<新番組>警視庁・捜査一課長 感想文
- カテゴリ:テレビ
- 2018/04/13 09:55:24
<新番組>警視庁・捜査一課長 season3 第1話
テレビ朝日 木曜夜8時~
▼どんな作品?
警視庁の捜査一課長を主人公とした骨太の刑事ドラマ…のはずですが、最近は笑えるシーンも多いです。
2時間ドラマから始まり、一昨年連ドラに昇格、今年でシーズン3に突入。
テレ朝動画とTVerにて、1週間のみ無料見逃し配信中。。
▼シーズン2との違い
今期は昨年不祥事を起こした斉藤由貴がヒロインを降板、主演の内藤剛志とは大ヒットドラマ
「家なき子」以来共演は久々という、安達祐実が新たなヒロインとして起用されました。
斉藤の演じる女性刑事は「大福」というあだ名でしたが、安達は役名がまんま「もなか」w
「萌奈佳」と書くそうですが、大福→最中を絶対狙ったネーミングですよね。
またシーズン2で一課長の運転手役を演じた田中圭は、同局の他ドラマで主演するためか降板、
新たにナイツの塙宣之が運転手役を務めることになりました。
その役名が「奥野親道(ちかみち)」…もう冗談にしか見えませんw
ちなみにシーズン1で運転手役だった鈴木裕樹はシーズン2と同じく捜査一課の刑事となっています。
▼以下ネタバレご注意!
今回は、「2000」という文字がモチーフのメガネをかけ、古いファッションを身にまとった女性の
絞殺死体がお台場で発見されるというものでした。
私はファッションにうといもので、確かにあまり今風な感じではありませんでしたが、
あれが2000年頃に流行したと言われても、ピンときませんでしたw
大岩はその服が、ちょうど2000年に謎の転落死を遂げた谷中という刑事が、
死ぬ直前に自分に見せた写真に写っていた女性が着ていた服と似ていることが気になります。
その谷中刑事の娘が、安達演じるモナカで、元柔道の日本代表でしたが、今は警視庁に勤めています。
被害者女性の身元が、あるファッションブランドの専属モデルであることが分かり、
舞台はその会社となります。
どうやら被害者は、その会社の誰かの秘密を握っていて、脅迫していたようなのです。
容疑者自体は人数が少なく、犯人当ては難しくありませんでしたが、プロットが少し複雑で、
犯人指名のシーンまで被害者が握っていた謎と犯人の動機はわかりませんでした。
決め手になったのは18年前の事件の犯人だった専務がシュレッダーにかけた写真と、
本物の河井田瑞希の妹が会社にいることがわかったことなのでしょうが、
今考えても入れ替わっていたという伏線が思い起こせず、何故入れ替わりが分かったのか謎でした。
また18年前の事件の証拠にもなる本物の河井田瑞希の持ち物を、専務が後生大事に持っていた、
しかもすぐ取り出せるところに入れていたのも、ちょっと理解できませんでした。
いざという時、偽者を脅迫する材料にしようとしていたのでしょうか…。
プロットは面白く、人海戦術の捜査シーンも面白かったのですが、真相にたどりつく道筋が
イマイチわかりづらかったのが残念でした。
▼コミカル
前シーズンからやや感じてきていたのですが、シーズン1の頃と比べると
コミカルなシーンが増えてきているように思います。
今回は新たに管理官となった女性がドMだったり、モナカがドSだったりして笑いを誘いましたし、
相変わらず必要もないのに必ず差し挟まれる刑事部長のシーンの存在意義が謎です。
あの人…どんどんおかしくなってきてますよねw
なんでしょう、キャラが中の人寄りになってきているのでしょうか?w
またチョイ役のゲストにお笑い芸人が起用される機会も多くなっており、
今回はいとうあさことダンディ坂野が出てました。
いとうはともかく、坂野はいつものいでたちで、「黄色いスーツに赤い蝶ネクタイ」と
言われた時点で「えっ」とは思ったのですが、坂野だと気づくまでにはいたりませんでしたw
捜査シーンなどは相変わらず骨太なのですが、そんなこんなで全体的に見ると
骨太と言い切ってしまってよいものかどうか、悩ましくなってきています。