Nicotto Town



東北一周テント旅 (四日目前半)

朝4時半に目が覚めてしまった

まず気になったのは天気、カーテンを慌てて開けると雨は降ってませんでした

雨は降ってなかったのですが

代わりに真っ白な霧が……。

散歩がてら外へ出てみると、街全体が霧に包まれていました

しばらく散策してから、部屋へ戻りTVを付けると

青森全域で霧に注意とのことでした

また霧の可能性もありますが、竜飛岬リベンジを果たすべくチェックアウトです



青森ベイブリッジを渡り、国道280号を北上していきます

ナビは相変わらず、3m横の道へ入れと言っていますが

じゃあ今走ってる道は何なんだよ! と問い詰めたくなります

ぐーぐるさん! おたくの地図精度悪いよ!

海沿いの道から内陸へと舵を切って道の駅いまべつでトイレを

とおもったら営業時間前

トイレはどうも開店しないと使用できないようなので

しばらく辺りを散歩してみました

やけにこの周りは整備されていると思ったら、北海道新幹線の駅

「奥津軽いまべつ駅」があるのですね

ここに来るまで、高架を見かけなかったので地下を走っているのかな?

道の駅が開いたので、トイレを借り少し買い物をしてから

お店のお姉さんに竜飛岬当たりの天候を聞いてみました

霧がすごくて行けないかもしれないと言われましたが

その時はその時だなと、とりあえず行ってみることにしました



道の駅をすぎるとすぐに、北海道新幹線交差の看板が出ていましたので

上を見ましたがやはり高架はないので地下を走っているのでしょうね

そのまま海に出て昨日とは反対側のルートから竜飛岬を目指します

海岸沿いの道は海抜がほぼ0mの為、霧は発生していませんでした

ですが岬へと登る道へ入ると、急激に濃い霧が発生していました

昨日とは違い距離がそれほどなかったので道の駅みんまやに到着です

周囲は何も見えないばかりか、雨がしとしとと降っています

さて傘をとおもったけど、あれ?傘を部屋から持ってきた記憶がありません

「あーー!」と思っても時すでに遅し

傘をビジホに置き忘れてきてしまいました

石川県穴水市のファミマで購入し、数々の冒険を共に潜り抜けてきた傘は

青森県青森市でその旅を終えることになってしまったのです



灯台を目指して進みますが、

霧が濃くて何処に何があるのかさっぱりわかりません

ナビを頼りに駐車場らしきとこに着きますが、360度見回しても

真っ白な霧!

北海道はおろか、海そして灯台も、全く見えません

この悪天候にかかわらず観光客の方はちらほらいました

灯台はどこかと聞いてみましたが

そちらの人もわからないようで、皆右往左往していました

犬も歩けは棒に当たるの精神でウロウロと散策していると

何やら不思議な橋を発見、

竜の彫り物がしてある橋は独特の雰囲気を持っていました

竜飛岬……竜……!?

竜王の城?

霧のせいも相まって竜王の城のエントランスみたいでした

まあ実際は、太宰治の記念碑なんかがあったのですけどね

竜王の城を後にすると、先ほどの観光客の人が灯台の位置を教えてくれたので

早速灯台へ向かいます

が灯台の先端が霞むくらいの霧、海もなにも見えんわー!

ということで、とぼとぼと駐車場まで戻りました



駐車場からは3本道が伸びており

1本は、竜王の城 1本は、竜飛岬灯台

では、この下に伸びている階段状の道はどこへ?

気になり降りていきました

長々と下っていくと、あったのは階段国道でした

階段国道とは日本で唯一車の通れない国道です!

これは歩いてみなければ、と思っていると

その先にさらに気になるものが

『津軽海峡冬景色歌謡碑』

ご覧あれが竜飛岬、北の外れと~

と唄われているご縁なのか、歌碑がありました

もちろんここから津軽海峡が眺められるはずですが、何も見えません!

気を取り直し、階段国道を下ってみました

先ほどまで雨が降っていたためか、とにかく滑りやすい

そして意外と勾配がキツイ!

