50年は遥かに超えた前、友人から相談を受けた。
- カテゴリ:友人
- 2018/06/02 13:10:44
50年は遥かに超えた前、友人から相談を受けた。
近所に住む「猫叔母さんの所に子犬が数匹敷地内に箱に入れられて
捨てられたと言う事。
其の叔母さんは「捨て猫」を拾っては飼い主を捜したり
育てたりしていた。
其れを見越しての卑劣な行為だろうと思うが、
其れでも子犬の飼い主を捜したが雌犬だけが見つからなかった。
雌犬は外に戻すと更に子犬を生むので保健所に持って行くと言う。
しかも雌犬の飼い方は雄犬の様に首輪と鎖をつけて外飼いでは
オスの野良犬が寄ってきて子犬を作ると言うので
買う条件はいぬこやをゲージで囲って雄犬が入らない様にして
しかも冬は雪積もってゲージの中が盛り上がって
雄犬が乗り越えて入って来るので高いゲージにしなければならないと言う
条件を満たす人で無いと子犬が増えて更に沢山の命を殺す事になるので
その犬一匹の命で終わらせようと言う辛い決断をしていた。
ギリギリだがやっと我が家で其の条件を満たしてくれるゲージを
作ってくれる人を手配出来て其の犬を貰って来た。
約束通りに近所のスピッツをゲージに入れて買っている叔父さんに
ゲージを作って貰って更に雪が積もっても中に入らない屋根つきである。
更に少し斜めの高床式で雨が自然に流れる様にと
雨で散歩に行けない時は5cm四方の穴が隅に開けてあって
其処へウンチを箒で捨てられるトイレ付である。
其れが貯まると床下にスコップを入れて其れを外に捨てた。
何とも雑種にしては豪華な犬小屋が出来た。
やがて一年ちょっと成犬になって雄犬がゲージの周りをうろつき始めた。
私は棒を持ってそれらの犬を追い払った。
勿論ゲージが在るので中に入れない。
驚いた事に鎖を中には鎖を引きちぎって来た犬も居た。
やがて其れが一段落をした。
私はやっと繁殖期が終わったと思った。
で、其処で安心した私は其れまで散歩が終わるとゲージの閉じ込めて
散歩後にあげる水を取りに行くのだが。
繁殖期は終わっているので前と同じ様にゲージの外の電信柱に
リードを結んでお水の後のブラッシングをする事にした。
だが其のお水を取りに行っている僅かな間にこきたないぼさぼさの毛の
手入れもされて無い野良犬に犯されていた。
バケツの水をかければ良いとの事でバケツの水をぶっかけたり
棒でひっぱたいたが逃げるオスにひきづられて
可愛い我が家の犬がきゃんきゃんと泣いている。
大切な我が家の可愛い犬になんてことをしてくれるんだと
スコップを持ち出してぶっ殺すとわめいた所で
見ていた近所の人達に止められて泣いている私は説得されて
留まった。
何せ我が家の犬は雑種とは思えない扱いを受けていたので
どんなに凄い犬種かと聞かれても雑種である。
其れが貰う時の条件だったからそうなったのだが。
言われたとおりブラッシングはするし顔にビニールをかけて
空気を少し入る穴をあけてかぶせて
協力な殺虫剤でのみ取りをして
其の後はシャンプーで其の強力な殺虫剤を洗って
其の後はリンスを付けていた。
更にブラッシングはするので雑種とは思えない毛並みになっていた。、
だが、結局は子犬を生む事になってしまった。
其の子犬の一匹が何とウンコを落とす5cmの穴に半分落ちて
母犬が強引に引っ張ったので皮がむけていた。
慌てて私は可なり歩く所に在る動物病院に
バスタオルにくるんで連れて行った。
何と其の獣医は週三日しか小型動物は見てくれない。
残りは北海道中の大型種の往診に頼まれて行っていた。
其の日は大型種の日で先生は広い北海道を
3人の獣医で見ていると言う。
