巨神ガンマーワン(9)
- カテゴリ:自作小説
- 2018/02/05 11:56:14
「えっ!私に超能力があるの?」
真鈴はぽかんとしている。
海獣イプシロンツーの金属はくるくると回転すると、指輪の姿に変わった。
そしてその指輪は真鈴の元に飛んで来ると、真鈴の指にはまった。
ーマリンちゃん、タケルくんの傷に手をかざしてみてー
真鈴は猛の腕の傷に手をかざし治れと念じてみた。
真鈴の手の平から輝く星の光が現れた。それは流れる光になって溢れ出し腕を包み込んだ。
なんと!猛の傷口がふさがって消えて行くではないか!
「あ・・・出来ちゃった。」
真鈴は自分でも驚いている。
ータケルくん!あなたの持っている超能力は念動力よ!集中するのよ!-
海獣イプシロンツーの指輪が猛に叫んだ。
猛は両手を下に下げるとそこから×型に手を組んだ。
頭から雑念を振り払い集中した。
ガタガタガタ・・・
道路脇に止まっていた自動車が振動し出した。
尚も猛は集中した。
自動車が宙に持ち上がって行く。
そしてそのままサイバーキラー493号に向かって飛んで行った。
「ア、ア、アーーー!」
サイバーキラー493号は不意を突かれて、自動車の下敷きになってしまった。
ドガーーーーーーーーン!!!
自動車のガソリンに引火して燃え上がった。
「ギャーーー!!!」
サイバーキラー493号の体に火が移り、燃え尽きた。
ータケル!良くやったっぽ!-
メガインセクト101号を倒した巨神ガンマーワンの金属が飛んで来た。
ーこれから一緒に戦うっぽー
巨神ガンマーワンの金属はくるくる回転すると、ペンダントに変わって猛の首にかかった。
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