Nicotto Town



自分で作った曲の歌詞⑭

 「アイドル」

 メロディは止まる 響いていたはずの歓声すらも 今は罵声に変わって

 色とりどりのペンライトの代わりに 捧げられたブーイングすらに あなたは 笑顔を返していた


 涙をこらえ 楽屋に帰る 傷ついているでしょあなたは 今にも 泣き出してしまいそうだった

 何が悪かったのかなぁ? なにもこんなことになる要素は 見当たらないのに


 見えない悪意がいつの間にか 僕たちの影で蔓延していて 傷つけられていた

 その悪意に一人で立ち向かった あの人の背中しか見ていなかった 僕らは

 見えない悪意の剣を振るわれ 正面からその傷を受け続けていたあなたは ボロボロになっていたというのに

 なんで気づけなかったのかな


 月日は流れていて あなたはみんなの前に 姿 現さなくなっていた いつの間にか

 「そこにいた」という事実さえ消されてしまって 僕らだけこの場に残ってた


 優しさは消えた ソロライブのあの日 絶望を見てしまったあなたから 

 「才能」の限界感じて 心の奥底から 悲しみを感じていた


 見えない悪意は積もっていき 心を削っていく もうメンバーはあの日のことあなたのこと

 忘れてしまっているよ あんなにお世話になったはずなのに 僕らは

 見えない悪意から守ってくれた あなたに罵声浴びせた 気づけなかった知らなかった 幼すぎたんだ

 あなたの笑顔懐かしくよみがえる


 綺麗だった瞳 あの日から濁っていった 笑顔も優しさも消えた 無表情になって 壊れてからも

 僕たちを守ってくれたのに 消えてしまったあなたは 今どこにいるの?


 見えない悪意を浴びせられて あなたの辛さを初めて感じた こんなことすら気づかなかった僕たちに

 今この世界で生きていく 必要はありますか? なんでだろう

 見えない悪意がこんなに 傷つくものなんだって あなたが一人で抱えてきたもの重さ 知った

 
 あなたを壊してしまった僕らから身勝手だけど「ごめんなさい」を 言わせてください 

 許さなくてもいいから せめて この一言だけでも 伝えてください





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お久しぶりに自作歌詞の更新です!
今まで日記として投稿していた歌詞をこの度、小説/詩のカテゴリの方へ移します!
理由としては、ほかのものとごっちゃになってきて管理が難しくなったからです‥
移した後も、これからよろしくお願いします<(_ _)>




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