ひねもす、のたり。
- カテゴリ:仕事
- 2018/03/26 16:34:04
生きているうちに、いつか、経験してみたいこと。
「ああ、この幸せな時間が、過ぎなければいいのに」と、
切に願うような場面を、経験してみたいと思っていました。
なんて、至福の時間でしょう。
わたしでも、そんな風に感じる時が来るのでしょうか・・・
そう、いつも思っていました。
ところが今日、ひょんなことから、
その思いが、「これだ」と解るときが来ました。
なんという幸福。
今日は、ニコタがメンテでお休み、
PCに縛られることのない月1回の日中。
天気も良いので、キャンプ場の草引きをすることに決めていました。
体調も良かったのでしょうか、
鈴ちゃんは、いつになく上機嫌で大規模家庭菜園の畝作りに励み、
一緒に働いている棟梁(あだ名)は、
「土日が忙しかったので、今日は休みですよ」と言っておいたのにもかかわらず、
シイタケの原木に菌を植えたり、
道具小屋のペンキ塗りをしていました。
春の暖かい日差しの中、
それぞれが、思い思いに自分の仕事をし、
誰に何の指図を受けるまでもなく、
めいめいの場所で、時間を過ごしていたのです。
そのとき、ふっと・・・
「ああ、こんな幸せな時間が過ごせるなんて、
これがずうううううっと、続けばいいのに」と思えました。
お客様は、海の上でプッカリと浮き、太公望。
犬たちは眠そうに、座り込んでいました。
わたしは年老いた猿のように、
背中を丸め、両手で草をひいています。
自然の中の景色のように溶け込んで、
こうして生を満了できれば、こんなに幸せなことはない。
それが摂理として、すっと受け入れられることを経験できたのは、
今日の、この日だったというのです。
死ぬまで足搔き続けると思っていたのですけどね。
幸せな時間でした。
昼から、棟梁は、とうとう我慢できなくなって、
ボートを出して、海に釣りに行かれました。
いいお天気なので、
行ってみたくなられたのでしょう。
春霞の海の上で、ポカンと浮いている棟梁の舟。
春の海は、ひねもすのたりのたりかな。
http://nannsetogg.naturum.ne.jp/
お試しください。
場違いなことを書いてしまいそうで中々書く勇気がありませんでした
僕は仕事の関係でこの時間帯の訪問が中心ですが
昨日は不意打ちのようなメンテナンスにただ驚いたものです
貴女にとってはそれが贈り物のように感じる時であるとは・・
と、つい変なことを口走り場所を汚したようで失礼しました(o_ _)o))
みんなにハッピーな気分が伝播してくるのです。
和歌山を中心に幸せ前線がぶわっと…ね。
風で揺れる葉っぱの音や、打ち寄せる波の音、鳥の鳴き声を聞いて、
鈴ちゃんが居て、棟梁が居て、自分が居て…
なんか急にホッとする一時が、たまらなく幸せに感じる。
漫画「よつばと!」の帯などに書かれている何気ないキャッチコピーにも
それと似たような幸せ感を感じたりします。
「いつでも今日が、一番楽しい日。」 とか
「変わっていく季節、変わらない毎日。」 とか
「毎日という宝箱を、今日もあける。」 とか
「目の前には実物大の世界地図。」 …
ふつーの方とはバイタリティーやモチベーションが違うんでしょうねえ。
こちらはようやくフキノトウが食べられるように(笑)
つくしもまだまだです。ああ、またはなこさんのところに
遊びに行きたいよぉ・・・