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ごま塩ニシン


脳活日誌1068号

   言葉の解釈美学。
 日本語は難しいといわれる。何が難しのか。解釈が一通りでないからだ。昔は日本語としては伝達音声しかなかった。言語=文字がなかった。だから、記録しておこうとすれば、頭の中で覚えておくしか方法がなかった。覚えた話を伝達することによって記録をしていた。ところが、中国から文字が入ってきて、中国の語法である漢文で記録を残すようになった。史(ふひと)と言われる文官は中国や朝鮮半島の人々が占めていた。

 岡晃氏の『帰化人』(講談社学術文庫)を読むとよくわかる。平安時代の初めに編纂された『新撰姓氏録』、これは貴族の家柄の出自を調べたリストなのだが、約30%が帰化人系であるとされている。昔は言葉を操る知識人は帰化人であった。この伝統からか、今でも知識人、インテリは外国語がペラペラでないと資格要件を満たさないことになる。研究者は英語で論文を書いて、海外の専門誌に論文を何本投稿しているかが、一定の指標になっている。

 外国語の苦手な小生などは、埒外なのである。今さら泣きべそをかいても仕方がないが、要するにヤマト言葉とされる言葉が100%、言語に反映されていないのではないかと言いたいのである。だから、記録としてある言葉の解釈がはみ出てくるのである。あーでもない、こーでもない解釈は日本人の精神の根底に残っているのである。つまり記録言葉に満たしきれない感情を持っているということではないだろうか。これを逆手に取っているのが、決裁文書をめぐる駆け引きである。言葉の解釈の落ち着きどころを探しているのが、証人喚問ではなかろうか。

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2018/03/23 06:22
音楽だって、配信で、300円で、楽しめても、レコードに、こだわる奴らも必ずいる。

先輩達は、云う。「距離」だと。心身共に。

いわゆる、勝手に、この位は、出来る!でしょ。という、レベルを創って、相互を観ている。ゆがみ、害なのだ。



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