パシュートという競技
- カテゴリ:日記
- 2018/02/19 23:01:54
パシュートを一言でいうと、『スピードスケートの団体追い抜き競技』です。
追い抜き?その語源のパシュートの意味は英語の「pursuit」。
日本語の意味としては「追跡」「追撃」という意味。
追跡?追撃?どういうことか。
パシュートは2チームで対戦する団体競技で先にも書きましたが「チームパシュート」と言われたりもします。
1チーム3名編成で1試合2チームで行われ、男子は400mスケートリンクを8周(3200m)、女子は6周(2400m)でタイムを競います。
ここで面白いのが2チ―ム一線に並びスタートをするのではなく、それぞれのチームがコースの反対側に分かれて(メインストレートとバックストレートの中央)同じ方向へスタートします。
ゴールは「3人目の選手のブレードの最後部がゴールラインに達した時点」となるため、3人横一線に並んでのゴールが一般的のようです。
ゴールするまでのタイムレースなのですが、後ろのチームが前のチームを追い越した場合、追い抜かされたチームは失格となるんです。
この「相手チームに追い抜きされる」と失格になるというルール特徴。
ここがパシュートの語源「追い抜き」の1つ。1つ?そうもう1つの要素があります。
パシュートは見方も追い抜く?
3人目がゴールした時点でのタイムが記録となるため、1人だけゴールしてもそのチームのゴールとはなりません。
3人がいかに早くゴールするか=3人の体力の消耗をいかに抑えるか!がポイントになってきます。
そのため、各チームは縦一線に並び、先頭の選手を風よけにし後方の選手が体力を温存。
そして3人がコーナーで先頭を入れ替わりながら滑走します。
そうパシュートとは「相手チームの追い抜き」と、「チーム内で追い抜き」ここがパシュートの「追い抜き」という語源の要素となっています。
因みにチーム内での入れ替わりは、「最低でもチーム全員が1周は先頭を走行しなくてはならない」というルールがあります。
パシュートの勝敗のポイントは、個人の力量がどんなに勝っていてもそれだけでは勝てず、いかにチームワークの和が取れているか。
チームメンバーの疲労をいかに少なくおさえ、相乗的なスピードを高められるか。
が勝敗のポイントです!
スピードスケートパシュート勝敗の決め方ですが、勝敗の決め方は大会によって異なります。
・世界選手権 :1レースのタイムトライヤル
パシュートの見どころは?
パシュートの見どころは最後までレース展開が分からないこと!
というの、パシュートは男子で3200m、女子で2400mとスピードスケート種目のなかでは長い距離になるため、ペース配分を守れるかが重要な要素にも!
世界選手権、オリンピックなど特に大きな大会、しかも自国開催となるとひと際声援も大きいもの。
となると選手はオーバーペースになって後半スタミナ切れで失速なんてことも…。
そして転倒。
他のスピードスケート種目とことなり3人が触れてしまう位(実際触れている場合も)の距離間で滑っているため、接触の可能性も高く、実際、ゴール手前で味方に接触転倒してしまった選手も。
このように最後まで分からないレース展開に手に汗握りながら観戦できるもの見どころです!
高木姉妹と佐藤綾乃、2位で準決勝進出。
ますます目が離せない。頑張れ日本!
解らないよー^^