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シグキーリア


friend-名も無き物語-第24章 その①


   friend-名も無き物語-第24章 その①

 ーfriend-名も無き物語-第24章 連戦をこえてー

  「・・・どうなのかは・・・・・・私にはわかりません・・・。
 友達としては勿論好きですけど、果たしてこの
 感情が貴方が予想しているものかどうかは・・・。」
 とミスティアはシルバルトに向かって若干寂しげな
 表情でそう言うと続けて、
 「・・・何故だかわからないんですけど、私には
 この秘めた感情を彼に開放することは・・・・・・
 できません・・・・・・。」
 とミスティアはシルバルトに向かって
 若干寂しげな表情でそう言うと更に続けて、
 「何かによって、せき止められている感じが
 して・・・・・・。」
 とミスティアはシルバルトに向かって
 若干寂しげな表情でそう言った。
 「・・・・・・・・・。」
 シルバルトはミスティアを見つめ
 しばらくの間、黙って彼女の話を聞いていた。
 「・・・・・・・・・ゆっくりでいい。君達はまだ若いんだ
 から、焦る必要はない。これからも共に過ごして、
 気持ちが纏まったら、開放すればいい。」
 とシルバルトはミスティアを見つめそう言った。
 「・・・そう・・・ですね・・・・・・。」
 とミスティアはシルバルトに向かって
 若干寂しげな表情でそう言った。
 「・・・私、そろそろ寝ることにします。今日は
 ありがとうございました。」
 とミスティアはシルバルトに向かって
 微笑みながらそう言った。
 「・・・・・・いやいや、こちらこそ。明日の朝、次の
 内容を報告するよ。だから今日はゆっくり疲れを
 とるんだよ。」
 とシルバルトはミスティアに向かって
 微笑みながらそう言い返した。
 「はい・・・。おやすみなさい、シルバルトさん。」
 とミスティアはシルバルトに向かって
 微笑みながらそう言うとその場を後にする。
 「・・・・・・ミスティアちゃん・・・・・・。」
 とシルバルトは小さくなって行く
 ミスティアの背中を見ながらそう呟くと続けて、
 「やはり・・・・・・彼女からは妙な波導を感じる・・・・・・。」
 とシルバルトは小さくなって行く
 ミスティアの背中を見ながらそう呟くと更に続けて、
 「気持ちの迷いによって生み出されている何かが
 彼女の波導を狂わせているのか、あるいは別の
 原因があるのか・・・・・・。」
 とシルバルトはそう呟くと小さくなって行く
 ミスティアの背中を見送ると続けて、
 「なんにせよ、彼女の波導は他のみんなとは
 違う・・・・・・何処かがおかしい・・・・・・。」
 とシルバルトはそう呟くと小さくなって行く
 ミスティアの背中を見送ると更に続けて、
 「・・・・・・彼女は・・・何者なんだ・・・・・・?」
 とシルバルトは小さくなって行く
 ミスティアの背中を見送るとそう呟いた。
 次の日の朝・・・。
 「おはよう。みんなとっておきの場所は
 気に入ってくれたかな?」
 とシルバルトは朝の挨拶を言いにきた
 僕達に向かって優しく微笑みながら
 そう訪ねてきた。
 「はい!」
 とピカノンはシルバルトに向かって
 元気よくそう返事を返した。
 「(あんまりワイワイできる雰囲気ではなかった
 けどね・・・・・・。)」
 と僕は一昨日の出来事を思い返すと
 溜息をつきながらそう思った。
 「・・・・・・で、今日はどうするんですか?」
 とカゲロウはシルバルトに向かって
 そう訪ねてきた。
 「今日君達には、王城へ行ってもらう。」
 とシルバルトは僕達に向かって優しく
 微笑みながらそう言った。
 「王城って・・・・・・あの王族のいる城の事ですか?」
 とピカノンはシルバルトに向かって
 驚きながらそう言った。
 「その通りだ。実はというと、最近の君達の
 活躍に興味を持った王から、是非出向いて欲しい
 とのことでね・・・・・・、
 私にその伝言を任せたんだよ。つまり向こうは
 事情を知っているから、気にせず王城に向かうと
 いい。」
 とシルバルトは僕達に向かって優しく
 微笑みながらそう言ってきた。
 「気にせず行ける場所でもないと思うのですが。」
 とピカノンはシルバルトに向かって
 驚き呆れながらそう言った。
 「まあそうだろうな。そして王のところまで
 辿り着くのが今回の試練だ。」
 とシルバルトは僕達に向かって
 優しく微笑みながらそう言った。
 「えっ?普通に会いに行けないの?」
 とワラビはシルバルトに向かって
 不思議そうにそう訪ねた。
 「王たる者、そう易々と現れるのも問題があって
 だな。そのため、君達には王城で待ち構える
 兵士のポケモン達と戦ってもらう。」
 とシルバルトは僕達に向かって
 当然のことのようにそう言うと続けて、
 「その上、休憩なしの連戦だ。全員倒せば王の
 いる部屋に行くことができる。まあ要するに、
 王の下へ行く試験みたいなものだ。」
 とシルバルトは僕達に向かって
 当然のことのようにそう言ってきた。
 「連戦かぁ・・・・・・ということは、しっかり準備を
 してから向かった方が良さそうね。」
 とミスティアはシルバルトに向かってそう言った。
 「そういうことだ。この街や城下町で準備を
 整えるといい。丁度、城下町へ通じる道の
 修理も終わったとのことだ。」
 とシルバルトは僕達に向かって優しく
 微笑みながらそう言った。
 「わかりました。」
 とカゲロウはシルバルトに向かって
 そう言ったその時、
 ???
 「あっ、いたいた!カゲロウ君たち!」
 そう言ってセラムとエルストの
 2匹が僕達の居る方に近づいて来た。
 「おっ!セラムにエルストじゃないか。
 どうだ?調子は。」
 とカゲロウは近づいて来る
 セラムとエルストの2匹に向かってそう訪ねる。
 「ええ、エルストも何だか昔の雰囲気を思い
 出せてきたようなの!」
 とセラムはカゲロウに向かって
 嬉しそうにそう言ってきた。
 「まあ、まだ記憶は戻らないけどね・・・・・・。」
 とエルストはカゲロウに向かって
 残念そうにそう言うと続けて、
 「でも、いろいろ調べてわかってきたこともある
 よ。カラットさんも協力してくれて情報を
 集めてくれているおかげでね。」
 とエルストはカゲロウに向かって
 嬉しそうに微笑みながらそう言った。
 「へぇ~・・・で、何か有益な情報はあったのか?」
 とカゲロウはセラムとエルストの2匹に向かって
 感心したようにそう言った後、そう訪ねた。
 「う~ん、まだ確信が持てる情報じゃないし、
 資料不足だからあくまで可能性として見ている
 程度なのよね。」
 とセラムはカゲロウに向かって
 残念そうにそう言うと続けて、
 「それについて、カラットさんがいろいろ動いて
 くれているから、今日はカゲロウ君達の所に
 行ってくるといいって言ってくれたの。」
 とセラムはカゲロウに向かって
 そう言ってきたのだった・・・。

                  その②に続く




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