産廃の不法投棄もあるけれど、恩と情と母も捨てる。
- カテゴリ:人生
- 2018/05/16 07:19:08
まだ、捜査段階なので、こんなこと言っちゃいけないんでしょうけど、
和歌山県警北署とは、この間から戦闘態勢なのでね。
知ったこっちゃないね。
全部、暴露してやろっと。
わたしが、違法侵入のバイクに撥ねられたのが、午後2時02分、
深々と鍔の広い帽子をかぶって、
顔を隠して山に入って行った人は、午後2時48分。
その人は、わたしは女の人だと思ってたくらいで、
女性ものの、ツバの広い帽子を被っていたので顔も見えなかったのです。
あとで、捜査関係者に聞いたところによると、それが「息子」だったのです。
その人から、遅れること2分、
おばあさんが、ブツブツ言いながら一人で山に入りました。
「子供が、先に行ったので…子供が先に行ったので…」とか、
聞き取れない言葉をグチャグチャ言ってましたが、
はっきり言って、おばあさんの印象は「認知症」でした。
一緒にいた鈴ちゃんは、
先に行った人と関係があるとは思わなかったくらい二人の距離は離れていました。
それから、ひき逃げ事故の現場検証が始まり、
事情聴取しているところへ、ひょっこり犯人が戻ってきたりで、
こちらの現場は、修羅場になっていましたから、
おばあさんのことは、すっかり忘れていました。
病院から帰ってきて、しばらくたった頃、
警察から行方不明忍の捜査協力要請の連絡があり、
「おばあさん!?あーっ、通ったよお~」の一言から、
急展開になりました。
当「会員制海洋レジャークラブ」には、
防犯カメラがかなりの数、設置されています。
それをぜ~んぶ、再生、確認、コピー・・・
おばあさんより、2分早くここを通過した息子は、
一度も後ろを振り返ることなく、
さっさと自分だけ、山に入って行きました。
おばあさんは、息子に遅れること2分。
一生懸命、「子供が…子供が…」とつぶやきながら後を追っています。
だけど、1本道のその先には、息子の陰などありません。
防犯ビデオは、この後、ひとしきりひき逃げの現場検証を映し出し、
わたしたちが、事務所のシャッターを下ろして病院に行ったシーンです。
それから、1時間30分ほど誰も通らず、
防犯ビデオは、延々と道路を写しているだけでした。
午後5時ちょうど、今度は山から男が降りてきました。
来た時と同じように、さっさと歩いています。
一度、海岸を覗き込んだようにも見えましたが、
自分より後ろを歩いている(はずの)おばあさんが、
先回りして、海岸に居るはずもなく・・・
こんなところで海岸を眺めているというのは、
山に入ってすぐ、もしくは山に入る前から、
おばあさんが付いて来ているかどうかも、
知らなかったんじゃないか…と思います。
夜中まで続いた山狩りでは、なんの手掛かりの得られず、
イノシシは出るわ、捜査の人は道に迷うわで、たいへんでしたが、
この山をくまなく知っている鈴ちゃんは、
ガンで足のしびれが酷く調処理の歩行困難、
わたしは、昼のひき逃げの被害者で、左足が痛くてとても山は歩けません。
警察犬のポン助は、ハンドラー(捜査指示者・わたしたち)がいないと、
他の人の命令では動きません。
おばあさん・・・
ごめんね。
わたしたち、何もしてあげられなかった。
ビデオは、すべて提出になり、
わたしたちは、コピーや道案内でほとんど寝ていません。
おばあさんは、まだ見つかっていません。
可哀そうなおばあさん。
大事に育てた時期もあっただろうに、その息子に、山に捨てられたんだ。
一生懸命、後を追って山に入り、
息子を見失って、帰り道も分からなくなったんだ。
小さいときは、自分の後追いをしていた息子が、
振り返りもしないで、おばあさんを山に捨てに行ったんだ。
おばあさん、あの息子とどんな暮らしをしていたんだろう。
山に入って迷子になって安らかな眠りについた方が、幸せだったんだろうか。
おばあさん、ごめんね。
何もしてあげられなかった・・・
わたしたちが、最後に助けられたかもしれないのに・・・
おばあさん、ごめんね。
今日の「極楽」に、ビデオ映像の写真をアップします。
事件は捜査中ですので、「極楽」ブログでは内容には触れることはできません。
ここをご覧になった方だけが詳細を知ることになります。
「昼下がりの写真」
①息子、②おばあさん。
http://nannsetogg.naturum.ne.jp/
保護責任者遺棄罪(ほごせきにんしゃいきざい);
扶助が必要な人物を置き去りにする犯罪です。扶助が必要な人物とは、老年者・幼年者・身体障害者・病人の保護をしなかったという、いわゆる「何もしなかったこと」が罪に値します。
保護責任者遺棄致死罪:
保護責任を遺棄・し、相手を死亡させてしまった場合は、保護責任者遺棄致死罪が問われます。こちらも傷害の罪と比較して重い刑に処断されます。傷害致死罪の罰則は【3年以上20年以下の懲役】です。つまり、保護責任者遺棄致死罪の罰則は【3年以上20年以下の懲役】となります。
心からお祈りします(-m-)”
最悪、水にありつけなくても、動き回ったりしなければ、3~4日はなんとか
持ちこたえるようです。 早く見つかりますように…
おばあさん見つかるといいですね。
息子さんは大きなリュックを背負っているので、山菜採りに来た?
でも、ここは極楽の事務所前のようだし、関係者以外入っちゃいけない場所のはず。
およそ3時間後の映像という事なので、ほんと山菜でも探していたかのような…
で、何故かおばあちゃん(お母さん)が2分後に、
「息子が(先に山菜取りに)行ったので…」と、何も山菜採りの準備もせず後を追いかけて
山へ入っていって、行方知れずに…
どこか途中まで車で一緒に来てて、息子が 「じゃあここで待ってて、山菜採ってくる」
そしたら、お母さんが2分後に車を降りて、追いかけてきた?
車に戻った息子は、お母さんが居ないので、慌てて捜査依頼を出した。
という風に見えるかなぁ…(´ω`) ンー…
仮に痴呆症であれば、車に置き去りにしてしまうというのもアカンでしょうね。
とても気になっていました。鈴さん、はなこさんの体調もとても心配です。
不眠での今日のお仕事、大丈夫でしょうか・・・。それと、おばあさんに誤っておられるお気持ち。
でも、轢き逃げに遭ったタイミングやいろいろな巡りあわせというのでしょうか、これはお婆さんの運だったとしか言いようが無い気がしますよ。出来得る限りの事を、今回もお二人はされているのだし、謝るべきははなこさんでは無いと思います。
それと、前の日記でかめさんもコメントされていますが、「遭難(迷子?)届」をしたのは誰なんでしょう?
写っていた息子?以外の家族?認知症の親をみるって、経験していませんが、相当な苦労だろうと想像はできます。体力も精神も疲弊しきってしまうでしょう。だからと言って山に捨てて良い筈はありませんが、日本って、家族だから当然、みたいな空気がありありでしょう?国は詳細な事情まで考慮してくれないし、サポートも十分ではないですよね。問題だらけ。結局、裕福な人たちばかり優遇されて、弱者は悪者になって行くパターンが多い様に思います。なんだか、やるせない話しですね。
こちらでは、山菜取りとキノコの季節には
よく「行方不明」の有線放送がはいります。その他の
季節でもあることはありますけど。今年は少なかったけど
個人的には「自発的な姥捨て」かなーと思うのですが、山などで
行方不明になるとたくさんの人に迷惑がかかるので、止めていただきたいですね。