Nicotto Town


シグキーリア


friend-名も無き物語-第29章 その②


   friend-名も無き物語-第29章 その②

  「なるほど・・・・・・よし、とにかくこいつの暴走を
 抑えよう・・・!」
 とカゲロウはゲンシカイキしたグラードンを
 キッと睨みつけながら、姿勢を低くして
 臨戦態勢を取る。
 こうして僕達とゲンシグラードンとの
 死闘が幕を開ける!!
 僕達とゲンシグラードンとのバトルは、
 ゲンシグラードンの特性「終わりの大地」に
 よる効果でゲンシグラードンを中心に
 日差しがとても強くなった!
 ゲンシグラードンの特性「終わりの大地」に
 よる効果で底上げされた炎タイプ技に
 かなり苦しめられたがエルストの地面タイプ技、
 「じしん」やメンバー全員での
 一斉通常攻撃に加えシルバルトの援護もあり、
 どうにかこうにかゲンシグラードンを撃破した!!
 かくして僕達とゲンシグラードンとのバトルは、
 死闘のすえになんとか僕達が勝利した。
 「はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・やっと倒せた・・・・・・。」
 とカゲロウは肩で息をしながらそう言った。
 「・・・・・・!?な、何だこれ!?」
 とカゲロウが顔を上げるとさっきまで
 グラードンがいた場所を見ると、
 グラードンがルビー色の結晶に覆われて
 静かに佇んでいた。
 「グラードンが・・・・・・結晶に覆われている・・・!?」
 と僕はルビー色の結晶に覆われて
 静かに佇んでいるグラードンを見て
 驚き目を丸くしてそう言った。
 「中にうっすらとですが・・・・・・グラードンらしき
 ものも見えますし・・・・・・結晶に閉じ込められて
 しまった・・・という感じでしょうか・・・・・・。」
 とカラットはルビー色の結晶に覆われて
 静かに佇んでいるグラードンを見ると
 僕達に向かってそう言ってきた。
 「グラードンの暴走は止まったけど・・・・・・
 これでよかったのかな・・・・・・。」
 とエルストはルビー色の結晶に覆われて
 静かに佇んでいるグラードンを見ると
 僕達に向かってそう言った。
 「わからない・・・・・・だが、とりあえずグラードンを
 止めることには成功したようだな。この結晶化に
 ついてはわからないが、一先ずここから出よう。」
 とシルバルトはルビー色の結晶に覆われて
 静かに佇んでいるグラードンを見ると
 僕達に向かって諭すようにそう言った。
 「・・・そう・・・・・・ですね・・・・・・。」
 とカゲロウはルビー色の結晶に覆われて
 静かに佇んでいるグラードンを見ると
 シルバルトに向かってそう言った。
 同時刻、ミスティア達海域探索組の方でも
 カイオーガがサファイア色の結晶に覆われて
 静かに佇んでいた。
 「カ、カイオーガ・・・!?」
 とミスティアはサファイア色の結晶に覆われて
 静かに佇んでいるカイオーガに向かって
 驚いた様子でそう叫んだ。
 「カイオーガが・・・・・・結晶に・・・!?」
 とピカノンはサファイア色の結晶に覆われて
 静かに佇んでいるカイオーガを見ると
 驚いた様子でそう言った。
 「ウォーラルさん!これはどういうことなんで
 しょうか・・・?」
 とセラムはサファイア色の結晶に覆われて
 静かに佇んでいるカイオーガを指差しながら
 親方のウォーラルに向かってそう訪ねた。
 「僕にもわからない・・・・・・こんな現象は初めて
 見たよ・・・・・・。」
 と親方のウォーラルも
 サファイア色の結晶に覆われて
 静かに佇んでいるカイオーガを見て
 驚いた様子でそう言った。
 「でも・・・一応カイオーガの動きを止めることは
 できたし・・・・・・よかったのかな・・・・・・。」
 とワラビはサファイア色の結晶に覆われて
 静かに佇んでいるカイオーガを見てそう言った。
 「それもわからないけど・・・・・・とりあえずは
 1回外に出よう。地上が心配だ・・・。」
 と親方のウォーラルはサファイア色の結晶に覆われて
 静かに佇んでいるカイオーガを見ながら
 ミスティア達に向かってそう言った。
 「そうですね・・・・・・。」
 とミスティアはサファイア色の結晶に覆われて
 静かに佇んでいるカイオーガを見ながら
 親方のウォーラルに向かってそう返事を返した。
 例のゲンシグラードン、ゲンシカイオーガの暴走による
 異常気象事件のあと、私達は一先ずウィンドラギルドへ
 戻った。
 ギルドでは避難してきたポケモン達やウィンドラさん、
 そしてメルトラムさん集まっていて、帰ってきた
 私達を盛大に祝福してくれた。
 伝説のポケモンによって・・・・・・いや、正しくは
 例の組織によって暴走させられた伝説ポケモンによって
 引き起こされた今回の騒動は相当疲れたけど、
 ギルドでみんなが私達にお礼を言ってくれたり
 喜んでくれたりした時は、探検隊としてみんなの役に
 たてたんだ、ということをすごく実感できて嬉しかった。
 それから数日間、私達は例の異常気象で荒れてしまった
 地域の復興のためのボランティア活動に参加した。
 崩れてしまった建物の修復や食料の運搬など・・・・・・
 やっているうちに、今回の事件が及ぼした被害の大きさを
 改めて実感することとなった。
 強大な力を持つポケモンが大暴れしただけで、
 これだけの被害が出るものだということを思い知らされた。
 シルバルトさんは、今回の事件を更に調査すべく、
 ギルドをさっていった。また会える日は来るだろうか。
 ボランティアもようやく一段落ついたので、私達は
 明日からは普通に過ごしていいことになった。
 なんでも、事件を解決してくれた私達にこれ以上
 手伝わせるのは良心が・・・・・・とかなんとか。
 別に気にしなくていいのに。
 ともかく、私達も例の組織については色々調査しないと
 いけないと思っている。なぜあのような事件を
 起こしたのか、奴らの本当の目的は何なのか。
 そしてゲンシカイオーガが結晶に閉じ込められて
 しまったあの光景・・・・・・あれはいったい何なのか・・・・・・。
 まだまだ謎は多いけど・・・・・・、
 みんなが安心して暮らしていける世界のために、
 私達ももっと頑張っていきたい。そのためにも、
 これらの謎を解き明かしていかなくては。
 また明日からみんなで、探検活動頑張ろう。
 「よし、今日の日記おしまい!
 私も明日に備えて寝よ・・・・・・っと。」
 とミスティアはさっきまで
 日記を書くために使っていた机に
 予め備え付けられていた羽根ペンを元の位置に
 戻すと大きな欠伸と伸びをしながらそう言った。
 「そういえば・・・・・・異常気象は回復したけど、
 今夜はまた大雨みたいなのよね・・・・・・
 明日の朝には止んでいるといいんだけど・・・・・・。」
 とミスティアは自室の窓から
 外の様子を見ると溜息交じりにそう言った。
 「はぁ・・・はぁ・・・・・・!」
 親方のウォーラルはギアロからの急報を聞いて、
 絶え間なく降りしきる大雨に撃たれながら、
 弟の墓の前に急行する。
 「はぁ・・・はぁ・・・・・・ああっ!?」
 親方のウォーラルが弟の墓の前に
 着くと弟の墓は見るも無惨に荒らされていた
 そして見るも無惨に荒らされている
 弟の墓の前に一足先に到着していたギアロが、
 親方のウォーラルの到着を待っていたのだった・・・。

                  その③に続く




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