君と見た、あの夏の海
- カテゴリ:小説/詩
- 2018/08/19 21:57:11
☆君と見た、あの夏の海☆
あんなに暑くて日差しがとっても眩しかったのに
お盆も過ぎる頃になると急に涼しさを感じるなんて ・・・
君と出逢った時に 不思議な感覚を感じたんだ
何故だろう? 会話をしても不思議だった ・・・
色々会話していくうちに 君は持病があることを知った
偶然にも その病気は 知り合いが最近なった病名だった事に
驚かされたのだった ・・・
君が青春の真っ最中にその病気の原因で青春を思いっきり
楽しめなかったのでは ないだろうか?
もう十分な大人なのに 会話の中 どこか学生のような言葉が出る
専門学校を卒業したばかり だから?
僕は 君に夢中になり心が引かれ 好きから 大好きに変わっていった
君の病気は 病気では ないよ 人間って色々な人がいるように
それぞれ 個性があるもんだ 人は見かけだけじゃ わからない
僕も 事故で後遺症がある身だけれど 普通には誰も わからない
君も 普通には 誰にも わからない ・・・
当時 色々な出来事で傷つき悩み いた僕は 君と出逢い恋をして
沢山の事を 学んだ 知ったんだ ・・・
大切なものは、目には見えない 星の王子さま サン=テグジュぺリ
相手を悲しくさせるのなら、仲良くなんかならなければ良かった
当時、お付き合いを周囲の人から 猛反対された ・・・
その病気が原因だった 皆は僕の為に 幸せになって欲しいからと ・・・
僕は 彼女の幸せは? 夢や希望は?
人を好きに 愛するのに 理由は いるの?
誰と過ごすより 時間が一番短く感じて いくらあっても 足りなくて
楽しくて愉快で 充実した時を二人で過ごせた ・・・
二人とも 子供のように 無邪気に色々な事を楽しく
どんな事でも 感動して 夢中に なれたんだ ・・・
大好きな 湘南 鎌倉 江ノ島 花火大会 ・・・ 素敵な夏
何年もの 夏を 二人で 過ごせた ・・・
どんな事だって けして 無駄なんて ないよ
どんな事だって けして遅くは ないよ
年齢とか 男女だとか 人の人生 思い立った時が始まり
一度きりの 人生なんだから 楽しもうよ
二人は 結局 一緒には なれなかった けれど ・・・
あの素敵な 君と見た あの夏の海は 一生 忘れる事は ないだろう
君と 行った場所 いつか 二人が年老いて 時を越えて
同じ場所で 二人で いつか観た 風景を 見て 笑えたら ・・・
叶わぬ 夢に なって しまったけれど ・・・
僕の 君の 心の大切な場所に そっと 大事に しまっておいて
忘れずに あの場所で こっそり 想い出して 微笑られたらいいね
Dream star ☆