friend-名も無き物語-第28章 その②
- カテゴリ:小説/詩
- 2018/05/25 18:08:30
friend-名も無き物語-第28章 その②
「どうしたの?」
とミスティアがマナフィに向かってそう訪ねた。
「・・・・・・実は君達にお願いがあるんだ。」
とマナフィはミスティア達に向かってそう言ってきた。
「お願い?」
とワラビがマナフィに向かってそう訪ね返した。
「ここはボクやフィオネ達が守っている神殿
なんだけど・・・さっき何者かが内部の結界を破壊
して行ってはいけない域に行ってしまって・・・。」
とマナフィはミスティア達に向かって
そう言うと続けて、
「本来、その結界はある宝玉が無いと破壊
できないはずなんだけど・・・・・・。」
とマナフィはミスティア達に向かって
不思議そうにそう言うと続けて、
「その現場を見ていたポケモンが先に中に
入って様子を見てきてくれているけど、1匹じゃ
不安だから君達にも向かってほしいんだ。」
とマナフィはミスティア達に向かって
そう頼み込んできた。
「・・・事情は分かったわ。私達も調べに行って
きますね。」
とミスティアはマナフィとドククラゲの
2匹に向かってそう言った。
「度々申し訳ないな。俺達もなるべく早く
いくよ。」
とドククラゲは申し訳なさそうに
ミスティア達に向かってそう言ってきた。
時は少し遡り、カゲロウ逹は・・・・・・。
「さて、ブーバーン達が治療してくれたおかげで
だいぶ落ち着いたな。そろそろ出発しようか。」
とカゲロウは僕達メンバー全員に
向かってそう言ってきた。
「道がいくつかに分かれているけど、確か彼らは
『気になることがある』って下の階段の方へ
進んでいったよね。」
と僕はブーバーン達が進んでいった
下の階段の方を前足で指し示すとカゲロウ達
メンバー全員に向かってそう言った。
「もしよければ俺達にも来てほしいとも言って
いたし、下の方へ進んでみるか。奴らをおかしく
させた奴の尻尾を掴めるかもしれないしな。」
とカゲロウは僕が前足で指し示している
方をみると僕達メンバー全員に向かってそう言った。
僕達メンバー全員は下の方にある階段を
降りて先に進んでいくとさっきのブーバーン達と
シルバルトが話し合っていた。
「・・・・・・では、この先に不審者がいるんだな?」
とシルバルトはブーバーン達に向かってそう訪ねた。
「ああ、ここらはオレ達の縄張りだからな。
どんなポケモンが生息しているかぐらい把握済み
だし、あんな奴は見たことが無い。」
とブーバーンはシルバルトに向かって
そう答えると続けて、
「それに、本来この先は危険だからと封印して
ある筈なんだ。それが解除されているという
ことは、奴が中にいる可能性が高い。」
とブーバーンはシルバルトに向かってそう言った。
「・・・・・・わかった。しかしいいのか?
よそ者の私を入れてしまって。」
とシルバルトはブーバーンに向かってそう訪ねた。
「・・・あんた探検隊だろ?さっき別の探検隊と
正気でないまま戦ってしまったが、悪い奴では
なさそうだったしな。お前も信用するよ。」
とブーバーンはシルバルトに向かって
そう言うと続けて、
「・・・ほら。あいつらだ。」
とブーバーンは僕達メンバー全員のいる方を
向くとシルバルトに向かってそう言った。
「カゲロウ君達・・・来てくれたんだね。」
とシルバルトは僕達メンバー全員のいる方を
向くとそう言ってきた。
「成程、あんたもあいつらの仲間だったのか。
それなら話は早い。どうかこの先にいると
思われる怪しい奴を退治してくれ。」
とブーバーンは僕達メンバー全員と
シルバルトに向かってそう頼み込んでくると続けて、
「オレはちょっとまだ体力が消耗しててな・・・・・・
足引っ張っちゃいそうだしここで待っているよ。」
とブーバーンは僕達メンバー全員と
シルバルトに向かって残念そうにそう伝えた。
「わかった。行ってくるよ。」
とシルバルトはブーバーンに向かってそう言った。
「行こうみんな。この先へ。」
とシルバルトは僕達メンバー全員に向かってそう言った。
「はい!」
とカゲロウはシルバルトに向かって
元気よくそう返事を返した。
かくしてワラビの父親であるシルバルトが一時的に
僕達火山探索チームに加わった!
僕達メンバー全員とシルバルトは
疲弊しているブーバーン達をその場に残し、
先に進んでいくと火山の奥地に
突如として地下神殿が僕達メンバーの前に現れた。
僕達火山探索組が地下神殿の内部に足を踏み入れると
その地下神殿の奥地に1匹のリザードンが佇んでいた。
???
「・・・ん?」
謎のリザードンが僕達火山探索組の
存在に気付くとそう言いながら、
僕達のいる方に向き直ると続けて、
???
「見慣れないポケモンだな・・・・・・なんだ
探検隊か?」
と謎のリザードンが僕達に向かって
訝しげにそう訪ねてきた。
「あんたは?」
とカゲロウは謎のリザードンに向かって
逆にそう聞き返した。
???
「見てわからないか?
火山に炎ポケモンがいることなんて普通だろ?
俺はこの火山に住んでいるんだ。」
と謎のリザードンはカゲロウに向かって
ムッとしながらそう言ってきた。
「嘘をつけ。あのブーバーン達から聞いたが、
ここには火山のポケモンですら立ち入りを許可
されていないはずだ。」
とシルバルトは謎のリザードンに向かって
ビシッとそう指摘した。
???
「ちっ、火山に炎ポケモンなら怪しまれないと
思ったのに、ツメが甘かったか。」
と謎のリザードンはシルバルトに
指摘され、悔しそうに舌打ちするとそう言った。
「じゃあブーバーン達をおかしくしたのも・・・!」
とカゲロウは謎のリザードンに向かって
今にも飛びかかりそうな姿勢でそう言った。
???
「そう、この俺だ。俺の名はリザルドラ。
ある目的のためにここに潜入したのさ。」
とリザルドラと名乗ったリザードンは
僕達に向かって得意気にそう言うと続けて、
「そして・・・・・・そこのブラッキーとニャビー、
そしてエルレイドは・・・・・・キルリットの言っていた
奴らか。」
とリザルドラと名乗ったリザードンは
僕達3匹を見るとそう言ってきた。
「言っていた・・・・・・?」
とカゲロウはリザルドラと名乗った
リザードンに向かって不思議そうにそう訪ねた後、
「そうか・・・・・・あんたはあのアブソルやヘルガーの
仲間って訳だな?」
とカゲロウはリザルドラと名乗った
リザードンに向かって今にも
飛びかかりそうな姿勢でそう言ったのだった・・・。
その③に続く