【お話】落ちてくる、花の香り。
- カテゴリ:コーデ広場
- 2018/06/16 10:20:50
合わせ鏡と、時の結び目。落ちてくる花の香りを、記憶にとどめておこう。
もらったステキコーデ♪:8
月の夜に、湖に出かけた。
小さな手鏡を持って。
ゆらりと揺れて、月を映す水面に、
手鏡を、差し伸べた。
そこに生じるのは、合わせ鏡の世界。
有限の無限という矛盾が、ゆがみなく生まれる。
花の香りが落ちてくる。
時の結び目を、見つけた。
あれは、あの日のわたしとあなた。
まだ、何も知らなかったころの。何でもできると思っていたころの。
愚かで、いとおしい時代のわたしたち。
湖にさざなみが立つ。有限の無限がゆらりと揺れる。
結び目は、まだ、ほどけない。ほどかない。
ここに、まだ。もう少し、残しておこう……。
落ちてくる香りに酔いそうになる。
その中で、探している。
いつか、どこかで見た、まなざしを。
はるか、彼方で出会った、笑顔を。
いつかは、この結び目もなくなって。わたしは、あなたを忘れるのだろう。
きっと、そうなる。それで良い。それが、人の在り方。人の生き方。
わかっている。それでも、
今はただ、こうしていたい。
花の香りと、やさしい記憶を、留めていたい。
いつか。降り積もる時の砂に、この記憶もまた色あせて、
この悲しみが、小さな痛みを残すだけとなるまで。
***
なくした恋を探すような? 忘れるというのもまた、人には大切なプロセスかな。
グリム童話聞いてみたいですね
しのさんの言葉が聞こえたらゆったりとした気分になれそうです
人の声で語られる、昔話や絵本が、意外と気持ちを落ち着かせたりするよ。
図書館のお話の時間をのぞいてみて? わたしがいるかもw
こんど、ちょっとした集会で、グリム童話を語るんだ~。
過ぎ去った時間と過ごしていく事に時間割いている感じです
先に望み無いというのは少しある
静かにこれからの人生生きていけるだけが望み
悩んではいませんかな?何とかなるでしょうて感じです
訪問感謝です。コーデやお部屋の写真から、物語のような詩のようなものを作ってつけています。
気に入ったら、またのぞいてみてね。
梅一輪 一輪ほどの 暖かさ
記憶が薄れても,香りはよみがえる♪
とても素敵な詩ですね~