Nicotto Town


連続冒険小説 霊験導師わむたん


巨神ガンマーワン(9)

「えっ!私に超能力があるの?」

真鈴はぽかんとしている。

海獣イプシロンツーの金属はくるくると回転すると、指輪の姿に変わった。

そしてその指輪は真鈴の元に飛んで来ると、真鈴の指にはまった。

ーマリンちゃん、タケルくんの傷に手をかざしてみてー

真鈴は猛の腕の傷に手をかざし治れと念じてみた。

真鈴の手の平から輝く星の光が現れた。それは流れる光になって溢れ出し腕を包み込んだ。

なんと!猛の傷口がふさがって消えて行くではないか!

「あ・・・出来ちゃった。」

真鈴は自分でも驚いている。

ータケルくん!あなたの持っている超能力は念動力よ!集中するのよ!-

海獣イプシロンツーの指輪が猛に叫んだ。

猛は両手を下に下げるとそこから×型に手を組んだ。

頭から雑念を振り払い集中した。

ガタガタガタ・・・

道路脇に止まっていた自動車が振動し出した。

尚も猛は集中した。

自動車が宙に持ち上がって行く。

そしてそのままサイバーキラー493号に向かって飛んで行った。

「ア、ア、アーーー!」

サイバーキラー493号は不意を突かれて、自動車の下敷きになってしまった。

ドガーーーーーーーーン!!!

自動車のガソリンに引火して燃え上がった。

「ギャーーー!!!」

サイバーキラー493号の体に火が移り、燃え尽きた。

ータケル!良くやったっぽ!-

メガインセクト101号を倒した巨神ガンマーワンの金属が飛んで来た。

ーこれから一緒に戦うっぽー

巨神ガンマーワンの金属はくるくる回転すると、ペンダントに変わって猛の首にかかった。



(お願い:他にも公開していない小説をたくさん書いていまして順次パブーなどでペンネーム☆千葉広明☆名義で電子書籍化販売予定なので、くれぐれもコピーはしないで下さい。作品の模倣、一部の複写等の行為はご容赦下さい。模倣、一部の複写などが確認された場合、図らずしも法的対象になりますのでご注意下さい。☆この作品の著作権は千葉広明プロダクションに帰属します。)




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