Nicotto Town



エディット・ピアフ~愛の讃歌~

自宅鑑賞メモ。

フランスが誇る偉大なシャンソン歌手、エディット・ピアフの伝記映画。
ヒット曲を織り込みながら47年間のピアフの人生が、
象徴的なエピソードのいくつかの時系列を入れ替えて構成されています。
歌の殆どはピアフ本人の音源が使用されているそうです。

なんだか少し強引な展開で、ピアフのドラマチックな生涯にたよりすぎているような感じはしましたが、
主演のマリオン・コティヤールの熱演に圧倒される、重量感のあるとても観応えのある映画でした。

歌と引き換えたかのような失い続けるピアフの人生はあまりにも切なく、観ていてとても辛かったです。

心も体も衰弱しきったピアフに、シャルル・デュモンが「水に流して」をピアノ演奏するシーンはとても印象的でした。
「水に流して」に軽いイメージを持っていたのだけれど、間違いでした。
原題「Non, Je ne regret」の直訳は、『いいえ、私は後悔していない』
これこそが自分が歌いたかった歌だと、ピアフは喜び、
この曲に支えられてピアフはパリ・オランピア劇場で奇跡のカムバックを果たしました。

ピアフは死の床で、自らの人生を振り返りながら47歳という短い生涯を閉じ、
ピアフの人生を象徴するかのように「水に流して」が重なり、映画は終わります。

実際、ピアフが、自分の人生に後悔していなかったかどうかなんてわからないけど、
映画を観ている方は、そうでも思わないと辛すぎます。
それでもなお、鑑賞後感は重苦しく、すっきりしません。

エディット・ピアフは名前を知っているくらいで、歌を聴いたことはありませんでた。
日本人の歌う「愛の讃歌」や「バラ色の人生」は耳にしたことがありますが。

【La vie en rose】2007フランス・チェコ・イギリス

アバター
2009/10/05 22:22
>tararaサマ もしピアフの歌を聴くことがあったら、しばらくは気分が沈みそうです・・・。
ジョニー・デップの新作、公開が待ち遠しいですね♪
アバター
2009/10/05 00:43
重かったです…。
でも主演のマリオン・コティヤール、若いころから最期の時までよく演じ切りましたね。
ジョニー・デップの次回作「パブリック・エネミー」で
恋人役を演じるそうなので楽しみにしています♪



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