仕方なしに電話帳で探して遠くの医者にタクシーで
泣きながら連れて行った。
何と出て来たのは白雪姫かと思う様な真っ白な肌にくりっとした目で
髪は正に白雪姫の様に綺麗にカールしていた。
更に麗しい服を着て出てきた。
で、此の白雪姫は頭のお花畑の中を歌を歌って踊っている様な
見かけだけ無く馬鹿姫だった。
何と度素人の私でも此れはだめだと解る事を言いやがった。
犬を抱いてじっと見ている。
「さっさと治療しろ!」と蹴飛ばしたかったが「何をしているか?」と
聞けば目を見るとどうして欲しいか解ると言うのである。
「治療して欲しいに決まってるだろうが!」とぶん殴ってやろうかと思った。
で、何と麻酔もせずに消毒もしないで皮を縫い始めた。
私が転んですりむいても親は水で流して其の後にマキロンは付けるけど。
度素人の私でも此れはだめだと解った。
更に化のう止めの薬もくれなかった。
勿論子犬は更にぐったりした。
で、次の日は先生が北海道のどこかから帰って来て要る日なのに
朝一で走って近所の病院へ行った。
幾らベルを押しても出て来ない。
でドアをけ破って入った。
中は相変わらず床は血だらけである。
勿論壁にも血が飛び散っている。
詰り大型種の急患が軽トラで運び込まれて来る。
先生が出て来ないと近所の人に言うと急患が入ったのが
朝方に寝ていると言う。
二階へ大声で怒鳴ってわめいても出て来ない。
仕方なしに壁を蹴飛ばした。
其れでも出て来ないので大声で其れならあちこちを
ぶち壊すと言って其処いらじゅうの物を投げ捨てて暴れていると
やっと降りてきた。
犬は化のうして死にかけていた。
その訳を話した。
消毒もしなかった事。そして化のう止めもくれなかった事。
私は良く怪我をしていたので私でも此のままではだめだと解る。
タクシーをかけて行ったのに出て来たのが絵本の中の御姫様かと
言う様な奴でそいつがと言いつけてやって、
治療が終わった所で電話番号を持って来たので
そいつに電話をして説教をすれと言ってやった。
相しないとまた私が暴れると此の椅子をあの窓めがけて
軽く投げても良いんだけどと言うと
渋々其の大型種も見るガタイの大きい男の獣医は
私が言った通りに目の前で電話をした。
何と其の馬鹿姫の親が獣医で病院を綺麗に立て直しのに
死んで獣医学部を出でばかりで受け継いだと言う。
道理で立派で此処とは大違いの綺麗な病院だった。
詰り私が言いたいのは近所と言ってもかなりあるかないと
行けない所に一軒だけ在って
其の獣医は何と3人の獣医仲間と北海道中の大型種を見ていて
大型種を見る獣医がいないと言うのと。
後はタクシーでかなり行かないと他の動物病院が無いし、
しかも獣医の腕は超悪いと言う事。
で、其の後どうなったかと言うと其のガタイの大きな医師の
所に其の女が数か月病院を休診にして見習いに来る事になったが
其の内にその二人は結婚してそっちの綺麗な病院に
男の医師も行ってしまって
夫婦で其の病院をやって男の方は北海道中の大型種を
ある程度馬鹿姫が小型種をちりょうできるようになると
見てまわっているということだそうだが。
我が家の唯一の近所の獣医が無くなった。
詰り50年前から獣医不足でしかも大型種の獣医が居なくて
其れが未だに解決してない。
やっと少し解決できそうな獣医学部が新設されると言うが
遅すぎる対応だと思ったのに。
出来て良かったじゃないのかと思うのだが。
相変わらず野党は国民の方を向いて無いと思った。
もう野党は此の国にいらない。
日本の為の仕事をしないのなら別の国へ行けば良いだろう。
其の国だって何とかしなきゃならない問題が山積だと思うよ。