魔女キット 4700円
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- 2018/09/05 05:08:00
https://gigazine.net/news/20180903-starter-witch-kit/
標準的な魔女の装備であるタロットカード、乾燥セージ(ハーブ、薬草)、
ローズクオーツのクリスタル“愛とやさしさの象徴”のパワーストーン、フレグランス(香水)9本 がセット
なんとも珍妙なセットだ。
魔女がタロットカードで占いをしていたというより占い師が魔女を自称しているのだろう。
魔女狩りは何百年も前の蛮行として昔話になったのを良いことに自称・魔女という占い師が商売をしている話は聞いたことがある。
実際、魔女の家 等の店でタロットカードが販売されている。
ハーブ、パワーストーン、香水のセットがどうして魔女と結びつくか。
セット販売の内容からしてサンプル的な量なので、日常的に使うことは出来ない。
自称・魔女が興味本位でコレクションしてみました的な商品だろう。
魔女の部屋によくあるのが 生命の樹(セフィロトの樹)の絵。
カバラの神秘主義はタロットカードと結びつけて研究された。
このため占い師は雰囲気作りのため 生命の樹(セフィロトの樹)の絵を掲示する。
占い師は占いをする部屋の飾りつけに余念がない。
その雰囲気で当たる占い師であることを客にアピールする訳だ。
タロットカードに魔力が宿っているという設定なので、
同じカードは何度も使わずに休ませる。
このため占い師は、いくつものタロットカードを交代で用いる。
休憩させるカードは布で包んで保管するけど、魔力があるもの同士を一緒に置くと良くないらしい。
だから休憩しているカード同士は離しておく。
などと占い師はもっともらしい理屈をコネル。
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その昔、錬金術と科学は明確に分けることが難しかった。
それだけ中世は原始的だったのだ。
錬金術が探求するテーマは3個。
人工生命体の創造、不老長寿、金の錬成。
人工生命体はフラスコの中にホムンクルスを作り出せばいいらしい。
ホムンクルスは、生まれながらにしてあらゆる知識を身に付けているという。
苦労して作った生命体がアメーバやクラゲのような役に立たないモノでは困るから、そういう設定になったのだろう。
ある錬金術師が弟子に「自分が死んだら、その死体を使ってホムンクルスを作れ」と命じた。
弟子は教えられた手順通りに実験をすすめカメの中にあらゆる材料をぶち込み決められた期間、蓋をして人工生命体が発生するのを待った。
ところが弟子は途中でどうしても中を見たくなった。
それでカメの蓋を開けると、その中に発生しかかっていた不思議生物がもだえ苦しみ、死亡した。
こうしてホムンクルスの生成実験は失敗したという。
そんな。
死体を薬品と混ぜてカメに放り込んだって腐敗以外のどのような変化があったというのか。
ウジ虫がウジャウジャ出てくるだけでしょうに。
http://enigma-calender.blogspot.com/2013/12/Comte-de-Saint-Germain.html
不老長寿を吹聴する詐欺師 サンジェルマン伯爵。
「私は2000年、生きている」と言って回るサンジェルマン。
200年ぐらいにしておいた方が、まだリアリティがあった。
爵位の方も怪しいものだ。
貴婦人たちは不老不死の妙薬を分けてくれとサンジェルマンに何度も頼むのだけど
「私のような怪しいものが薬を差し上げたら医者共が怒りますよ」と決して薬はくれなかった。
代わりに美貌に良いという化粧品は売ったらしい。
エリクシール(エリクサー?)という特別な水を飲んでいるので不老不死だというサンジェルマン。
その水にプラシーボ効果以外の効能があったのかすら怪しい。
結局、他人にエリクシールを売ることはなかったし、不老不死だと言いながら何十年も同じ地に留まることもなかった。
歳を取らないと言いながら、だんだん老いていったら詐欺だとバレてしまう。
ある時、サンジェルマンは何百年も前の偉人に会った大昔の話をする。
そこで彼はお付きの者に「その時の事をお前も憶えているだろう」と言うと
「私は旦那様にお使えして、まだ三百年でございます」と暗に自分も不老不死だと返答する。
つまりサンジェルマンはお付きの者と結託して不老不死という評判を維持していた訳だ。
1784年2月27日 サンジェルマンは死亡した。
享年93歳。 不老長寿を標榜するだけあって長生きだったのだなぁ。
錬金術詐欺で最も金(かね)になりそうなのは金の錬成の話だろう。
「ついに私は金(きん)を作り出すことに成功した」という詐欺師。
金持ちの目の前で変な材料を複数放り込み、熱すると材料が蒸発して金(きん)が出てくる。
実は加熱中に乳棒で材料を混ぜるのだけど、乳棒自体に穴が空いていて、そこに少量の金が仕込まれている。
上からロウで蓋をしているので、他人には仕掛けが分からない。
加熱すると乳棒のロウが溶けて、中から金が出てくるので金持ちは本当に金の錬成が可能なのだと勘違いする。
「金を作るのに大量の材料が必要なのです。その材料費を出資して頂ければ儲けは山分けにします」と景気のいいことを言う詐欺師。
金の精製ですぐさま儲けが出るのに何で一々出資を募る必要があるのか。
ちょっと考えれば分かりそうなものだが、結構な数の金持ちが この手に引っかかって大量の金貨を騙し取られたという。
この様に錬金術とは詐欺師の歴史でしか無かった。
それは中世に行われていた百年戦争と同じようなものだった。
魔女の定義によるけども、どうやらマジナイや願掛けの類だろうと思われる。
忍者が精神統一のために両手の指を組み合わせて巻物を口に咥えると 映画では凄い忍法が発動する。
ドルイドでは特定のポーズを取ることで、マジナイを行っていた。
20世紀は、共産主義者という詐欺師が戦争を引き起こしました。
どんなものなんでしょうね 腸上級者向けキットを買えば超大金持ちに
なれるのかな?? トランプ大統領はもう1000個以上買ってるんかな?
錬金術師は色んな物質を混ぜて金の生成を試みたが、鉛と水銀と硫黄はよく使われた。
http://ime.pta.jp/d/h4SzvA.jpg
原子で比較すると金と鉛はよく似ている。
金は生命を宿した完全な金属だと錬金術では考えられていた。
このため鉛に生命力?を吹き込むことで金が作れると多くの錬金術師が考え、色んな物質を加熱して混ぜて金を生成しようと試みたが、その全ては失敗した。
そして錬金術師達は賢者の石さえあれば金の生成が可能になると妄想を抱くようになる。
しかし賢者の石自体、誰も見たことがないというのにどうしてソレが金生成の鍵だと思ったのか。