トランプ大統領が安易な妥協に走った
- カテゴリ:その他
- 2018/06/13 06:00:39
トランプ氏、金正恩政権の体制保証
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3166084012062018MM8000/
素人政治のトランプが金正恩を一方的に安心させるだけの会談に終わった。
北朝鮮は核戦力を保有したまま。
アメリカは先制攻撃が出来なくなった訳だが北朝鮮は依然として韓国、日本に先制攻撃出来る。
「俺はお前を殴るが、お前が俺に殴りかかるのは合意文書に反する」というわけだ。
核兵器で韓国、日本に先制攻撃したい時は
「敵対勢力の耐え難い挑発に対し、ついに金正恩同士は鉄槌を下す決断をした」と宣言すればいいだけだ。
合意文書の破棄を北朝鮮はいつでも可能だがアメリカが一方的に破棄することは国際社会での信用を失うという理屈で避けられるだろう。
北朝鮮にとってアメリカとの合意文章は敵を縛りこそすれ、自分自身の行動を制限するものではない。
かつてトランプは日本海に空母を配置すると言ったが、結局それは実行されなかった。
今後は合意文書の制限の関係で北朝鮮に配慮する必要がある。
日本海に空母を配置する事は最小限に留める必要があるだろう。
間違っても軍事的圧力と取られないようにしなければならない。
こうして北朝鮮は体制保証という免罪符を手に入れ国力を蓄え、いつでも韓国、日本に殴りかかる体制を整えるわけだ。
数ヶ月もすれば北朝鮮による軍事的挑発が再開することは疑いようがない。
トランプは今後も北朝鮮との会談を重ねる意向だが一旦、体制保証を勝ち得たからには北朝鮮にとって会談する必要性がないのかも知れない。
そして世界は失望する。
トランプ大統領「(キム委員長は)すばらしい人物で非常に賢い。
尊敬に値する、賢い交渉人だ。
彼は非常に有能であり、自分の国をとても愛していることがわかった」
敵国の将軍様を持ち上げる一方で同盟国は足蹴にしているトランプ大統領。
この素人政治家は調子がいい。
というか大半の人はこうなるだろうと予想してたけど
銀河英雄伝説で帝国侵攻作戦が発動したけど、その理由が「議会の支持率を上げるため」というのだから度し難い