Nicotto Town


シグキーリア


friend-名も無き物語-第28章 その④


   friend-名も無き物語-第28章 その④

  ???
 「くっ・・・・・・戻ってきてみれば何だこいつ・・・・・・
 厄介だな・・・・・・。」
 と謎のガブリアスが親方のウォーラルを見ながら
 悔しそうにそう言った。
 「悪いけど、これ以上勝手な真似はさせないよ。
 倒れてもらおうか。」
 と親方のウォーラルは謎のガブリアスを
 キッとにらみつけるとヤツに向かってそう言った。
 ???
 「くそっ・・・・・・それなら・・・・・・。」
 と謎のガブリアスは悔しそうに
 親方のウォーラルに向かってそう言うと続けて、
 ???
 「お前の後ろにいる奴らから倒してやる!」
 と謎のガブリアスは親方のウォーラルの後ろに
 いたミスティア達メンバー全員をかぎ爪で
 指し示すとそう叫んだ。
 「!?ミ、ミスティア達!?」
 と親方のウォーラルは謎のガブリアスが
 かぎ爪で指し示した方を振り返ると
 驚いた様子でそう叫んだ。
 「覚悟しな!」
 と謎のガブリアスは親方のウォーラルを
 ヒョイッと飛び越え、ミスティア達の前に
 躍り出るとそう叫んだ。
 「・・・!」
 ミスティアは姿勢を低くして謎のガブリアスとの
 戦闘態勢を取る。
 「みんな、気をつけて!
 そいつは強い!」
 と親方のウォーラルはミスティア達に向かって
 かなり慌てた様子でそう叫ぶと続けて、
 「僕も後ろからサポートするよ!」
 と親方のウォーラルはミスティア達に向かってそう言ってきた。
 「お願いします!」
 とピカノンは親方のウォーラルに向かって
 そう返事を返した。
 こうしてミスティア達と謎のガブリアスとの
 バトルが始まった!!
 ミスティア達と謎のガブリアスとのバトルは、
 謎のガブリアスの「じしん」攻撃に
 かなり手こずらされたが、親方のウォーラルの
 サポートもあり、最後はワラビの技「氷の牙」で
 謎のガブリアス、グランディアを打ち倒した!!
 かくしてミスティア達と謎のガブリアス、
 グランディアとのバトルは、かなり苦戦したが
 ミスティア達が辛くも勝利した。
 「くそっ、ここまでか・・・!!」
 と謎のガブリアス、グランディアは
 その場にヒザをつくと悔しそうにそう言った。
 「くっ・・・・・・!流石にこの人数じゃ分が悪い
 か・・・・・・。」
 とグランディアはその場にヒザをついたまま
 憎らしげに親方のウォーラルと、
 ミスティア達に向かってそう言うと続けて、
 「だが、この先にある異常気象の原因を止めない
 とどっちにしろお前たちもここで海の藻屑に
 なる運命だ!せいぜい足掻くんだな!!」
 とグランディアはミスティア達を
 ヒョイッと飛び越え、どこからか不思議な色をした
 球を取り出した。
 グランディアがどこからか取り出した
 不思議な色をした球に力を送ると
 グランディアを青白い閃光が包み込んだ!!
 青白い閃光が収まるとグランディアは
 そこから姿を消していた。
 「くっ・・・・・・逃がしたか・・・・・・。」
 と親方のウォーラルはさっきまでグランディアが
 立っていた場所に駆けていくと、
 さぞ悔しそうにそう言うと続けて、
 「いやそれよりも・・・みんな大丈夫か!?」
 と親方のウォーラルはミスティア達のいる
 方に駆け寄ると心配そうにそう言ってきた。
 「え、ええ・・・・・・なんとかね・・・・・・。」
 とミスティアは荒い息を整えながら
 親方のウォーラルに向かってそう言った。
 「水ポケモン相手だったらまだ何とかなったん
 ですが、流石にガブリアスはきつかったです・・・。」
 とピカノンは荒い息を整えながら
 親方のウォーラルに向かってそう言った。
 「あぁ・・・・・・まあみんな無事でよかったよ。
 それより・・・・・・、
 この先に・・・・・・異常気象の原因があるようだね。
 早く向かわないと・・・・・・。」
 と親方のウォーラルが海底神殿の最奥部へと
 続く道を見ながらそう言った。
 すると轟音と共に、海底神殿全体が
 大きく震動した。
 「な・・・何!?この揺れ・・・・・・!?」
 とミスティアが轟音と共に、海底神殿全体が
 大きく震動したことに驚いてそう言ったその時!!
 ???
 「グオオオオオオオオオォォォォォォォォォォッ!!」
 まるで海底の奥底から突き上げるかのように
 響き渡る恐ろしい咆哮が聞こえてきた。
 「な、何かの鳴き声でしょうか・・・・・・やたら
 大きな感じでしたが・・・・・・。」
 とピカノンは海底神殿の最奥部へと
 続く道の先から聞こえてきた恐ろしい咆哮に
 恐怖してブルルッと身震いすると親方のウォーラルと
 ミスティア達メンバー全員に向かってそう言った。
 「は、早く向かいましょう!」
 とセラムも海底神殿の最奥部へと続く道の先から
 聞こえてきた恐ろしい咆哮に恐怖して、
 怯えながらミスティア達メンバー全員に向かって
 そう言って急かした。
 「うんっ!」
 とワラビは恐ろしい咆哮が聞こえてきた海底神殿の
 最奥部へと続く道の先をキッと睨みながら、
 ミスティア達メンバー全員に向かってそう返事を返した。
 ミスティア達メンバー全員は親方のウォーラルと
 共に海底神殿の最奥部へと続く道を進んでいった。
 一方その頃・・・・・・。
 「これは・・・・・・・・・酷い大雨だ。ついにここまで
 範囲が広がってきたか・・・・・・。」
 とウィンドラギルドの屋上で空を見ていた
 親方のウィンドラが激しく雨を降りしきらせている
 不思議な色の雨雲を見やるとそう言った。
 「・・・・・・親方様。大陸の北側では・・・・・・。」
 と副親方のモフラウドが親方のウィンドラに
 そう話し掛けると、
 「ああ・・・・・・打って変わって物凄い日照りと聞く。
 これはもう・・・・・・確定的だな・・・・・・。」
 と親方のウィンドラは激しく雨を降りしきらせている
 不思議な色の雨雲を見ながら何かを
 確信したようにそう言った。
 「・・・・・・誰かが目覚めさせてしまったの
 ですね・・・・・・。しかしそれだけではこんな・・・。」
 と副親方のモフラウドが親方のウィンドラに
 そう話し掛けると、
 「・・・・・・正気を失っているのかもしれんな・・・・・・。
 こうなっては力尽くで鎮めるしかなかろう。」
 と親方のウィンドラは激しく雨を降りしきらせている
 不思議な色の雨雲を見ながらそう言った。
 「・・・・・・彼らだけで大丈夫でしょうか・・・・・・。」
 と副親方のモフラウドは親方のウィンドラに向かって
 心配そうにそう訪ねた。
 「・・・・・・信じるしかあるまい。私達はとにかく
 一般市民の安全の確保が最優先だ。それに・・・、
 彼らならきっとやり遂げてくれる・・・・・・そう
 信じている。」
 と親方のウィンドラは副親方のモフラウドの
 いる方を向くと自身に言い聞かせるように
 優しくそう言ったのだった・・・。

    friend-名も無き物語-第29章その①に続く




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