2年間抑留された元“日本人スパイ”
- カテゴリ:その他
- 2018/08/27 10:32:26
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/dailyshincho/world/dailyshincho-547389
北朝鮮で日本人がスパイ容疑で拘束されたと聞いて、どう思うだろうか。
大抵の人が「北朝鮮が人質欲しさにでっち上げて無理やり逮捕したのだろう」と考えるのではないか。
ところが日本経済新聞社に勤務していた杉嶋岑氏は本当に日本政府のスパイだったのだ。
彼は北朝鮮で唐突に拘束されスパイとして2年間、北朝鮮に収監されていた。
杉嶋氏は内閣情報調査室と公安調査庁に「国家のために情報を提供してくれないか」と要請され、愛国心からそれに応じた。
杉嶋岑氏が北朝鮮に5回目の渡航をした時、北朝鮮政府は直ちに彼を逮捕、拘束した。
実は日本政府が得た情報の数々は北朝鮮に筒抜けになっており杉嶋岑氏が日本の犬であることは、知られていたのだ。
つまり日本政府内に北朝鮮のスパイが日夜、公務員として勤務する一方で機密情報を日常的に取得し北朝鮮に送っていた訳だ。
拘束事件があった99年の時点で、石破茂はすでに北朝鮮に弱みを握られ意のままに動かされていたことを思えば、日本スパイの情報を北朝鮮に売り渡していたのは石破茂だったのかも知れない。
こうして杉嶋岑氏はスパイ容疑ではなく、純然たるスパイという理由で北朝鮮に収監されていた。
そこから北朝鮮は日本政府に身代金2000万円?を要求したが日本政府はこれを突っぱねた。
そう言えば昔のスパイドラマで
「例によって君もしくは君のメンバーが捕らえられ、或いは殺されても当局は一切関知しないから、そのつもりで」
というキメ台詞があったなぁ。
イスラエルの秘密諜報組織モサドでは捉えられた諜報員を捕虜交換で救出するなどの努力をしていた事を思えば日本政府は些か冷たいものである。
杉嶋岑氏が帰国してから、福田康夫氏に挨拶する機会があったが、福田氏は
『君、いい経験をしたと思えばいいじゃないか』と笑いながら、肩をぽんと叩いた。
どうやら政治家の福田さんにとって北朝鮮に2年間収監される事は ”いい経験”らしい。
ぜひ政治家の福田さんにも北朝鮮の牢屋に放り込まれる良い経験を積んでもらいたいものだ。
小説、アニメ作品 星界の戦旗Ⅱ 第10話「アブリアルの涙」
敵艦隊の侵攻で星界軍は囚人惑星から撤退したが、主人公のジントは艦隊に回収されることなく置き去りにされる。
このためジントは3週間?囚人惑星で飲まず食わずの逃亡生活を続ける。
艦長がジントを迎えるにあたり、どうやって声をかければいいかという話で
サムソンは「部下を迎えるつもりなら、ご苦労だったと肩でも叩いてやれば十分じゃないですか」と答えた。
という事は政治家の福田さんにとって杉嶋岑氏は単なる情報提供者程度の価値しか無かったのだろう。
日本政府が協力を要請してきた時、報道関係者は見殺しにされる覚悟が必要だろう。
「お国のため」である。
だから日本はスパイ天国になった。