friend-名も無き物語-第15章 その①
- カテゴリ:小説/詩
- 2017/12/12 21:39:00
friend-名も無き物語-第15章 その①
ーfriend-名も無き物語-第15章 勇気の使い方ー
「!?」
カゲロウは副親方であるモフラウドの
姿の変貌を見て驚いていた。
「こ、これは!?」
とミスティアもメガシンカした副親方の
モフラウドを見て驚くとそう言った。
「モフラウドさんの姿が・・・・・・!」
とピカノンもメガシンカした副親方の
モフラウドを見て驚くとそう言った。
「わぁ~!もっともふもふになった!」
とワラビはメガシンカした副親方のモフラウドの
姿を見て目を輝かせてそう歓声を上げた。
「メガシンカ・・・!!」
と僕は副親方のモフラウドを見て
驚きながらそう呟いた。
こうして僕達と副親方のモフラウドとの
戦いは佳境に入る。
僕達とメガシンカした副親方のモフラウドとの
バトルは、メガシンカしたモフラウドの
圧倒的な防御力と技「いやしのひかり」からの
「ハイパーボイス」を受けて
ミスティア以外のメンバー全員が
戦闘不能になるなどかなり苦戦したが
大量の回復アイテムと
今さっき会得した電気属性共有技
「スクエアビーム」を繰り出し何とか
メガシンカした副親方のモフラウドを打ち倒した!!
かくして僕達と副親方のモフラウドとのバトルは、
辛くも僕達が勝利したのだった。
「メガシンカした私を打ち負かしましたか・・・。」
とメガシンカしている副親方のモフラウドが
僕達に向かってそう言ったかと思うと
モフラウドの身体をまた眩い光が包み込み、
眩い光が収まるとモフラウドは元の姿へと
戻っていてその場に崩れ落ちるように倒れた。
「・・・まいりました。あなた達はやはり信頼関係が
深いようですね。これからの活躍、期待して
いますよ。」
と副親方のモフラウドがその場に
立ち上がると僕達に向かってそう言った。
「ところで・・・・・・今の現象は・・・・・・?」
とカゲロウが副親方の
モフラウドに向かってそう言った。
「メガシンカ・・・ですよね?」
と僕は副親方のモフラウドに向かってそう訪ねた。
「知っているのか?セイヤ。」
とカゲロウが僕に向かって
そう訪ねてきたので僕は、
「断片的に、だけどね。」
とカゲロウに向かってそう言うと続けて、
「メガシンカはポケモンに備わった潜在能力を
引き出し、最大限に発揮するための能力・・・・・・
いわゆるリミッター解除みたいなものだ。」
とカゲロウに向かってメガシンカの
情報を教えると続けて、
「ただし全てのポケモンができるわけではなく、
一部のポケモン・・・しかも特定の条件を満たした
ポケモンに限られるらしい。」
とカゲロウに向かってそう言うと続けて、
「ただ、そのメカニズムは世界によって違う
らしく、どういう力がきっかけでメガシンカが
起こるかはよくわかっていない。」
とカゲロウに向かってそう言うと更に続けて、
「ただ、『メガストーン』という特別な石が
メガシンカするためのエネルギーの塊である、
というのは共通しているようだけどね。」
とカゲロウに向かって
そう言うと副親方のモフラウドが、
「よく知っていますね。その通りです。」
と僕に向かってそう言うと続けて、
「ただし、メガストーンを持っているだけでは
メガシンカはおきません。そのメガストーンの
力を解放する別の力が必要なのです。」
と僕に向かってそう言うと更に続けて、
「それが何なのかは多数の例があるため今の所、
定かではないとされています。」
と僕達に向かってそう言った。
「モフラウドさんは何でメガシンカできるの?」
とワラビが副親方のモフラウドに向かって
そう訪ねるとモフラウドは、
「私もなぜメガシンカができるのは謎ですが、
考えられるとしたら『自身が潜在能力を自由に
引き出せるようになった』かあるいは・・・・・・、」
と僕達に向かってそう言うと続けて、
「『絆』『信頼』『忠誠心』・・・・・・ギルドの仲間
達や親方様との『信じる』という強い気持ち
からではないかと考えています。」
と僕達に向かってそう言った。
「ねえねえ!わたしはメガシンカできるの?」
とワラビが副親方のモフラウドに向かって
目をキラキラと輝かせながら
そう訪ねるとモフラウドは、
「そうですねぇ・・・・・・確かあなた達の中で現在
メガシンカが確認されている種族は、クチート
であるワラビちゃんだけですね。」
と目をキラキラと輝かせている
ワラビに向かってそう言った。
「ホント!?」
とワラビは目を一層キラキラと輝かせながら
副親方のモフラウドに向かって
そう訪ねるとモフラウドは、
「頑張って実力をつけていけば、あなたにも
メガシンカできる機会が来るかもしれませんね。
頑張ってください!」
と目を一層キラキラと輝かせている
ワラビに向かってそう言った。
「はい!!」
とワラビは副親方のモフラウドに向かってそう言った。
「それでは一度親方様の所へ参りましょう。
例の物の準備ができたそうです。」
と副親方のモフラウドは僕達に向かってそう言った。
「例の物・・・・・・ってなんです?」
とカゲロウが副親方のモフラウドに向かって
そう訪ねるとモフラウドは、
「それは見てからのお楽しみですよ。
さ、行きましょう。」
と僕達に向かってそう言った。
僕達は副親方のモフラウドの案内で
親方様の部屋に戻ってきた。
「みんなお疲れ様。モフラウドとの戦いで
把握できたかどうかはわからないけど、君達は
さらに多くの合体技が繰り出せるようになった。」
親方様の部屋に戻ってきた僕達に向かって
親方のウィンドラはそう言った後続けて、
「多くのTPのチャージが必要だけど、どの技も
通常の技よりも強力だから今後も力を合わせて
是非使いこなせるようにしてほしい。」
と僕達に向かってそう言うと続けて、
「さて、長々と待たせてしまったが、私からの
お礼を用意しておいた。」
と僕達に向かってそう言うと更に続けて、
「用意しておいた場所にメルトラムがいるから、
彼に説明を頼んである。そこまで案内しよう。」
と親方のウィンドラは僕達に向かってそう言った。
僕達は親方のウィンドラの案内で
メルトラムが待っている場所に向かった。
「やあみんな。今日はご苦労様。さて、
これがウィンドラ親方からの君達へのお礼だよ。」
とメルトラムが僕達に向かってそう言った。
しかしどう見ても彼がお礼の品を持って
いるようには見えなかった。
「これ・・・・・・って、何も持ってないように
見えますが?」
とミスティアがメルトラムに向かって
そう言うと彼は、
「ははは。違う違う。お礼っていうのは
この部屋のことなんだよ。」
とメルトラムが僕達に向かって
笑顔でそう言った。
「えっ!?この部屋ですか!?」
とミスティアがメルトラムに向かって
そう言うと驚きながら自分達が今いる部屋を
キョロキョロ見回していた。
「うん。君たちが過ごしやすいようにと思って
わざわざ用意してくれていたんだよ。今僕も
この部屋の整備を手伝っていた所なんだ。」
とメルトラムは僕達に向かって
そう言ったのだった・・・。
その②に続く