Nicotto Town


ごま塩ニシン


脳活日誌1195号

   災害が多すぎる。
 観光事業を経済の成長柱に据えるのであれば、生活基盤のインフラをもっと強化すべしだ。21号の台風や9月6日の北海道地震でも、生活の基礎となる電気網の不安を露呈したようだ。21号の台風が関西を通過した後、広範囲の地域において停電が発生した。復旧に時間がかかっている。一般の住宅だけでなく、関西国際空港における停電は乗客に混乱をもたらしている。北海道地震では全道において停電するという信じられない状況になってしまった。

 それぞれに条件が違っていると言えども、結論的に停電が長時間続くということは生活基盤が脆弱であるということに尽きる。電気は発電と送電の二要素が完璧でないといけない。発電が止まってもいけないし、送電が切れてもよくない。発送電の分離独立が言われているが、要するに電柱を立てて電気を送るという方法は古くなってきている。進歩していない。地中に埋める方法が進められているが、特定の地区だけになっており、埋設地は僅かでしかない。埋設したからと言って、安全かと言えば、地震などによる道路の陥没などを考えると、地中埋設が安全だとは決して言えない。

 そもそも大規模発電方式が間違っているのだ。この政策が混乱を招いている。なぜなら、大型火力発電にしろ、原発にしろ、発電所から遠方まで電気を送らなければならない。このリスクは大きい。送電網をできるだけブロック化して、地域・地区発電にして、地産地消の精神で発電・送電の多様化を考えていかないと、大きな災害の度に停電が発生してしまう。電化社会の中で停電は後進国でしかない。社会インフラの競争力をもっと強化してほしい。軍事よりインフラ強化だ!




月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.