ホラーと教会
- カテゴリ:コーデ広場
- 2018/10/17 15:36:27
浄められた夜
もらったステキコーデ♪:234
教会、というのは従来「聖域」とされています。
つまり、罪人などが教会へ逃げ込むと、日数などの縛りはあるようですが、とりあえず逮捕されないのです。
しかし一方で、あちらの教会は、教会の「中に」人が葬られたりしているわけで、
要するに教会=墓地でもある。
だから、夜は怖いんです。
幽霊が出たりもします。
聖域だけどそういうところはちょっと危ういんですね~。
だがしかし!
その中でも「祭壇」だけはどんな悪霊も手が出せない場所です。
だから、ヨーロッパの胆試し、たとえば一晩を教会で過ごす……などという場合は、祭壇を根城にするようです。
怖いもの知らずの仕立屋が、金持ちと賭をして、一晩教会に籠もり、経帷子を縫い上げる、できるかどうかーっ!
というのをやったりする民話があります。
勿論、その教会は既に使われていなくて、お化け屋敷みたいになっているんですよ。
仕立屋は出かけていくと、祭壇にあがって座り込み、仕立ものを始めるわけです。
その周囲を、しだいに悪霊が取り巻いていく。
だんだんと迫ってくるーっ。
悪霊の手が届きそうだけど、でもやっぱ祭壇には手が出せない。
つまり、祀られなくなっても、祭壇は祭壇でありまして、
ここだけは聖域中の聖域であるわけなんです。
仕立屋の胆試し話は、イギリス民話などにありますけれども、
実に怖いですよ~。
あ! それ先日ラジオ番組でネタにしていた人がいました。
頭からざーっと水が落ちるネタ、ですよね?
欧米では、懺悔用の個室(まさに箱)ですと、
神父の側に強い守秘義務が課されているので、
ミステリーなどに使われる事が多いです。
犯人に告白されてしまう神父……という状況ですね~。
弟が怖かった原因は白い顔が急に怒りのしかめ面になるのが怖かったようです。
後の時代に「ガオーさん」が登場しますが…これは泣くかも。
きっと、世界一「おばけ」が好きなのは、英国人ですね!
宗派の違いこそあれ、ヨーロッパはほぼキリスト教圏ですから、幽霊の見方も基本的に日本とは違いますけど、教会を「パワースポット」ととらえて、レイラインというものを考え出したのは、
私の記憶違いでなければイギリスの方ではなかったですかね……どうだっただろう。
事故物件を舞台にしたホラーも、英国ホラーには多いですね~。
おおおっ。懺悔の場所、ですか。
カトリックに関する限りそれは全く間違いじゃないです。
にしても、日本ではそもそもキリスト教徒がそんなにいないですもんね~。
教会になにかしら怖さを感じることは、あると思います。
面白いのはイギリス人はそういうものを日本みたいに忌むべきものとせずに大歓迎するところが、特徴的ですよね。幽霊が出没したり怪奇現象が起きる物件は人気物件として通常よりも割高になるほどだとか…
そうですねw
おそらくそれは、長い間司祭によってミサを上げられ続けたからこそだ、と思います。
罪人はたとえ教会の中まで追われたとしても、祭壇にかけられた布の端さえつかむ事ができれば大丈夫だった、といいますよ。
凄いですね。
家に置いたらきっと良い魔除けになりそうですね・・・。
日記広場から失礼しました。