「いない人」

　涙ばっかり零れ落ちて　何もできなかったあの日の僕　裏切られることの悲しみ　

　人生で初めて知ってしまった　こんなこと　知らなくて　よかったのに　こんなこと知らないほうが

　よかったのに　なんで　こうなってしまったのかな

　届かない光となっていた　少し前まで僕はあの中にいたのに　「友達」だと「親友」だと

　信じていた人は信じてくれなかった　自他ともに認めていたはずなのに　僕の一方通行だった

　僕は「いない人」になってしまっているんですけど　僕のことを忘れてしまったんですか

　少し前まであなたたちと笑っていたはずではありませんか　おかしいのではないですか

　僕のこと蔑んだ目で見てくる　あなたは少し前まで「親友」だったのではないですか　なんで

　こんなことになったのだろう　もう　わからないや

　
　涙はいつの日にか消えて　あの日から僕は部屋の隅一人　楽しみだった休み時間も　今は恐怖の対象で

　嫌いだった本も勉強も　やることなくて初めて見たよ　そしたら案外面白くてさ　「ありがとう」と

　伝えたほうがよかったのかな　嫌だな、冗談だよ

　もう信じることができないから　信じて傷つくくらいなら　誰とも　かかわらない方がまし

　怖いよ人が、　悲しいよ自分が

　僕が「いない人」になってしまっても　あなた方は何にも感じないのですね　薄情者　信じてたのに

　憎悪という感情抱いてしまったよ　やり直してしまいたいのです

　僕が今度は周りに目を向けてみたら　意外と楽しいこと見つかって　どうでもよくなってきたんだ

　こんな場所なんて、こんな人なんて大嫌いだ　

　少し時がたち　謝られたけれど　もう僕には関係のないことだから

　「やり直したい」とか「信じてくれ」とか　きれいごと聞く暇があるなら　自分の大切な物を信じたい

　「時間の無駄」そういって　切り捨ててもいいですか？

　僕を「いない人」と扱ってきたはずなのに　今更謝るとかあなた方は何様ですか？

　正直言ってうざいよ、　僕の生活に邪魔だよ　これ以上僕から何も奪わないでよ

　僕のこと忘れていいから　あなた方も僕の大切な物、生活に一切　かかわらないでよ　虫唾が走る

　気持ち悪い　あなた方で　この綺麗なものを汚さないで　だから　嫌悪感しか今は抱かないんだってさ

　ねぇ　もう　どうでもいいや…

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　新作です！
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