friend-名も無き物語-第19章 その③
- カテゴリ:小説/詩
- 2018/02/04 15:35:53
friend-名も無き物語-第19章 その③
「ピカノンちゃんすごいはしゃぎようね。
ワラビちゃんも最初は少しご機嫌ナナメだった
けどもう治ったみたいだし。」
とミスティアは微笑みながら上機嫌な
ピカノンに向かってそう言った。
「えへへ・・・・・・。迷惑かけてごめんね?」
とワラビは照れ笑いながら上機嫌な
ピカノンとミスティアに向かってそう謝った。
「いいわよ。気にしてないから。たまには
こうやって女の子同士でゆっくり過ごすのも
いいわね。私も楽しかったよ。」
とミスティアは笑顔でワラビに向かってそう言った。
「さてと、あとは冒険頑張ってくれている
カゲロウ君たちのためにお土産をもう1つくらい
買ってあげようかな・・・・・・。」
とミスティアは微笑みながらピカノンと
ワラビに向かってそう提案した。
「・・・って・・・・・・何かあのポケモンこっちを
見続けているような・・・・・・。」
とミスティアは、ワラビ達を見続けている
1匹のルカリオに気がつくとそう言った。
???
「・・・・・・やはり・・・・・・ワラビか・・・・・・!」
とルカリオはワラビを見るなり
そう言って近づいてきた。
「だ、誰・・・・・・?」
とミスティアはワラビのいる方に近づいてきた
ルカリオに向かって訝しげにそう訪ねた。
「パパ!!」
とワラビは少し驚いたように
近づいてきたルカリオを見るなりそう叫んだ。
「パパ!?」
とミスティアは近づいてきたルカリオを見て
驚いたようにそう言った。
「パパ!!パパ!!凄く久しぶりだね!!」
とワラビはうれしそうに笑顔でルカリオに近付くと
周りをピョンピョン跳ね回りながらそう言った。
???
「おおっ!やはりワラビだったか!この前の
報道を聞いてまさかとは思ったが・・・・・・しかし
また大きくなったなぁ。」
とルカリオはワラビの頭をナデナデしながら
優しそうに微笑むとそう言ってきた。
「ポケモンは年をとってもあんまり大きくは
ならないでしょ!」
とワラビは笑顔のままルカリオにそうツッコむ。
???
「はっはっは。こりゃ娘に1本取られたな。」
とルカリオはワラビの頭をナデナデしながら
優しそうな笑顔でワラビに向かってそう言ってきた。
「えへへへ~。」
とワラビはルカリオに頭をナデナデしてもらい
少し照れくさそうに笑った。
「・・・楽しそうですね。あの2匹。」
とピカノンがルカリオとワラビの2匹を見て
微笑みながらミスティアに向かってそう言った。
「いや~、まさかこんなところでワラビちゃんの
お父さんに出会うとは・・・・・・。」
とミスティアはまだ驚きを隠せない様子でそう言った。
???
「・・・・・・さて、そこの2匹のポケモンはラジオで
聞いたワラビと一緒に探検してくれているお仲間さんかな?」
とルカリオは優しそうに微笑みながら
ミスティア達2匹に向かってそう言ってきた。
「あっ、はい・・・・・・。」
とミスティアは驚きながらも慌ててルカリオに
そう返事を返した。
???
「初めまして。私はシルバルト。
ワラビの父親だ。」
とミスティア達2匹に向かってシルバルトと
名乗ったルカリオはミスティア達2匹に向かってそう言ってきた。
「私の娘がいつも世話になっているようだね。
どうもありがとう。」
とシルバルトはミスティア達2匹に向かって
そうお礼を言ってきた。
「あっ、ど、どういたしまして・・・。」
とミスティアは慌てながらシルバルトに向かってそう言った。
「はっはっは。そんなに固くならないでくれ。
別にクレームをつけに来た訳でもないんだしな。」
とシルバルトは固くなっているミスティアに向かって
笑顔でそう言うと続けて、
「・・・私は普段旅をしているからこの子に会う事が
滅多になくてね・・・・・・よければ色々と話を
聞かせてくれないか?」
とシルバルトはミスティア達2匹に向かって
優しくそう言ってきた。
「もちろん!ねっ、ミスティアさん!」
とピカノンがシルバルトに向かってそう言った後、
固くなっているミスティアに向かって、
微笑みながらそう言った。
「あっ、えっ、私!?」
とミスティアは焦ってしどろもどろになりながら
ピカノンに向かってそう言った。
「だって今このメンバーの中ではミスティアさん
がリーダーポジションじゃないですか。
どうするかの最終判断は貴方がすべきです。」
とピカノンは固くなっているミスティアに向かって
笑顔でそう提案してきた。
「いや別に私はリーダーって役柄じゃあ・・・・・・。」
とミスティアはピカノンに向かって
そう言うと続けて、
「・・・まあそれはおいておいて、私もいいですよ。
私達でよければお話に付き合います。」
とミスティアはシルバルトに向かって
微笑みながらそう言った。
「ありがとう。ただ、こんな道のど真ん中で
立ち話するのも何だし、ウィンドラギルドのエントランスロビーに
あるカフェ『マッスグマ亭』で話さないか?」
とシルバルトはミスティア達3匹に向かって
そう提案してきた。
「私達ももうギルドに戻るつもりだったので
構いませんが・・・・・・その前に少し用事を済ませて
いいですか?」
とミスティアはシルバルトに向かってそう訪ねた。
「勿論大丈夫だ。なら私も付き添って構わない
かな?娘ともっと話していたいんでね。」
とシルバルトはミスティアに向かって
優しく微笑みながらそう言ってきた。
「大丈夫ですよ。それじゃあ行きましょうか。」
とミスティアはシルバルトに向かって
微笑みながらそう言ってギルドの方へ歩き出した。
一方、カゲロウ達は・・・・・・。
「やあ待たせてごめんね。」
と親方のウォーラルは湖から先に出て来た僕達達3匹の
いる方に向かって走ってくるとそう言ってきた。
「何かあったんですか?」
とカゲロウは親方のウォーラルに向かって
そう問い掛けた。
「いやいや、ちょっとアグノムへのお礼の挨拶が
長くなってしまってね。」
と親方のウォーラルは心配そうに問い掛けてきた
カゲロウに向かって笑顔でそう言うと続けて、
「それじゃあ、みんな今日は調査ご苦労様。
とりあえずウィンドラギルドへ戻ろうか。」
と親方のウォーラルは僕達達3匹に向かって
笑顔でそう言うと更に続けて、
「それと、今日のお礼に何かみんなにプレゼント
したいな。」
と親方のウォーラルは僕達達3匹に向かって
笑顔でそう言ってきた。
「いや、そこまでしていただかなくても・・・・・・。」
と僕は親方のウォーラルに向かって
恐縮しながらそう言ったのだった・・・。
その④に続く