にんにん
- カテゴリ:小説/詩
- 2018/11/20 01:19:05
そらを舞う
薄雲の狭間から
一滴の雨が落ちた
地上は其れを受け止め
大事に、大事に
抱えて
- -
薄衣は鰭を様々に動かし
言葉を舞に
舞で言葉にして
願った
受け止める其れは
只 只管
其の全てから流れる
滴を所望した
一つが二つに二つが一つに
共に触れ合って
判りあって...けど
共に在り続ける事は出来なかった
所詮はそらに生きるモノ
所詮は地に生きるモノ
が、それらはもっとおおきなものに
抱かせている事に気づけないでいた
海は凪のまま 時ではなく刻を、に
月の影を受け止めながら
太陽に痛みを感じながら
育むべき、ものたちを
生み出し 旅立たせていく
其れを幾年月繰り返してきたことか?
今は 人間というものが統べているらしい
又 同じ繰り返しが続くのか?
此の丸い球体の生き物は
今統べているものたちの
企てを受け止めるだけの余力が在るのか?
そろそろ、移る時がきたかもしれない
昔、昔、宇宙の川から流れて落ち
此の球体を住処としていた頃
あの球体が滅したからと捨てた頃
全てが重なる時 遺志在る我らは
又 星々の海を大河を流れ
新たに 始める
弾け 散らばる事で
空も地が愛し
地が空を愛し
海がそれらを見守り続けて来た
其れを
始りに戻す
新たに
命は月から地球に来たという説がありますがもしそうすることのできるなにかがあるなら又命は
星々の海の川から他の星へと移るのでしょうかΣ(ノω`)ペチ