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西郷どん 感想文

西郷どん 第7回「背中の母」
NHK 日曜夜8時~
▼相次ぐ訃報
今回はほぼ西郷家での話で、吉之助の祖父、父、そして母が相次いで亡くなり、
その間に吉之助が須賀という嫁を娶るという話でした。
嘉永5年(1852)、7月に祖父が、9月に父が、11月に母が亡くなるという不幸に見舞われたのです。
祖父は以前から結核を患い、母もその結核が感染して調子が悪かったので、
今回死ぬだろうなあとは思っていましたが、まさかその間に父親まで失っていたなんて…。
普通に皆で食事し、その後寝てしまい、翌朝にはもう冷たくなっていたということですから、
一体何が原因だったのかとちょっとだけ調べたのですが、晩年に病がちだったことしか分かりませんでした。
父の吉兵衛が死去したのは46歳。
いくら江戸時代とはいえちょっと早いかなと思います。
病がちだったということは、吉兵衛も結核に感染していた可能性がありますね。
ドラマでは吉兵衛の調子が悪い様子はまったく描かれていなかったから、本当に意外でした。
母の満佐は、生年不明のためいくつだったかは分かりませんが、吉兵衛と結婚したのが
1827年頃らしいので、恐らく吉兵衛とそう年は離れていないでしょうから、40代前半くらいか。
それを60代の2人が演じていたのですから、まぁ不自然ですよねw
特に満佐は丸っこいので、あまり病身に見えませんでしたw
しかし最期に吉之助に背負われ桜島を見に行った時、自分に遠慮して江戸行きを申し出なかったことを見抜き、
自分が死んだら好きにしろと言い残したところは、涙を誘いましたね。
祖母も嫁もいるものの、祖母はもう高齢、嫁はまだ西郷家になじんでおらず、
弟3人、妹2人を抱え、本当なら江戸に行ってほしくはないところでしょう。
しかし息子に思う存分活躍してほしいと願う心も、また親心なのだと思いますね。

▼能面の嫁
祖父が死に、父が死ぬ前に、吉之助は父の勧めで伊集院須賀という女性と結婚します。
ドラマではそうなっていましたが、結婚したのは祖父が死ぬ前だったという話です。
嫁を娶った矢先、3人死んでしまえばそれは不吉だと言われても仕方ないですが、
これは次回のお話なので次に置いておきましょう。
須賀は結婚当時20歳。
吉之助が24歳なので年齢的にはちょうどいいですが、まだまだ家をきりもりしていくということが、
どんなことかは分かっていない感じですね。
演じているのが橋本愛なので、美人なのですが、愛想笑いができず無表情で、美人なだけにちょっと怖いです。
愛想笑いでなければ笑えるのでしょうかね。
次回吉之助は江戸に行きますので、この嫁さんとの縁は短かかったようです。
というか、ようやく吉之助が歴史の表舞台に立つようになるのですね。
1月からほぼ2ヶ月かけて、青年時代をじっくり描いてきましたが、49年の一生で、
本当にいろんなことがありましたから、描ききれるのかなと思うようなペースですw
これからは今までよりもっと、歴史マニアに史実との差を指摘されると思いますが、
面白いドラマを作ってほしいものですね。




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