森の狩人と森の主
- カテゴリ:コーデ広場
- 2018/07/23 22:28:22
森の番人!
弓使いの衣裳はやはりしっかりと狩人をしたくなりますね!
なので、弓使いの森の背景に、
前手に弓矢。
片隅にうさぎ。
そして夏に一度やろうと冬から決めていた、
白いトナカイを背中に、というコーデにしてみました。
ヨーロッパは古代、森に覆われていたそうです。
人間が増えるに従って開梱されて、だんだんと森は少なくなっていくのですが、
延々と広がる森は怖いものです。
たとえば、ヘンゼルとグレーテルは食べるものがなくて、
森の奥に棄てられましたよね。
ノロウェイの牛は危険な魔法の森を三つもこえて、
花嫁を背に乗せ、運んでいきました。
牛(王子)にも花嫁にも大変な試練でした。
深い森は当然ながら、人間にとっては危ない場所であるとともに、
獲物が豊富にいるところでもありました。
これら獣の主である神々が森にはいたとされています。
一番有名なのは、森の女神でもあった月の女神たちでしょうか。
ディアナ、アルテミス、皆そうです。
彼女らは弓矢を持ち、処女である侍女たちを従えて森で狩りをする女であり、
多産の女神でもあったわけです。
彼女らに会うのはとても危険でした。
森の泉で水浴をする女神をうっかりのぞき見てしまったために鹿にされてしまったアクタイオン。
自分の猟犬に追われて、ずたずたにされてしまいます
キリスト教の時代になっても、森の奥にいて狩人を誘惑する妖精や、(零落した)女神はいました。
樫の女神や橅の妖精、
美しいが背中が虚ろになっている女、
旅人を誘惑して(妖精である)自分の国にとめおくウェヌス。
多くのものが女の姿をとっています。
もっとも例外としてフィンランドのタピオのように、男の森の主もいます。
が、機能は女神たちとほぼ同じです。
森は危険なところ。
そこで見知らぬ美しい女に出逢ったら……。
礼儀正しく挨拶して、なるべく早く(安全に)別れるようにした方が良いようです。
ありがとうです!
狩人って昔から憧れでした~。
なので、神話でもそのあたりには割と目を光らせて読んでいましたw
日本だとマタギですね!
『遠野物語』みたいに山にまつわる伝説とか民話もありますし、
ジュヴナイル作品だと小学生の頃、椋鳩十にはまって、学校の図書室でコンプしたりしました。
大人になってマタギや、外国の猟師(プロ)の話を読むと、
自然と共存しなければできない仕事なのが良くわかります……。
自然保護の点からも、そういう物語にもっと目を向けてもいい、と思います。
投稿内容から、いつも勉強させてもらっています!
森で見知らぬ美女に出逢ったら…逃げますね!(^^ゞ
森の狩人と森の主の話、興味深く読ませていただきました~
これからも森と人が共存できることを願っていますよ。(^^)