6月22日付け「疲れたー」でも書きましたが、
騒動を起こしたまだらボケのおじいさん。
その方の、ボート小屋が撤去されました。

結局1万円をごまかすのに失敗し、
そのツケが回ってきて退会処分、
ボート小屋撤収、ボート処分とかでかなりの損害が出たことでしょう。
何をやりたかったの？

今回の、この空いた場所にまた艇庫を建設して…と思っていましたが、
チョとやめる。
撤去した場所を見て来ましたら、
川沿いの崖が、かなり崩れているのが分かりました。
これはアブナイ。

http://nannsetogg.naturum.ne.jp/

艇庫ばかりが立ち並んでいるところなので、
人命に危険は及びませんが、
崩れた崖は、なんとも見苦しい。
これは、もう、艇庫が撤去されたついでに、
護岸の擁壁工事をしようということになりました。
まあ、なんとも景気の良い話ですこと。

ついては、撤収された場所に並んだあと３艇庫を撤去！
そして護岸工事。
来年でご卒業される予定の小型ボートが２艇ありますので、
ところてん方式で、順次艇庫移動、そして一斉撤去した方が、
美観と効率からいって、最善の方法だということになりました。

今回のボケたおじいさん会員（８０歳！）
騒動の最初は、「なんて嫌なヤツ！」と思ったのですが、
ボケてしまったのでは、致し方ありませんし、
逆に、これを起点にして護岸工事まで進むのであれば、
いい吉祥になってくださいました。

いろいろ話は、飛ぶのですが、
どうも、淡路島にうちと同じように、
ボートや水上バイクを預かるところがあるんだそうですが、
なんと預かり賃料が、１年間１５万円なんだそうです。
簡単に言って、うちの４倍の賃料を稼いでいることになります。
どうも、うちはカタハズレに、安いらしい。
安いも度を越して、中古ボートを１万円で売ったりするから、
もうちょっと考えて商売をしたらどうかと言われました。

う～ん・・・

別にボート屋じゃないしなあ。
中古のボートや、船外機を売って儲けようとも思わないので、
売主さんの言い値のまま、買い主さんの希望のまま、
取引の仲介だけをして、一切手数料もいただいてはおりませんでした。
それは、それでいいんです。
お客様同士が、一番良い取引ができればいいんです。
うちは、基本駐車場なので、
そこへ車を停めに来てもらうだけが収益なのです。
（それでも、出航しない日はそれさえ頂きませんがね）

お客様中心の経営方式というのは、
ズバリうちのことだと自負しております。

そして、会社設立から１０年が経った今、
次の１０年に向けて、
「会員制海洋レジャークラブ」のクオリティを、
もう一歩、上げることを目標としたいのです。

今までのような、掘っ立て小屋、乞食小屋をやめて、
小型ボートの艇庫にふさわしい、ちゃんとした艇庫を建てたいのです。

今の日本で、いえ近海の大阪湾で、
小型ボート預かり、出航場なんておいそれとは見つかりません。
いわば、うちが独占企業なのです。
じゃあ、それにふさわしい海洋レジャー施設にしなければならないのです。
それが、わたしたちの責任だと思います。

艇庫を建てるのには、材料費だけで１４万～１７万円かかります。
（人件費は含まれません）
これは、素人工事をしても、それだけかかるということです。
それじゃあ、うちで建てましょう。
そして、材料費だけをご請求いたします。
これは、うちが損するようにも考えられますが、
「会員制海洋レジャークラブ」は、あえて美観を買います。

「海洋レジャーを愛する」人たちの集まる場所として、
相応しい美観に投資したいと思います。
そのために護岸工事をし、プロの建てた艇庫を並べようと思うのです。
キャンプ場にも、かなりの投資をしていますが、
それも同じ理由です。
空地だから、キャンプで稼ごうなんて思ってはいません。

「会員制海洋レジャークラブ」を、
確固とした品格に押し上げるための先行投資です。
大阪湾にうちだけしかないのであれば、
それにふさわしいレジャー施設になる責任があります。
それが、今後、他社の追随を許さない強固な経営の基盤になるのです。

艇庫建設の材料費は、分割払いでも可。
賃料は、基本スペース（２×4ｍ）1年間4万円。
駐車場料金は、艇庫付きの人は1日500円で、
シャワー、ボート洗い場使用料無料。

持ち込み小型ボートは、
年会費1000円、駐車場600円。
シャワー、ボート洗い場使用料無料。

気象情報、釣果案内、帰港までの安否確認全部込みです。
こんな安いトコ、ぜったい他には無いと自信をもって言い切れます。

ボケたおじいさん会員様の騒動が発端でしたが、
「会員制海洋レジャークラブ」の目指す方向性として、
よりハイスペックなレジャー施設を、今と同等価格で進めます。

会員様には、しばらく艇庫待ち等でご迷惑をかけるかもしれませんが、
「ここの会員で良かった！」と心底叫んでもらえる施設にするために、
あらゆる企業努力を積み重ねる方針です。
どうせなら、関西1番がいい！
関西1番ということは、日本1番だという意味だってくらい、
気合い入れて、やって行こうと思います。

なあに。
うちの屋台骨は、
「弱小零細吹けば飛ぶよな将棋の駒・悪徳不動産株式会社」です。
今季も全収益物件満室を記録している優良企業です。
「会員制海洋レジャークラブ」が、多少の収益減少を記録したところで、
節税効果こそあれ、ぐらつく屋台骨ではありません。

そう考えれば・・・
ボケたおじいさん会員様、
ありがとうございました。
良い、きっかけ・気づきをくださいました。
心から感謝いたします。

これからも一層の努力を積むときに、
あなたのことを思い返し、
人間の一生の短さ、存在の意義を見つめ続けたいと思います。
わたくしどもの、里程標になってくださったことに、
心から感謝いたします。

ありがとうございました。