またしても、椅子から転げ落ちる。
- カテゴリ:仕事
- 2018/07/12 07:06:45
いやあ~、びっくりしたっ!
日本の株式会社の仕組みを、(よく)知らないというのは、
ときおり、わたしを椅子から転げ落ちさせます。
昨日、うちの税理士の先生から電話を頂きました。
かいつまんで言うと、こんな感じ↓
先生 「今年で会社創設から10期(10年)経ちましたよねー」
わたし「おかげさまで~♪」
先生 「10期で代表や役員の任期が切れますので・・・」
わたし「えーっ!?そうなんですかーっ!
ってことは、わたしたち、クビ―!?」
知らんかったなあ。
10年が、役員任期だったとはなー。
電話の向こうで、先生はまだ何か、叫んでいますが、
わたしは、鈴ちゃんにこの緊急事態を継げねばなりません。
任期切れで、わたしらクビやて―っ!
鈴ちゃんは、冷静で、
「ちゃうやろ。ちゃんと話、聞け。」
へ。
電話の向こうでは、税理士の先生が笑い転げてます。
この任期は切れたが、継続で登記変更しますとのこと。
クビでは、ありませんでした。
よかったなー。
まー、10年持ちましたが、
別に一生懸命やってる感はないので、
クビもありうると思ってたんでしょーねー。
10年かー、早いなあ。
ネットで見た話題ですが、
既存の会社の9割が10年以内に潰れるそうです。
そんなに会社経営ってたいへんなの?と勘繰ってしまいますが、
潰れる9割は、もともとゴミみたいなもんなんだそうです。
うちも十分、ゴミみたいな会社だけど、
もっとチッコイゴミがあるんですね。
じゃあ、べつに「潰れたっていいじゃない」ってもんですけど、
そーいえば10年ほど前、
社判を作ろうとハンコ屋さんに行った時、
「すぐ潰しますか~?」と聞かれました。
そんときは、きっついジョーダン言うなあと思っていたのですが、
冗談なんかではなく、
1年以内に潰すつもりなら、柘植とか安い印材で作るんだそうです。
ハンコの材料で、会社の寿命がわかるんだ~。
「そんな、すぐ潰すために会社作る人なんかいるんですか」
今思えば、何も知らないって恐ろしいことをヘーキで聞けるもんですね。
いるんですよ。
会社なんて、さっさと作って、さっさと潰すもんなんです。
知らんかったわ。
テキトーなトコで売り飛ばしたり、
合併したりするんです。
もちろん、借金踏み倒して潰す人もいるでしょう。
はあ~。
うちの会社、
「弱小零細吹けば飛ぶよな将棋の駒悪徳不動産株式会社」(仮名)ですが、
ハンコ屋さんで、
「社名はこれでいいんですか」と聞かれたとき、
長いから文句言ってんのかなとおもって、
「吹け飛び」でも、別にいいです。と真顔で答えました。
会社の名前なんて、どーでもよかったんです。
いろいろ考えてキラキラネームってのもイヤだし、
意気込みがあふれ出るような(そんな意気込みはない)名前もイヤ、
暑苦しいのもイヤだし、
すずき株式会社だったら、自動車メーカーみたいだし。
なんでもいい。
だって、どーせ、誰も興味ないし、
覚えてもくれないだろうと思って付けた名前です。
「テキトー株式会社」
会社にした理由は、税務対策だけだからです。
会社法に則って、合法的に円滑かつフツーに、
納税者になるためです。
でないと、いずれ手が後ろに回ることになります。
(脱税で逮捕ね)
ゴハン食べていくがために、作った会社です。
お陰様で10周年。
事業は勝手に大きくなって行ってます。
(大きくというのは、物理的に数学的に)
わたしや鈴ちゃんのやってることは、
10年前と、何ら変わってはいません。
毎日、おんなじ。
ついでに税理士も同じひと。
正確に言うと、税理士の肩書がちょっと変わりました。
10年前会社発足当時、税務署から当番で付けられた会計士が、
今の先生です。
初めの1年は、タダで経理を教えてくれるのです。
うちでは、丸投げで先生が付けてくれていました。
あっという間に1年経って、
税理士の先生が「じゃ、わたしはこれで」というのを、
無理やり引き留めて、今に至っています。
その間に、先生は、ただの税理士の先生から、
政界に目覚め、大阪市議会に見事当選し、
今では、某政党の金庫番をやっておられます。
関西では泣く子も黙る某政党の中核にまで、登り詰められました。
先生、エライ。
じゃ、うちなんてすぐ下請け計理士にまわされるなあと思っていたのですが、
先生が言うには・・・
(ここがちょっと、ひっかかるものがあるんですが)
先生が言うには・・・
「面白いので、見てる」というのです。
うちの会社は、面白いんだそうです。
何が面白いのか、分かりませんが、
あんな数字だらけの表(Excel)のなにが面白いんでしょうか。
そこはちょっと意味不明なんですが、
とにかく先生直々に、うちの会社を牛耳ってくれています。
だから「任期切れ~」って言われたとき、
「クビだーっ」て思ったんだけど、
そこは何とかクビにはならずに済むようです。
良かったね、鈴ちゃん。
また、次の任期切れまで、ダラダラ遊んでいようね~♪
しかし、うちの社長の椅子は、よく転げ落ちるなあ。
新しいの買おうかなあー、ぶつくさ。
株主様に申し上げます。
わたくし共、昼夜を問わず一生懸命働いております。
ご安心くださいませ。
代表取締役社長 軽薄もとい敬白。
いっそのこと畳に座布団にしたらどうでしょう。
のれんをくぐると文机(でいいのかしら?)が並んでて
『笑点』みたいな座布団に座って事務をしているという。
…膝が痛くなるかしら<それは自分。
10年が節目、って去ってった人がよく言ってたなぁ
とんでも建材、先週息子を送って行くときに通ったら、もうすっかり商品は無くなっていて休業の様子でした。立ち退き料を貰っているので一応は店舗を新しく建てるってことだったけど、直ぐに廃業するとか・・・
あそこもゴミ会社だったのねぇ
わたし、代表取り締まられ役
鈴ちゃん、何も専務。
・はなこさんのところに行くには、安全靴を履く。海辺でよく滑るから。
昆虫好きとか、爬虫類好きとか、私には理解できないけどw
椅子の足が砕けるのはドリフのコントだし、
派手に椅子から滑り落ちるのは……吉本の定番だっ!Σ( ̄Д ̄;) (そこか?w
知れば知るほど不可解な事が出てくるらしいですからねぇ>会社システム
(今度は棟梁かっ?!と思ったのは内緒。(; ̄ー ̄A )
山田真哉「女子大生会計士の事件簿」ではわかりやすく説明されてます。
社印を作るときに「株式会社」を
前につけるか後ろにつけるかって聞かれて
目が点になりました。あーそんなこと考えたこともなかったわーって(笑)