かぼちゃランタン
- カテゴリ:コーデ広場
- 2018/10/14 10:02:41
幻妖の宴
奥手(右手)に持っているかぼちゃのランタンは私が初めて購入したアニメーションつきのアイテムです。
ニコタ登録したその秋の事ですね。
今、かぼちゃのランタンなんかだいたいプラスチック製のおもちゃになっているわけですが、
アメリカ開拓時代を描いたローラ・インガルス・ワイルダーの、あれは『大草原の小さな家』だったと思いますが、実際にオレンジ色のかぼちゃを使って、ランタンを作るシーンが出てきた記憶があります(間違っていたら御免なさい。シリーズ全巻が手元にないんです)。
ところが、このランタン、実はかぼちゃじゃなかったんです!
もちろん、ハロウィンというのはヨーロッパのケルト系の人たちのお祭りです。
ランタンの風習もそこから来ています。
しかし、昔は当たり前だけど、かぼちゃはありません!
そこで何を使ったかというと……
でかい、蕪(かうら)でした。
ヨーロッパやロシアの民話に「大きな蕪」という滑稽な話がありますが、
かようにでかい蕪というのが普通に作られていました。
まあ、農家の人たちは食べていたようなのですが、
主に家畜の飼料にも使われていたらしいです。
ラディッシュではなく、ターニップ、といいます。
(つまり蕪は蕪でも種類がちょっと違う)
このでかい蕪を掘り抜いてランタンにしていたんだそうです。
でかいからできる、ということですね。
ところが……。
蕪で作ったランタンは、今ならネットでぐぐって見られますが、
か~な~り、不気味なのです!
作ってそのままにしていると、萎びてくるので、凄く不気味な顔になるわけです。
かぼちゃなら、愛嬌があるのにね~。
なお、かぼちゃで作った方のランタンも、
アメリカではハロウィンシーズンのホラーでは定番です。
パンプキンヘッド(かぼちゃ頭の化け物。爆発する事もあるらしい)とか、
かぼちゃ大王(これは、『聖少女バフィーという連続ドラマに登場)とか、
単に畑のかぼちゃがどんどん不気味な存在になっていくとか、
アメリカにはハロウィンシーズンを舞台にしたホラーのアンソロジーもあるほどで、そこでも当然かぼちゃが大活躍しております。
日本ではまだまだそこまでメジャーではないようですが。
私はあのシリーズ、小学生中学年の頃に『大きな森の小さな家』をクリスマスかなにかにもらったのです。
これが凄い愛読書になって、大草原以下の続巻は、中学に入って図書館でみつけて読んだんです。
(但し2巻はその後やはりプレでもらいました)
開拓時代のアメリカの家族の様子というのがよくわかって凄く面白かったですね。
豚を屠殺するやり方、近所の人が集まるホームパーティー、大草原の方では家族だけで作るログハウスとか!
私も再読熱がもりあがってます~。
『大草原の小さな家』は名作で、とても好きです。
また読んでみたくなりました…(≧▽≦)