巨神ガンマーワン(7)
- カテゴリ:自作小説
- 2017/11/25 07:29:42
猛は真鈴を自分の後ろに隠すように手を引っ張った。真鈴は猛の後ろで猛の暖かさを感じた。
サイバーキラー493号が両手を下に振ると。手がナイフの様な凶器に物質化した。
「イクゾ!」
サイバーキラー493号が高速で猛と真鈴をめがけて走って来た。そして猛にナイフの手の攻撃を繰り出した。
サッ、サッ、サッ
目にもとまらぬ素早さで手のナイフが空を切る。
猛は体ひねって除けていたが、一撃が左腕の学生服を切り裂き血が噴き出した。
「タケルくーーーん!!!」
真鈴が絶叫した。
猛は尚も真鈴をかばおうとサイバーキラー493号に向かった。
サイバーキラー493号は横に跳ぶと更に高速で手のナイフを突き出した。
今度は、猛の右腕から血が噴き出した。
ーこのままではやられてしまうー
猛はそう思った。
その時、天が再び輝いた。
巨神ガンマーワンの時と同じように、天から光が降りて来て空中に浮かんでいる。
ーマリンちゃん!私は海獣イプシロンツーです!あなたには治癒の超能力があるのよ!-
2つ目の意志を持つ金属が現れた。
真鈴も光の宇宙人の遺伝子を持っていたのである。
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