Nicotto Town


✪マークは作り話でし


アトリエ

銀座三丁目をたどる。
駅前通りを横道へそれ、
さらに路地を一本入った突き当りにあるアトリエ。
古びてはいるけど頑丈なテッコンキンクリートのビル、
私の古い変人の仕事場だ。
郵便受けは手作りの鬼太郎の家みたいな形をしてる、
その横の呼び鈴は天使のお尻をかたどっている。
どうせなら若い女性の胸のほうが萌えるのだが、
さすがにちょっと趣味が違うか。
扉は味わいのある白に塗り替えられてる、
中に入ると奇妙な絵たちが迎えてくれる。
とにかく馬鹿でかい絵だ、
いつも思う飲み込まれるのかと。
家具は少なめでロータイプの椅子とテーブル、
両脇に引き出し付きの小机ぐらいだ。
その上にはどこのメーカーかわからないステレオ、
そこから流れてるブラックミュージック。
天井の照明はランプ式、
さすがに内部はLEDになっている。
窓は大きく、
天井から床まで届く木製のブラインド。
窓の外には小さなベランダと白に橙色のシャツ、
洗い立てだが絵具をたくさん含んできれいに見える。
宵闇が迫る時間、
ここから見るネオンサインはお気に入りだ。
今日もゆっくりと彼が淹れてくれたコーヒーを飲みながら、
時間旅行をしましょう。

アバター
2018/02/14 21:16
時間旅行ができそうな場所、心地いい空間なんですね^^
私もコーヒー飲みながら~旅したいな
アバター
2018/02/14 17:38
ホッとする空間なのかな
アバター
2018/02/14 07:17
ん? 創作のお話し? 実話のこと?
いやいや、ブラしゃんの文章を、三丁目辺りでしょ?どの筋だろう?
とか、リアルに確認しようなどと思ったら、時間旅行のパンフレットすら
開けないよね ^ - ^;
アバター
2018/02/13 15:49
|ω・`)見たいような怖いような。。。

連れて行って下さいな

呼び鈴をナデナデしてみたい

アバター
2018/02/12 22:19
ブラボーさんのお友達は、ユニークな方が多くて、楽しいですね^^

不思議なアトリエは、どこか懐かしい郷愁を感じます
遠い昔、行ったことがあるような~~

時間旅行、楽しめましたか(*^_^*)
アバター
2018/02/12 21:50
不思議な空間に引き込まれそうな怪しげなアトリエ。
だけど覗き見せずにはいられない好奇心が頭をよぎる。
奇妙な絵にお目にかかりたくもある。想像に任せて。



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