ぬしさまへ
- カテゴリ:小説/詩
- 2009/10/04 21:26:18
しゃばけが有名な畠中恵の、シリーズ第2弾。短編集ですので、一作目のしゃばけ(長編)より読み安いかと思ってご紹介。
お江戸きっての廻船問屋(今で言うと、運送屋さんですが、当時は船による輸送が大きいパイプでした)で、薬種屋(薬屋で薬品製造元)もかねている長崎屋の若旦那が主人公。
この若旦那、おん年数えで17。頭脳明晰、容姿端麗、非常に道義心に富み、心根も優しいのですが、なにしろ体が非常に弱い。少し冷えたといっては数日間寝込み、生死の境を毎年なんどか彷徨ってしまうという筋金入りの体の弱さ。祖母に狐の大妖を持ち、妖の血を引いているにもかかわらず、妖怪変化が見える能力しかもってはいません。
大店の若旦那で、寝込みがちでもお金に困らない身分に甘えず、若旦那の自分への視線はなかなかシビア。
体のあまりの弱さを心配した、現在は神様に仕えている祖母が、白沢の化身であり美男の仁吉と、犬神の化身で、大柄で強面の佐助の二人を手代として遣わして、若旦那につけています。
物語は、家に住み着いた妖怪たちや、江戸に住み着いている妖怪たちの手を借りて証拠を集め、持ち込まれた事件を解決するという推理ものです。読みやすい文体と、ユーモアを交えながらも、人の苦しみや弱さもきちんと描かれていて、ほろ苦さ持ちあわせた短編集です。
あ、絵本もありましたなあ。そろそろ続巻が出ないかしら。
絵本も出てましたよww
食べ物の描写も美味しそうで、新刊が楽しみなシリーズです^^。
ラジオドラマもあったんですか~。それは知りませんでしたわ。人気があるのだなあ。
図書館というてもありますぞ。
>ナイトちゃん
小説大好きなので、気に入った作家さんのは順次買うことが多かったりしますなあ。ただし、全部文庫w
家鳴可愛いよね~。
>reomaさん
体がなまりそうwww
>ちーさん
怖いとか、おどろおどろしい妖怪って言う感じではないので、そういう系がニガテでも大丈夫かな?
>だいちゃん
とげがあったわけではないよ~~。
>ゆんちゃん
お~~、ナカ~~マw
>日月さん
あ~、百鬼夜行抄はかなり怖い感じでしょうw 全巻持ってるけどw
どっちかっつ~と、雨柳堂夢話の、ユーモラス系に近いかも。
全6巻か。あたし、お気に入りの海外シリーズで、1000P近い文庫シリーズで全15巻、何度も読んでますぜw
菜の花の沖、今度書店で見てみますね。
漫画で言うなら「百鬼夜行抄」みたいな感じかな。
回船問屋と言えば司馬遼太郎センセの「菜の花の沖」お勧めですけど全6巻、ちょっとねー。
σ(○'ω'○) ミィ♪も好きなんだよね~(ノω`*)ノ" ンフフフフッ
発言にも知らず知らずのうちにトゲがあってあの人に良くないイメージを与えたのかもしれません。
そんな日もあるので、許してあげて下さいm(● _ _ ●)m
妖怪系はちょっと苦手で^^;
でも内容読むと楽しそう~♪
でもきびしそうですよね^^
家鳴が可愛いんだよなぁ。
小説をあまり読まない私だけど、このシリーズは好き。
まだ読んだ事はありませんでした。
古本で探してみようと思います!
(節約中なのでw)