『シックス・センス】(1999)
- カテゴリ:映画
- 2018/01/21 23:39:11
◆概要
ある時マルコムの家に、かつての患者であった青年が押し入って来る。
「自分を救ってくれなかった」と訴える青年の放った銃弾により、マルコムは倒れた。
その後、この精神科医のマルコムと、その患者である少年・コールとの物語が始まる。
少年コールは、特殊な症状を訴えており、自宅や教会等の日常の場所でマルコムのカウンセリングを受ける。
並行してマルコムは、妻との行き違いに苦悩する姿が描かれている。
そして冒頭で流れたこの一説
「この映画にはある秘密があります。まだ映画を見ていない人には、決して話さないで下さい」
この煽り文句を探して目を凝らすことになる。
◆感想(ネタばれあり)
シックスセンス:超感覚的知覚(Extrasensory perception、ESP、超能力の一種)が 類義語とある。
少年にはどんな能力があるのか、感の働く人なら見る前からお見通しなのであろう。
しかし、そればかりに気を取られていると惑わされることになる。
中盤から気になり始めるのは、妻との行き違いである。
よく見ると、決して夫マルコムに対して反目する感情があるわけでもないのに眼中に入れていない。
同じ画面に収められていても、少年コールとの会話があるのに妻とはそれがないのだ。
ここで真相に触れるが、この精神科医のマルコムは映画の冒頭にあった青年を救えなかったことを酷く悔やんでいる。
そればかりか仕事に毎日を捧げて、妻とも十分な会話が持てなかった事もだ。
此の世に思いを残すってどういう事なのだろうか。
一つ思うんだけど、それはきっと自分のためではないと思うのです。
ある日少年コールの能力について知らされたマルコムは、アドバイスをした。
「きっと話を聞いて欲しいんだよ」
少年は、その能力により現れた姉の話から、その妹の危機を救ってあげる。
また、能力を打ち明け母親の心残りであった死んだ御祖母さんとの行き違いを解消させる。
ラストシーンですべてを悟ったマルコムは、コールのアドバイス通り寝ている妻に話しかけて終わる。
思いが成就したとき、そこには溢れるばかりの光が注いでいるのでしょう。
コメントありがとうございます。
>途中で背中見せるシーンがあったのですが
>その時はその痕跡がないんですよ。
なるほど、そう言われてみればそうですね。
それだと、いくら何でもネタばれなれなので、仕方なくああしたんでしょうね。
似たような映画に、レオナルド・ディカプリオ主演の『シャッター・アイランド』というのがあります。
こちらもラストでどんでん返しがあるのですが、主題が行き過ぎた治療の社会批判にあるみたいですね。
なので、純文学的な人の内面をえぐるようなものでない、そう感じたため感想は難しいです。
ただのサイコパス・サスペンス・スリラーと言ってしまうとそれまでだが、なかなか考えさせられる映画ではありました。
制作スタッフの中に日本人がいるので、あちらのモンスターではなく
日本人的感覚の幽霊になったのではないかと言われています。
最後は、驚きましたね。でもね、途中で背中見せるシーンがあったのですが
その時はその痕跡がないんですよ。だからちょっと引っかかりを持ちましたw
お気遣いありがとうございます
こんなこと言ったら何ですが
浅間山じゃなくてよかったです
この山は有史以来2回も大災害を持たらしてますんで
お見舞い申し上げます。
>「アマデウス」と「A.I.」
ですね、「A.I.」はよく見ると子役さんが同じなのですね、記憶があります。
「アマデウス」のほうは遠い昔に見たって感じでよく覚えていない。
機会があったらまた見てみましょう。
ありがとうございました。
因みに、残り2本は、「アマデウス」と「A.I.」です。(*^^*)
ブログにコメントをありがとうございました。