friend-名も無き物語-第27章 その②
- カテゴリ:小説/詩
- 2018/05/05 16:21:49
friend-名も無き物語-第27章 その②
そしてカゲロウ逹がウィンドラギルドの自室に
入った直後・・・・・・。
「・・・・・・降ってきたわね。」
とミスティアが部屋の窓から外の様子を
見ると僕達に向かってそう言った。
「ええ・・・・・・。これからもっとひどくなるよう
ですね・・・・・・。シルバルトさん逹大丈夫でしょう
か・・・・・・。」
とピカノンは部屋の窓から外の様子を
見ているミスティアの隣に座ると
不安そうにそう言った。
「まああの2匹は多分大丈夫だと思うけど・・・・・・
やっぱり心配だよね・・・・・・。」
と僕は部屋の窓から外の様子を不安そうに
見ているミスティアとピカノンに向かってそう言うと続けて、
「・・・でも、ここで心配していてもしょうがないし
今日はとにかく疲れを取るために早めに寝ると
しようよ。」
と僕はミスティアとピカノンの2匹に向かって
そう提案すると続けて、
「ワラビちゃんとカゲロウ君は特に疲れていた
のか、もう寝ちゃってるし、僕達も明日に備えて
早く寝ないと・・・・・・。」
と僕はミスティアとピカノンの2匹に向かってそう言った。
「・・・・・・そうね。シルバルトさんにも頼まれたし、
明日は頑張らないといけないしね。明日に備える
としましょうか。」
とミスティアは部屋の窓から外の様子を
不安そうに見ているピカノンに向かってそう言った。
「そうですね・・・・・・。」
とピカノンはミスティアに向かってそう返事を返した。
一方その頃・・・・・・。
???
「・・・・・・ケッケッケ・・・!ここか・・・・・・
奴が眠っている墓というのは・・・・・・!」
強い雨の降りしきる中、1匹のポケモンらしき影が
とある寺院の墓の前でいやらしく不気味に笑いながらそう言った。
???
「・・・ナンでボスがコイツに目をつけたかは
知らネェが・・・・・・、
オマエのタマシイ、利用させてもらうゼェ・・・!
ケッケッケッケェ!!」
と1匹のポケモンらしき影は
墓の前でいやらしく不気味に笑いながらそう言った。
次の朝・・・・・・。
「よし、疲れも取れたし早速シルバルトさんが
言っていた通りに北に進むか。確かセンター
ラインシティを北に進むんだったよな。」
次の日の朝早く支度を調えたカゲロウが
僕達メンバー全員に向かってそう言った。
「念のため、街でちゃんと準備してから
行こうね。」
と僕はミスティア達メンバー全員に向かってそう言った。
僕達はセンターラインシティで消耗品を
買い足してからシルバルトに言われた通りに
センターラインシティから北を目指して進んでいった。
「おお、来ましたね、みなさん。」
大きな公園の前でカラット、セラム、エルストの3匹が
そう言って僕達を出迎える。
「あれ?何でエルスト達がここにいるんだ?」
とカゲロウは大きな砦らしき建造物の前で
僕達を待っていた3匹に向かって
不思議そうにそう訪ねた。
「ウォーラルさんから昨日電話があったんだ。
君達と合流して協力してほしいって。」
とエルストは不思議そうにそう訪ねてきた
カゲロウに向かって微笑みながらそう言った。
「で、ここで待っていればいずれ来るって聞いた
からここで待っていたの。まあさっき着いたばかり
なんだけどね。」
とセラムは不思議そうにそう訪ねてきた
カゲロウに向かって微笑みながらそう言った。
「なるほどね・・・・・・。」
とミスティアはセラム達3匹に向かって
納得したようにそう言った。
「おっ、電話だ。」
僕達とセラム達3匹が話し合っていると
カゲロウの持っているスマポに着信が入った。
カゲロウはそう言うとスマポのスマポの画面に
表示されている通話スイッチをタップして電話に出る。
「カゲロウ君、今どの辺にいるんだ?」
とシルバルトは電話越しに
カゲロウへ向かってそう訪ねてきた。
「ああシルバルトさん、言われた通りセンター
ラインを北に進んで、大きな公園のところまで
きました。」
とカゲロウは電話越しにシルバルトへ向かって
そう言うと続けて、
「事情を知ったとのことでエルスト達も応援に
来てくれましたよ。」
とカゲロウは電話越しにシルバルトへ向かって
そう報告した。
「おおそうか。わかった。それなら人数が
結構多いみたいだから、二手に分かれて別々の
場所を調べに行ってくれないか?」
とシルバルトは電話越しに
カゲロウへ向かってそう言ってきた。
「別々の場所?」
とカゲロウは電話越しにシルバルトへ向かって
訝しげにそう聞き返した。
「ああ。原因があると推測される場所が2つ
あるんでな。そこから北東部は半島になって
いて、南北でだいぶ環境が異なる。」
とシルバルトは電話越しに訝しげにそう聞き返した
カゲロウへ向かってそう言うと続けて、
「1つのグループは半島の北側の火山地帯を、
もう1つのグループは半島の南側の海域地帯を
調査して欲しい。」
とシルバルトは電話越しに訝しげにそう聞き返した
カゲロウへ向かってそう言うと更に続けて、
「私も今はウォーラルさんと別れて、それぞれの
場所を調査している。お願いできるか?」
とシルバルトは電話越しに
カゲロウへ向かってそう訪ねてきた。
「・・・わかりました。では別れて調査することに
しますね。」
とカゲロウは電話越しに
シルバルトへ向かってそう言った。
「助かる。で、そこからのルートだが、北側へ
向かうグループはそこから北西に進んでひとまず
『トキガミシティ』を目指してくれ。
トキガミシティに着いたら東に進めば火山地帯
に行ける。」
とシルバルトは電話越しに
カゲロウへ向かってそう言うと続けて、
「南側に行くメンバーは、その公園の北側に
灯台があるんだが、その灯台の右側に地下への
階段がある筈だからそっちへ進んでくれ。」
とシルバルトは電話越しにカゲロウへ向かって
そう言うと更に続けて、
「また何かあったら連絡する。では。」
とシルバルトは電話越しに
カゲロウへ向かってそう言うと電話は切れてしまった。
カゲロウはスマポの画面に表示されている
終話ボタンをタップし携帯をバッグにしまう。
「どんな内容でした?」
とピカノンはシルバルトとの通話を終えた
カゲロウに向かってそう聞いて来た。
「長いから簡潔に言うと、
二手に分かれて南北を調査。
北の火山に行く組はトキガミシティを目指せ。
南の海域に行く組は灯台の階段の先へ進め。」
とカゲロウはピカノンに向かって
シルバルトの言っていたことを
要約して伝えたのだった・・・。
その③に続く