Nicotto Town


シグキーリア


friend-名も無き物語-第14章 その③


   friend-名も無き物語-第14章 その③

  ???
 「おっ、いたいた。君達がフィクル君の言って
 いたカゲロウ君達だね?」
 と親方様の部屋の扉を勝手に開けて
 親方様の部屋の中に入ってきた
 1匹のヌメルゴンが僕達に向かって
 そう言ってきた。
 「え、ええ、そうですけど。」
 とカゲロウが親方様の部屋に入ってきた
 ヌメルゴンに向かって
 たじろぎながらそう言った。
 「フィクルさん、このポケ誰?」
 とワラビがフィクルに向かって
 そう訪ねると彼は、
 「以前海岸遺跡でお会いした時に電話がかかって
 きて説明したと思いますが・・・この方が私が
 付き従っているポケモンです。」
 とフィクルは僕達に向かって
 そう言ってきた。
 ???
 「ボクはメルトラム。よろしくね。」
 と僕達にメルトラムと名乗った
 ヌメルゴンは僕達に向かって
 そう言うと続けて、
 「・・・・・・うん。中々見所がありそうな面構え
 じゃないか。今後が楽しみだね~。」
 とメルトラムは僕達に向かって笑顔でそう言った。
 「(なんでだろう、既視感がする・・・。)」
 メルトラムの様子を見ていた僕の頭の中を
 一瞬ウォーラル親方が駆け抜けていった。
 「・・・できればメルトラムさんももう少しカゲロウ
 さんみたいにしっかりしてくれると私としても
 嬉しいのですが・・・・・・。」
 とフィクルはヤレヤレといった
 表情でメルトラムに向かって
 そう言うと彼は、
 「あはは~きっついな~。別にしっかりして
 いないわけじゃないつもりなんだけどな~・・・。」
 と苦笑しながらフィクルに向かってそう言った。
 「まあこんな奴だが実力は結構高かったりする
 んだけどね。」
 と親方のウィンドラはメルトラムを見てから
 僕達に向かってそう言ってきた。
 「あはは~フォローありがとね親方。」
 とメルトラムは苦笑しながら
 僕達に向かってそう言った。
 「さて、やってもらいたいことというのは明日
 説明するから、とりあえず今日はゆっくり体を
 休めるといい。もうじき日も暮れるしな。」
 と親方のウィンドラは僕達に向かってそう言った。
 「私が部屋までご案内しましょう。」
 副親方のモフラウドが
 僕達に向かってそう言ってきた。
 「ありがとうございます。」
 とカゲロウは副親方のモフラウドに向かって
 そうお礼を言った。
 「あっ、私も行きますよ。それでは親方様、
 メルトラムさん、またあとで。」
 とフィクルは親方のウィンドラと
 メルトラムに向かってそう言ってきた。
 「うん。案内宜しくねフィクル君。」
 とメルトラムはフィクルに向かってそう言った。
 「・・・・・・で、どう思う?あの子達のこと。」
 僕達が副親方のモフラウドとフィクルの
 案内で親方様の部屋を出て行った後、
 親方のウィンドラはメルトラムに向かって
 そう訪ねると彼は、
 「まだ探検隊活動を始めてからそれほど期間は
 経っていないようだけど、結構な素質があると
 見た。」
 と親方のウィンドラに向かって微笑みながら
 そう言うと続けて、
 「・・・・・・ただ、それだけじゃない。彼らには
 まだ別の『何か』がある気がするんだ。」
 と親方のウィンドラに向かってそう言った。
 「そうか・・・・・・。」
 と親方のウィンドラはメルトラムに向かって
 呟くようにそう言った。
 「ところで親方、ひとつ頼みがあるんだけど・・・。」
 とメルトラムが親方のウィンドラに向かって
 そう言ってきた。
 次の日の朝・・・・・・。
 「どうしたんですか?セイヤさん。
 随分と疲れた顔をしてますが・・・・・・。」
 次の日の朝、ベッドから起きてきた
 僕の顔を見てピカノンが心配そうにそう言った。
 「・・・・・・なんかよくわからない夢を見ていた。」
 と僕はピカノンに向かって
 溜息をつきながらそう言った。
 「そうですか・・・・・・きっと疲れているんですよ。
 まだその身体に慣れきっていないんでしょうし。」
 とピカノンは僕に向かって
 優しくそう言ってきた。
 「原因それかなぁ・・・・・・。」
 と僕はピカノンに向かって
 深く溜息をつきながらそう言った。
 「まあ今からメルトラムさんから話があるような
 ので、また変な夢を見ないように眠らないように
 気を付けましょう。」
 とピカノンは僕に向かってそう言ってきた。
 「ああ・・・・・・うん。」
 と僕はピカノンに向かってそう返事を返した。
 「それでは早速本題に入るけど、君達は昨日
 親方にやってもらいたいことがあるって言われた
 よね?」
 とメルトラムが僕達に向かってそう言うと続けて、
 「それについての指導役をボクがやらせて
 もらうよ。」
 とメルトラムが僕達に向かって
 そう言ってきた。
 「メルトラムさんが?」
 とミスティアがメルトラムに向かって
 驚きながらそう言うと彼は続けて、
 「うん。親方にやらせてほしいって頼んだんだ。
 君達は素質があると見た。だからしっかりこの
 目で君達の実力を見たいと思ってね。」
 と僕達に向かってそう言ってきた。
 「素質・・・・・・ですか?」
 とカゲロウがメルトラムに向かって
 そう訪ねると彼は、
 「うん。君達は見たところ『心の波動』を
 使って合体技を繰り出せるようだね?」
 と僕達に向かってそう言ってきた。
 「はい。フェティールさんに教えてもらい
 ました。」
 とピカノンがメルトラムに向かって
 そう言うと彼は、
 「実は合体技は『心の波動』から繰り出される
 『みんなでアタック』等だけではないんだ。」
 と僕達に向かってそう言うと続けて、
 「仲間との結束が強ければ、色んな属性の
 エネルギーを共有しあって、強力な合体技を
 繰り出せるようになる。」
 と僕達に向かってそう言うと更に続けて、
 「だが、まだ君達はそのエネルギーを共有する
 術を持っていない。だからその術を各自習得
 してもらおうというのが親方の考えなんだ。」
 と僕達に向かってそう言ってきたのだった・・・。

                  その④に続く




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