くぃ
- カテゴリ:小説/詩
 - 2018/12/07 01:25:28
 
 穏やかで繊細で探求心が潜んでいて
  好き嫌いがはっきりしていて
 なのに “何故?”
  貴方はそう在るの?
 惹かれて伸ばされた、手、手
  物腰優しくそれでいて
   丁寧に相手と接し
  其れでも 捨てるの
  キョウミガナクナッタラモウオシマイ?
  嘆く彼女達の声は貴方には届かない
  其れは貴方なりの意志でそうしたのだから
  そんな人に惚れて最後に
  名残惜しそうな言葉を残して
  露のように消え行く女達を貴方は
  どう 見ているのでしょう?
 私は守り人。私は大樹
  それらを見続けているだけ
優しく冷酷でまるで当たり前のように
  群がる花達を選別するくらいだもの
 其の傲慢さに 何れ
  身の丈を知るがいいの
 零れ落ちたたくさんの涙は
  私の養分となり
 今も生きて 一緒に見ているのだから
		

























