friend-名も無き物語-第20章 その②
- カテゴリ:小説/詩
- 2018/02/15 07:15:04
「うーん、あんまりリーダーとか意識して
なかったけど・・・・・・、
他のみんなも大丈夫か?
シルバルトさんの頼みを引き受けても。」
とカゲロウはシルバルトに向かってそう言った後、
僕達のいる方に向き直るとそう聞いてきた。
「もちろんよ!」
とミスティアはカゲロウに向かって
笑顔でそう言った。
「意義はありません!」
とピカノンもミスティアに続いてカゲロウに向かって
笑顔でそう言った。
「僕もだ!」
と僕もピカノンとミスティアに続いてカゲロウに向かって
笑顔でそう言った。
「僕も!」
とエルストも僕とピカノンとミスティアに続いて
カゲロウに向かって微笑みながらそう言った。
「わかった。ありがとうみんな。」
とカゲロウは僕達に向かって微笑みながら
そうお礼を言うとシルバルトのいる方に向き直ると続けて、
「シルバルトさん、その頼み、引き受けます。」
とカゲロウはシルバルトに向かって
微笑みながらそう言った。
「ありがとうみんな。助かるよ。」
とシルバルトは僕達に向かって
笑顔でそう言ってきた。
「それで、まずはどこに行けばいいんですか?」
とカゲロウはシルバルトに向かって
微笑みながらそう言った。
「まずはサバイバルマウンテンという
大きな山にある不思議のダンジョンだ。」
とシルバルトは、僕達に向かって
微笑みながらそう言ってきた。
「なるほど。確かにあそこは修行にはもってこい
だね。サバイバルマウンテンはオウキツシティ
から北に進んだところにあるよ。」
と親方のウォーラルは僕達に向かって
微笑みながらそう言った。
「わかった。じゃあ明日早速向かおう。」
とカゲロウは僕達に向かって
微笑みながらそう言った。
「あ、あの・・・!」
とセラムが僕達に向かって
そう声を掛けてきた。
「ん?どうしたんだ?セラム。」
とカゲロウはセラムに向かって
優しくそう訪ねた。
「オウキツに立ち寄るなら・・・私の家に寄って
もらえないかな?私の家はオウキツに
あるから・・・。」
とセラムはカゲロウに向かって
微笑みながらそう言った。
「えーっと、確かエルストとセラムはお隣同士
だったよな。ってことはそこにエルストの家も
あるってことか。」
とカゲロウはセラムの話を聞いてそう言った。
「ええ・・・。」
とセラムはカゲロウに向かってそう言った。
「確か、エルスト君と出会ったのもオウキツじゃ
なかったっけ?」
と僕はエルストと出会った状況を思い出すと
カゲロウに向かってそう言った。
「あっ、そういえばそうでしたね・・・・・・。」
とピカノンもエルストと出会った状況を思い出すと
カゲロウに向かってそう言った。
「もしかすると・・・・・・記憶を失ってながらも、
頭のどこかには記憶があった時の何かが残って
いるのかもしれないわね・・・・・・。」
とミスティアはエルストを見ながら
カゲロウに向かってそう言うと続けて、
「あるいは、ただその時は偶然オウキツに辿り
ついただけかもしれないけれど・・・・・・。」
とミスティアはエルストを見ながら
カゲロウに向かってそう言った。
「わかった。じゃあ明日の朝まずオウキツの
君の家によるよ。」
とカゲロウはセラムに向かってそう言った。
「ありがとう!」
とセラムは僕達に向かって
笑顔でそうお礼を言った。
「さて、私からはこれくらいだが、セラムちゃん
の話に移ろうか?」
とシルバルトはセラムに向かって優しく
微笑みながらそう言ってきた。
「あっ、私も言いたいことは言えたので大丈夫
です。」
とセラムはシルバルトに向かって
微笑みながらそう言った。
「わかった。」
とシルバルトはセラムに向かって優しく
微笑みながらそう言った。
「それじゃあそろそろお開きにしようか。」
とシルバルトは僕達に向かって優しく
微笑みながらそう言った。
「あっ、待って。その前に・・・・・・。」
と親方のウォーラルが自分たちの寝室に
引き上げようとした僕達をそう言って
呼び止めると続けて、
「ケーキ買ってきたからみんなで食べようよ♪」
と親方のウォーラルは机の上に来る途中で
買ってきた人数分のケーキを並べると
笑顔でそう言った。
「あっ!そのケーキ!私達もカゲロウ君達にと
思って同じもの買ってきちゃいましたよ!?」
とミスティアは、親方のウォーラルがそう言って
机の上に並べたケーキの入っている箱を見ると
自分のリボンのような触手で買ってきたケーキの
入っている箱を机の上に置くと困ったようにそう言った。
「なん・・・だとッ・・・。」
と親方のウォーラルは机の上に並べられた
ミスティア達が買ってきた分のケーキの入っている箱と
自分が買ってきた分のケーキの入っている箱を
見ると落胆したようにそう言うと続けて、
「でも2つあればみんなたくさん食べれる
ジャマイカ♪みんなでケーキパーティー
しようよ!」
と親方のウォーラルは僕達に向かって
笑顔でそう言ってきた。
「おおーっ!!」
とその場にいた全員はそう歓声を上げて
親方のウォーラルに応えた。
『その後、みんなでケーキパーティーが行われました。
大勢で食べるケーキはとてもおいしかったです!
終わった後、ウォーラルさんはウォーラルギルドに、
セラムちゃんはオウキツシティの自宅に帰って
行きました。
一方シルバルトさんはワラビちゃんに強請られて、
一緒に寝ることになりました。しばらくは
ウィンドラギルドにいることにしたそうです。
さて、明日からシルバルトさんが指定した
ダンジョンに挑む日々が始まりそうですが・・・・・・
私も頑張らないといけませんね!
というわけでそろそろ寝ます。おやすみなさい。
それにしても今日はやっと女子会ができて
楽しかったです!』
ピカノンは持参した日記帳に
今日の出来事を一通り書き込むと
ベッドに横になった。
次の日の朝・・・・・・。
「さ、まずはオウキツシティに向かうぞ。」
とカゲロウは僕達に向かって
朝の挨拶をした後、微笑みながらそう言った。
「そのあとダンジョンに行くわけだから、冒険の
準備はここやオウキツでしっかりしていった方が
いいかもね。」
と僕はカゲロウやメンバー全員に向かって
そう提案したのだった・・・。
その③に続く