注意しながら下っていくと霧が晴れ竜飛漁港が見えてきました

おーー!と景色に目を奪われながら下っていくと

民家の間をすり抜ける細い道になっていきました

現在工事中らしく漁港への道路付近は改修されていました



一度降りたのならば登らないといけません

400段近くの急勾配を登っていくのは、なかなか骨が折れました

一気に400段駆け上がって、息切れぎれになり一休みしていると

工事中のお兄さんが語り掛けてきました

「下から来たんかい? けっこうキツイだろ」

「結構きついっすね」

「途中に休憩所あったろ? あそこウチが作ったんだけど大変だったもん」

「ああー車両が通れないから、建材を手で運んだんですか?」

「そそ、しんどかったわ」

他にも、ここ4~5日ずっと霧が発生していること

この時期はこういう日が結構あることなどを話しました

息が整ったところで、お兄さんと別れてさらに階段を登って駐車場に戻りました

先ほどはガラガラだった駐車場ですが

いつの間にか大きな観光バスが2台留まっていました

しかしながら観光客も苦笑いです 何にも見えないもんねw



霧煙る竜飛岬を後にして海岸線をなぞるように280号を東に進みます

時間はお昼過ぎ、そろそろお昼をと思っていると

イワシつけ麺というのぼりが目を引きました

イワシつけ麺って何じゃろ?

ということで、お昼はこれを食べてみることに

店に入ると愛想のいいおばちゃんが出てきました

注文は、イワシつけ麺とホタテ飯のセットを注文

炭水化物マシマシのセットは普通はまず食べないのですが

どっちも食べて見たかったのです!

イワシつけ麺は、中華麺にイワシの粉を練り込んだものだそうで

独特の風味がして美味しかったです

ホタテ飯もやはり絶品! 階段で汗をかいた後ということもあり

美味しゅうございました



さてここで不可能を可能にする秘策の種明かしをしよう!

実は津軽半島の東岸の蟹田港と下北半島の西岸の脇野沢港は

むつ湾フェリーでつながっているのです

この2点を陸路で行った場合は5時間半ほどかかるのですが

海路で行った場合は1時間と大幅な時間短縮になるのです

計画段階では、このルートを候補に入れてはいたのですが

むつ湾フェリーが1日2便 最終便が午後2時出発ということで

時間的に厳しいと候補からは外していたのです

やはり計画は立てておくべきですね!

乗船手続きをして、付近を歩いていると

イルカのモニュメントを発見しました

むつ湾フェリーはイルカとの遭遇率が高いことでも有名らしいのです

しかし、謎のモニュメントもありました

楕円で、突起物があり三本の線がはいったこれは一体…?

ほやか何かでしょうか? 謎は深まるばかりです

浜辺でも見に行こうかとしたら、

地元のおばあちゃん2人組に声を掛けられました

なんか褒められてるようなのですが、津軽弁がきつすぎて

所々わからなかったりしましたが、なんとか会話は成立しました

大間まで行くというと、かなりびっくりしていて

津軽半島の人でも、なかなか下北半島の方へは出かけないそうです

結構色々な話しをしましたが

最終的には「事故らんで行ってくれよ!」と送り出され

解放されました

フェリーはガラガラかと思いましたが

大型の観光バスが乗って来て、座席には結構な数の人が集まってきました

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2018/10/06 01:51
Re:みゆさん

歩道国道は日本でここだけなので、是非歩いてみてください!
途中にスタンプもありますよ!
視界の悪い運転は本当に怖いです
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2018/10/03 09:36
霧、本当に深いと運転怖いですよね。
私も一度経験あり・・・
夜に視界殆どなし雲の中を走ってる様でした。
そんな時に限って後ろから車が・・・ピッタリくっついてきてこれも怖かった><

車の通れない国道、聞いたことあります。
400段ってw
私は通らないようにします(;''∀'')

そして美味しい物。。。
ホタテ飯が気になります…美味しそう(*´▽`*)

霧、もしかしてこの先も邪魔されちゃうのかな?
折角来たのに…と言いたくなっちゃいますよね。
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2018/10/03 02:30
Re:ゆりかさん

霧で関ケ原ですか、そういえば大阪の夏の陣も霧で連携がうまくいかなかったみたいですね
霧と言うのは、本当に視界が悪くなるので怖いですよね
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2018/09/29 14:01
恭介さん、こんにちは。
旅レポ読むと、自分も旅をしているようで楽しくなりますね!
そんなに霧が凄かったのですか。私は記憶にある限りでは霧を見たことがありませんが、霧といえば関ケ原の戦いを思い浮かべてしまいます。
道中、お気をつけて!良い旅を満喫してくださいね^^



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