銀河鉄!
- カテゴリ:自作小説
- 2018/01/30 00:40:00
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空がとても青く澄んでおりました。
私とさえちゃんが、静かに駅舎に座っておりますと
駅長さんが話しかけてきました。
「お客さん方も、銀河鉄道のうわさ、聞いていらしたんですか?」
「なんですか?それは」
私たちは次の列車の到着まで、随分退屈しておりましたので
ついつい駅長さんの話に乗ってしまいました。
「あの空をね、登っていく白い列車があるらしいんです。私は9年ここで駅長をやってますが、ついぞ見たことはないのですよ。」
私はあきれて駅長さんをまじまじと眺めました。
・・・よく見たら、犬じゃんw**もとい
「見たこともないものを、駅長さんともあろう方がそんなに真剣に語るものではありませんよ。なにか笑い飛ばせないわけでも?」
すると駅長は駅舎の屋根を指さしました。
「ほら、あんなふうに、駅舎の屋根には鉄のみなさんが集まっていつもにぎやかなのですよ。」
確かに10名近い人々が、駅舎の屋根の上に集会の時の猫のように、行儀よくただずんでいるのが見えました。
その時です。屋根の向こうに、ほんとうに微かに白い線路と列車のかげが見えたのです。
列車は、音もなく天上の一点を目指して登っていくように見えました。
「どうして、私には見えないのでしょうねw」
駅長さんはそう言って寂しそうに肩をすくめ、大きい帽子を深くかぶりなおしたのでした。
誘ってくれてありがとう
まだ行ってないみたい・・・
はやくいかなくちゃ・・・
また忘れてしまうわぁ
ジョバンニやカムパネルラを思い出すね^^