Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


さよならを超えて


壊れないように壊れないように
持ってきたあなたとの思い出
なのになぜ ひびが入るの
なのになぜ 色あせるの
その訳が分からない


いつもいつも一緒だったね
沈みゆく太陽を見たり
ゆき降る窓辺に立ったり
飛んでいきたくなるような流れ星を見たり
二人で気づきあったわね


今は私
小さな箱を抱えて
あなたとのつながりを探って
どこに行けばいいのか
真っ暗闇に落とされている


もう続けられないのなら
すべてを葬ってしまいたい
なにもかもを火の中に放りなげて
忘れてしまいたい
でもそれさえできない


あなたを責めても仕方のないこと
あなたにはあなたの道がある
それに追いつけなかっただけ
本当はちゃんと言って欲しかった
もうさよならだよ って


残されたさよならが
空中でくるくるまわって
そっと地面に落ちる
誰にも気づかられずに
私だけが知っている


もうあなたを追うことを辞めるわ
思い出など捨てるわ
それがあなたからの旅立ち
それがあなたからのはなむけ
だから私は泣かないわ




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