Nicotto Town



何の映画だったか洋画で時代は「若草物語」よりも


何の映画だったか洋画で時代は「若草物語」よりも
更に少し前だったのかもしれない。

其の時代は「ソーシャルダンス」を踊れなくては
社交界にデビューできなくて男女問わず
14,15に成る前に一通りの社交ダンスを練習するよう場面が出てきた。

「ダントン・アリー?」だったけ、其処にも使用人相手に
社交ダンスを練習した話が出てきた。

私の前の時代の大学生は所謂部活に社交ダンスが在って
私より上の年代の人はダンスが出来た。

残念ながら私の地合いになると其れは「ゴーゴー」の様な
簡単なダンスに変わってしまった。

海外のテレビで見ていたスカートがクルクル回る度に広がるダンスも
亡くなっていた。

今また社交ダンスが流行って来ている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180609-00000049-jijp-soci.view-000
↑可愛いカップルの写真が出ていた。

私は時代的にしゃれた恋愛とは関係の無関係の時代にはまったのだろうか?

そしてまた「セクハラ」とやらで女性が男性になかなか誘われない時代が
来ようとしている。

あくまでも男性がリードして女性を美しく見せる社交ダンスは
此れも「性差別」として扱われるのであろうか?

あのダンスの競技に出るからこそ着れる憧れのドレスも
日本の女性は一度も切る機械も無く終わるのであろうか?

何とも寂しい人生への道を女達は権利として持とうとしている様に
見えるのだが。

老婆心で言うが、此の私の人生でも沢山のときめきと
めくるめく燃える恋を経験したよ。


蝉の抜け殻のような授業をした私が高校卒業と同時に
寿退社をした元女教師と偶然本屋で在った。

色々な事が其の時在ったが、帰り際に彼女は私の両手をにぎり
誰でも幸せになって良いのよと私の目の中に訴える様に
して見て行った。

ぼおーとしていると其の手を強く握って上下にゆすって
更に其の言葉を繰り返した。

何で涙がでるのだろう。

私は自ら手を離して後づ去りをして一礼をすると
其の場を去った。

私は恋愛をしてみようかとふと思った。

で、家に帰って其れを母に言ってみる。
母は涙ぐんで(なんでだ?)祖母に其れを話したらしい。

其れがとんでもない悲劇を生む羽目になるのだが。

何気に祖母にどんな人がタイプかと言われた。

私は建築家にあこがれると言った。

あくまでも家を設計する人のイメージで言ったのだが。

在る時、祖母にダンスパーティの券を貰ったので行って来いと言われた。

祖母のお付き合いで券を交わされたのだが
其れは社交ダンスを少し教えてくれて其の後は自由に踊れて
「食べ物が出る」との事だった。

私は其の「立食パーティ」と言うのにひかれた。
自由にお皿に食べ物が在って取って食べてよいと言う。

で、何故か母にピンクのスーツを着せられて行かされた。

大学一年の時である。

で行くと40人位の男女が居て先生が社交ダンスを簡単に
教えてくれる。

でjカップルとなって踊ろうと若い男を捜すと
何故か引き離されて叔父さんと踊らされる。

で、其の叔父さんはしきりに外に出て電話をかけている。
と、言うよりも叔父さんに電話がかかって来て忙しそうである。

やっと立食パーティの時が来てお皿にてんこ盛りに食べ物をよそって
食べようとすると呼ばれて隣に作業服が来た男が急いで来たのか
汗を拭いている若い男の傍に座らされる。

食べ物の所へ戻ろうとすると取りあえず飲み物が欲しいと言う其の男に
ビールが持って来られる。
私も同じ様にビールのコップを持たされる。

しこたま食べようとお腹を空かして行ったのに
すきっ腹にビールが入って行くのが解る。

其れでまた皿に持った食べ物の所へ戻ろうとすると
またビールのお代わりを其の男が言うのでまた其の男に合わせて
ビールを持たされる。

で。音楽が始まって私はダンスを遠慮して食べ物の所へ行こうとすると
手を主催者の叔母さんに引っ張られて其の男とダンスをくまされる。

取りあえず忍忍でダンスに付き合う。
其の男も私同様下手なので叔母さんが付き切りでしばらく間
ボックスを教えて貰って其ればかりくりかえす。

で、ようやくゴーゴーになって高校時代にススキノに繰り出して
派手目の此のグループと私達引き立て役のグループで言った
ディスコで教えて貰ったゴーゴーを踊る。

可なりよってしまって食べ物を食べようとみると
テーブルは片づけられていた。

私は怒り心頭。
「帰る!」と宣言。

さっさと其の場をでる。
と慌て引き留められて、其の男が叔父さんに送る様に言われている。

で、また帰ろうとすると呼び止められて送ると言う。

「一人で帰られるから送らないで良い」と断る。

で男は断われたのでもどろうとするとまた其の叔父さんに
私を送る様にと言われて引返して来る。

で、兎に角送るからと言う。

其れをせっか皿にたっぶり盛った食べ物が片づけられて居て
イライラしているのにまた送ると言うので
「一人で帰れると言ったでしょう!」と怒鳴って歩き始めると
何と其の男が私の肩を掴んで「話を聞け」と言った瞬間に
私のパンチがさく裂。

彼は横に在った男子トイレの中に崩れる様に沈んで行った。

で、「私が簡単に体に触れ指す様なやつじゃないんだよ」とか
「俺の後ろに立つな」だったかを何かの映画のセリフの様な事を
言いながら其の場をさる。

其の物音に気が付いて様子を見に来た彼の同僚らしき男が
二人慌てて男子トイレに入って行った。

で家に帰ってきて祖母に聞かれたので料理を食べ損ねたとだけ言った。

後に相手側の上司から今回の話は無かった事にと断られた。

何と祖母がしくんだお見合いだったのだ。

相手は一級建築家。家どころがビルの設計士。

大の憧れの職業。

「何で事前にいってくれなかったのぉ」と私。

猫の皮を3重にかぶってしずしずと女を演じて
がんばったのにぃと言ったので

もう一度会いたいと私が言っているのでと先方に伝えて貰ったが

こっちも部下を守りたいのでと断って来たそうだ。

其れで何が在ったのかと聞かれたので
「送るとしつこかったので一発殴った」と話したら
祖母が着物の袖で顔を隠して泣いていたのか?
笑いをこらえていたのか、肩が震えていた。

顔も良かったし、好きでも嫌いでも無かったが
憧れの職業でいまでも惜しい事をしたと思っている。




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