『空母いぶき』
- カテゴリ:マンガ
- 2018/05/14 08:58:00
右目が見えなくなってから、視界の問題などがあって、
漫画からはだいぶ離れてしまいました。
ルーペを使わないと紙面を読み取れないのですが、
このルーペの視界に漫画って入りきらないんですよ。
しかし、話題の『空母いぶき』を読んでみたくて、
Kindleにルーペを使って読んでみる事にしました。
『沈黙の艦隊』にもかつてはまりましたが、
『空母いぶき』面白いです!
内容の概略は、
尖閣諸島に中国が侵攻!
いきなり島に人民解放軍が上陸したうえ、
人が住むある島も染料され、島民が人質となってしまうのです。
これに日本はどう対処するのか!
おりしも、戦後初の空母としていぶきが就役したばかり。
しかし艦載機は必ずしも足りているわけではない。
空母艦隊も、ひとつしかないわけです。
(人民解放軍側は空母2隻態勢)
勿論、設定の幾つかは、
いやこれはちょっと違うのでは、とか、そういう部分もありますが、
現実に尖閣諸島に中国の公船(ばかりか軍艦まで)が出没し続けている今、
凄いリアリティです。
政治パートも充実しています。
首相のモデルはやっぱり安倍首相なんだろうな~。
自衛隊員の心構えは!
実際に戦火を交える事ができるのか!
双方の人的被害は……?
目が離せません。
初めまして!
近未来を舞台にしたものはえてして、そういう風に感じますよね~。
昔は「社会風刺のため」近未来を舞台にして、というSFが書かれたそうなんですが、
今はどちらかというと、この作品のように、シミュレーションとして書かれる事が多いようです。
尖閣諸島近辺はどんどんきな臭くなっていて、
もし軍事衝突が起こったら……という事を、厭でも考えざるを得ませんね~。
伊藤計劃は『虐殺器官』が今は人気トップなのかな。
私にとって実は一番印象深い伊藤計劃作品は、メタルギアシリーズだったりします><
実際に起こりうるかもしれない設定は迫力があります。
先日小説で「虐殺器官」を読んだのですが近未来の設定なので
切実に考えさせられてしまいました。