...向...
- カテゴリ:小説/詩
- 2018/10/30 00:49:02
君は僕の確かな答え
行き先記す 道しるべ
一人で歩くにはつまらないから
大切な道連れ
危なく脆く壊れかけ
暗く葬らけかけ
優しいの見えない蜃気楼
本当は 僕なんて存在してないんではないのかな?
君は そんな僕にとって
此処にいるよと教えてくれる
戸惑い迷い歩けない時も
そっと手を握ってくれる
歩く先々に言われるよ
あなたは一人で何処へ往くの?
可笑しな話だね
君の姿は僕以外の誰にも見えていないらしい
そんな風に振り向き話す
僕に微笑んでくれる君は
一度も言葉を交わした事さえも
なかった事に今更気づく
風は早足で通り過ぎようとしている
まるで そうでもしないと
変わる季節を呼び込めないと
何時からだろう
何時から
僕の隣に
違う誰かがいるのは
流れて往く
風の道
優しく撫でるように
触れていく
懐かしさと愛おしさを抱きしめて
狂い死そうな想いを壊す
ばらばらに毀れ散って逝く
愛しさの眩い蜃気楼
あなたはもうすぐ忘れるの
いつも隣にいた 私を
抱きしめても 抱きしめても
涙が溢れてくるのに
もう二度触れる事は出来ないの
出会いも別れもあやふやに
もう二度微笑んでもらえないの
狂い死そうな想いと壊れたいのに
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もし 宜しければこちらをご覧くださいませ
https://youtu.be/NJ4-fYs-RNo
作曲家 麻生氏より曲を提供して貰った作品です。
(すべて任せたなんて言わないww)