユーモアたっぷりで展開されるとても楽しいミステリです。
作者が亡くなってしまい、
しかもシリーズが創元推理文庫と扶桑社文庫のふたつにばらばらに収録されるという
非常に不運なシリーズなんですが、
もし図書館などで見掛ける事があったらシャーロット・マクラウドをよろしくお願いします!
そんなトレンドがあるとは知りませんでした~w
私、基本は翻訳物がメインで、実はあまり国内のものを読まないんです。
全然ではありませんけれども。
そうそう、人が死なないとね!
ミステリではないけど、SF作家の高千穂遙氏が昔こんな事をおっしゃっておりました。
「数ページめくって、アクションかカーチェイスがなければ、飽きて読むのをやめる」
ご自分についておっしゃってた事ですが、
エンターテイメントとしてはとても重要だ、と思った憶えがあります。
最近は「人が死なない」ミステリーブームのようですよ?
私もいくつかそういうシリーズを読みましたが、
やっぱり人が死なないとね!と最近は思っています(笑)
そうですね~。
アメリカにも重いミステリは多いですね。
私が好きな作家の中にもそういうミステリのシリーズを出している人は何人もいます~。
たぶん、アメリカはあの広さと人口ですから、層が厚いという事があるんだと思います。
確かに日本人は真面目な人が多いですから、アメリカのように、
「PLAQYBOY」や「ペントハウス」に良い短篇が掲載されて、アンソロジーに入って、
というような事があまりありませんね。
しかし、全く大人向けの軽い小説がないのかといえばそうでもなくて、
今人気時代小説を書いている作家さんのなかには、
わりと軽めのものをシリーズにしている人はわりといるんです。
佐伯泰英などがそうですね~。
日本のライトなミステリといえば、まあ赤川次郎などが既にいるわけですが、
今後は増えていくだろうと私は思います。
ラノベで育った人が少しずつ、大人向けのジャンルに入ってきたりしていますから。
期待して待ちましょう!
そうですね。
へぇ~、アメリカって、そういうのがあるんですか?
コージー・ミステリというんですか?全く知らないです。
私はアメリカのミステリを読んでも、警察物みたいなのか、
重いミステリばかり不思議と読んでしまうのです(笑)
そうですよね。
日本でも、もうちょっとそういう、大人のための軽くて楽しいシリーズがあるといいですね。
でも、基本的日本人は、生真面目な人が多いから、
こういうちょっとフザケた(?)ものを大人向けに書くと(ラノベなら許せるけど・・ねw)
「けしからん!」と怒る人が多いから、こういうのを書けないんじゃないかしら?
そうですか、アメリカは基本的、能天気気質(?)の方が多いから、
許せて、本当に上手いんでしょうねぇ~?
面白そうでしょう?
日本ではあんまり軽いミステリはないのですが(ラノベは除いて)、
アメリカには比較的、コミカルなテイストを含むミステリがあります。
コージー・ミステリ、などと呼ばれるものはだいたいそうですね~。
日本でも、もうちょっとそういう、大人のための軽くて楽しいシリーズが
各ジャンルともあればいいのに、と思う事が良くあります。
アメリカの方はそのあたりがほんとに上手いです。
ありがとうです!
まあ読書狂いが昂じての博覧強記ですが、浅くて広い知識ですw
日記はほぼ、記憶モードでのみ書いていますから、
たまに間違いなどもあるかもしれません><
これは奇遇ですね!
私も読書狂でして……しかももしかして、ミステリがお好きですか~?
主人公のシャンディ教授はなにぶんにも初老となっていまして、
しかも白人ですから、禿げかけていても仕方のないところです~。
それでもシリーズの途中では美しい奥さんと巡り会いますよ。
1巻のタイトルは『にぎやかな眠り』といいます。
今検索してみましたら、幸いにもまだ創元推理文庫(投稿創元社)から発売されていました!
よろしければぜひぜひ……。
初めて聞くシリーズですね。
ミステリなのに、とても楽しいなんて、珍しいですね。
いつか読んでみたいと思います。
面白そうなミステリー本ですね
いろんなことをたくさん知っておられて投稿されているのですね
全国的に寒気になってるとの事
お身体気を付けてくださいませ。
コーデ広場ステキや二コ店ありがとうございます♪(^-^★☽♪
初めて聞くシリーズです。
面白そう!
教授ちょっと禿げてるんですね…残念www
私はこれから
ギョーム・ミュッソ著 「ブルックリンの少女」を読み始めるところです~
クリスマスは…関係なさそうですw